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いま読んでる小説のこと、家についたら少し話そう。

yom yom vol.46 2017年10月号

(隔月1、3、5、7、9、11月第三金曜日発行)

756円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/09/15

発売日 2017/09/15
JANコード F803041
価格 756円(税込)
◆NEW SERIES
中江有里「残りものには過去がある」
結婚したこと自体が間違いだったのかもしれない――
夫婦の有り様を問う、連作短編

トミヤマユキコ「世界のαに関するカルチャー時評」
「呪い」を解く女 「呪い」と共存する男
*このコーナーはトミヤマユキコ氏、砂田麻美氏、円城塔氏が交代で執筆します。

◆SPECIAL STORY
花房観音「愛しの舞姫」
俺こそが、エリスを抱きたかった――。名作「舞姫」に感応する、官能の沼。

◆SERIES
成田名璃子「川越三姉妹の失恋」[最終回]
三女の若葉が経験する冬の出会い、そして薫の決断。四季に寄り添う恋物語、完結編。

藤井太洋「ワン・モア・ヌーク」[最終回]
さあ撃て。物の分からぬ戦車兵! 東京と道連れの死を選んだイブラヒム。その時、但馬は……

最果タヒ「暗闇くん/暗闇くん 別邸」[第3回]
停電した宇宙ステーションで読むための詩/海の詩/点描/氷の詩/おめでとう

三上 延「月の沙漠を 同潤会代官山アパートクロニクル」[第4回]
愛子が死んで、くやしい…… 泣き崩れたあの日から三十数年が経ち、八重は元気な孫たちの姿に目を細める。

中山七里「死にゆく者の祈り」[第3回]
調べるほどに不可解な裁判記録。答えの見出せぬまま、顕真は再び関根と対峙する――。

乾 緑郎「機巧のイヴ2 Mundus Novus」[第3回]
「来年の春には万博がある。きっと一緒に見て回ろう」。街の支配者は、眠り続ける「妻」に語りかける――。

吉野万理子「忘霊トランクルーム」[第4回]
君はいったい誰なんだ? 星哉が祖母の部屋で見つけた子どもの忘霊の正体は――。

早坂 吝「人工知能探偵AIアイのリアル・ディープラーニング」[第3回]
犯罪を見事解決した人工知能探偵。敗れた以相は、組織の秘密を暴くべく最深部へ足を踏み入れた。

青柳碧人「猫河原家の人びと」[第2回]
凶器は、「燃えるキャベツ」のようなもの?? 母が持ち帰ったとんでもない事件とは。

梶尾真治「Aクライ・プリンセス」[第6回]
「かいま会」のビジネス戦略を模索する栄子らの前に、なんとあの巨大不明生物が出現!?

柏井 壽「祇園白川 レシピ買います 小堀商店」第2回
焼肉激戦地・京都。時代の波に抗しきれず、肉の匠が店を閉じようとしていた――。

◆COMIC
ふみふみこ「愛と呪い」[第2回]
世界が滅ぶ夢のことは、誰にも言わない。

益田ミリ「マリコ、うまくいくよ」[第14回]
――未来と過去に知った気持ちで、わたしたちは今、つながれる。

◆CULTURE&COLUMN
新井久幸「読みたい人、書きたい人のための、ミステリ超入門」[第3回]
フェアとアンフェアの間

カレー沢 薫「モテる技術(仮)」[第3回]
もしかしたら、小学生からなら、やり直せるのかもしれない……陰キャ必読のモテコラム!

望木珠海「午前一時のノスタルジア」
最後のミスターレディたち

執筆者紹介/編集後記

*「犬も食わない」(千早茜氏×尾崎世界観氏)、「三人組にうってつけの迷宮 かがやき荘アラサー探偵局2」(東川篤哉氏)は本号休載です。

次号予告

編集長から

「らしさ」とどう向き合うか

 だいぶ前の話ですが新聞記者の方々と接する仕事をしていて、それが十年にもなろうという頃、どの社の記者か名刺を頂かなくても初見で想像がつくようになりました。だいたいですけど、嘘ではないです。
 もちろん皆さん個性ある人のはずですが、表情、物腰、言い回し、選ぶスーツの色味や靴のデザイン……そうしたところから滲み出てくる空気感は、部外者には明らかな偏りがあって、たとえば「ああ、日経の記者さんっぽいな」と分かるのです。

 その人が属する集団、つまりは社会によって、暗黙裏に要求される「らしさ」の問題というものがあります。女らしさ、男らしさ、妻(夫)らしさ、子供らしさ。そんなお仕着せの理想像に対して感じる息苦しさは、たとえ普段は意識していなくても、心を縛ったり考え方そのものを規定してしまったり。今号は編集作業を進めながら「らしさ」についていろいろ考えずにはいられませんでした。
 中江有里さんの新連載小説「残りものには過去がある」は、毎回違った女性を主人公にした結婚をめぐる物語です。やはり新連載の「世界のαに関するカルチャー時評」で、今号の執筆者トミヤマユキコさんが注目したのは、「呪い」を解く女と、「呪い」と共存する男の姿。ふみふみこさん、益田ミリさん、カレー沢 薫さんの連載にも、どきりとするところが色々と。

 藤井太洋さん「ワン・モア・ヌーク」と、成田名璃子さん「川越三姉妹の失恋」は最終回です。片や緊迫のクライマックス、片や感動の旅立ちをお楽しみ下さい。

 なお、次号(vol.47/12月号)では『読まずに死ねない哲学名著50冊』の平原卓さん、『響け!ユーフォニアム』の武田綾乃さんの新連載が始まるほか、澤村伊智さんや田中兆子さんの読み切り短編なども準備中です。
「yom yom」編集長 西村博一

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

yom yomとは?

世界はこんなにも様々な可能性に満ちているから。

「yom yom」はそんな物語の囁きを、あなたがこっそり聞きに来る雑誌です。あなたと一緒に歩いてくれる、あなたのための物語が、見つかる場所になりたいのです。それでお気に入りを読み終えたら、「しょうがない。明日も生きていってやるさ」とでも思っていただければ幸せです。注目作家の小説も詩もコミックも……文芸の「イマココ」に必ず出会えるボリュームたっぷりの文芸誌です。

yom yom

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