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熊井啓

クマイ・ケイ

著者プロフィール

(1930-2007)映画監督・脚本家。1930年、長野県生れ。1949年、旧制松本高校修了。1953年、信州大学文理学部卒業後、1954年、日活撮影所に入社。『霧笛が俺を呼んでいる』(1960)、『銀座の恋の物語』(1962)などの脚本を執筆。1964年、第一回監督作品『帝銀事件・死刑囚』を発表。以後、『日本列島』(1965)、『地の群れ』(1970)、『謀殺・下山事件』(1981)、『海と毒薬』(1986)、『日本の黒い夏 冤罪』(2000)などの社会派問題作をはじめ、『忍ぶ川』(1972)、『サンダカン八番娼館・望郷』(1974)、『天平の甍』(1980)、『千利休 本覺坊遺文』(1989)、『ひかりごけ』(1992)、『深い河』(1995)、『愛する』(1997)、『海は見ていた』(2002)などの文芸作品まで、幅広い作品を発表。監督作品数は現在までに19本を数え、そのほとんどが内外で多くの賞を受賞している。1995年、紫綬褒章受章。著書に『映画と毒薬』(キネマ旬報社)、『日本の黒い夏』(岩波書店)などがある。『黒部の太陽―ミフネと裕次郎―』の題材となった『黒部の太陽』(1968/三船プロ・石原プロ共同製作)は、監督生命を賭してまで監督・脚本に挑んだ超大作で、観客動員数733万人、興行収入16億円(現在の約80億円相当)を記録し、その年最大のヒット作となった。

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