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yom yom vol.10の「小説検定」、挑戦して頂けましたでしょうか?
たくさんの方から解答をお送り頂きました。ありがとうございました。
vol.10の「今号のお題」の解答と解説を以下に掲載致します。ぜひご覧下さい。


問9 答 d
地下鉄東西線・早稲田駅の交差点近くにある坂を「夏目坂」という(現住所は新宿区喜久井町)。夏目漱石は一八六七年(慶応三)にこの坂上の家で生まれている。父は近辺の名主で、この坂の命名者だったという。


問10 答 c
著者の父は「高円寺銀座商店街」で乾物屋を営んでおり、のちに民芸品店に変えた。その後、阿佐ヶ谷駅南口のパールセンター商店街に移り、現在でも〈ねじめ民芸品店〉として営業している。なお、「高円寺銀座商店街」は、本作にちなみ「高円寺純情商店街」と改名している(公式サイトhttp://www.kouenji.or.jp)。


問11 答 c


問12 答 a、ウ
江戸川乱歩は一九一九年(大正八)、団子坂に〈三人書房〉という古本屋を開いた。「D坂の殺人事件」はその古本屋がモデルになっている。また、団子坂の上には一八九二年(明治二十五)から亡くなるまで森鴎外が住んだ〈観潮楼〉があり、現在は本郷図書館鴎外記念室となっている。


問13 答 c
庭の向こうが多摩川の堤防という一軒家に住む平和な家族が、ふとしたことから崩壊していく過程を描く。濁流とともに家が押し流される衝撃的なラストは、実際に起きた水害から生まれたという。


問14 答 d
谷中墓地はもともと天王寺の墓所であり、五重塔はその中にあった(幸田露伴『五重塔』はこの塔についての物語)。その隣に天王寺駐在所があり、『警官の血』の主人公はここに住み込む。五重塔は一九五七年(昭和三十二)に、放火により焼失した。


問15 答 c、イ
一九六四年(昭和三十九)の東京オリンピックに向って国中が熱狂しているなかで、それに水を掛けるような脅迫状が警視庁に届く。事件の進展とともに、東京が日々変わっていく様子が描写されている。同じ著者の『東京物語』は一九八〇年代の東京を、上京した青年の視点から描いたもの。『東京セブンローズ』の著者は井上ひさし、『ずばり東京』は開高健、『東京奇譚集』は村上春樹。

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