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【特集 ファンタジー小説の愉しみ】[読み切り小説]小野不由美/畠中恵/森見登美彦 [インタビュー]上橋菜穂子 映画「ライラの冒険」がやってくる [インタビュー]フィリップ・プルマン

yom yom vol.6

(季刊誌 年4回発売)

特別定価802円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2008/02/27

発売日 2008/02/27
JANコード 4910090190382
価格 特別定価802円(税込)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

yom yomとは?

どんなに親切な人に囲まれていても、やっぱりわたしはダメなんです。
友情や愛情や、絆やお金や、いろんなものを与えてもらい、時には自分から差し出してみたりもするのですが、わたしはいつも破れていて、温かなものは心からダダ漏れに漏れていってしまうのです。

それで自分の気持ちをもてあますと、わたしは物語を探します。
縁もゆかりもないはずの誰かの壮絶な戦いや、未来に人類が見つけ出す希望だとか絶望だとか、あるいは恋やら萌えやらに夢中で悶絶している少年少女……。そのままの自分が描かれるでなし、そして必ずしも幸せばかりの結末でもないのに、何で物語というものは、心を立て直してくれるのでしょう? 登場人物という人々は、わたしの丸まりきったこの背中を、さすって叩いて、伸ばしてくれるのでありましょう?

文字を覚えてからこの方、いや誰かに読み聞かせてもらっていたあの頃から、たくさんの物語に出会ってきたと思います。そして物語は、ああダメダメで困ったなどと呟く面倒くさいこのわたしに、幾度も見知らぬ世界を見せてくれました。
あるときは「なるほど、オトナになったらこんな恋とかしちゃうのね」と身の程知らずのドキドキを教え、またあるときは「がーん…自我崩壊! でも、でも、立ち上がるし!!」と若干キレ気味の元気を絞り出させる。しかしてその実体は、いつも困っているその人に、「世界はこんなにも様々な可能性に満ちているから。あなたの袋小路、そのうち出口できちゃいますから」と囁きかける、不思議な力を宿していると思うのですよ、物語というものは。

「yom yom」は、そんな物語の囁きを、あなたがこっそり聞きに来る雑誌になりたい。ダメな人と(ダメでしょ? あなたも)一緒に歩いてくれる、あなたのための物語が、見つかる場所になりたいのです。それでお気に入りの物語を読み終えたら、「まーしょうがない。明日も生きていってやるさ」とでも思っていただければ幸せです。

切れ味鋭い読み切り小説に加え、長編やシリーズ作品の掲載にも力を入れます。最近の文芸誌の流行に逆らうようではありますが、長いお話の面白さというのも、やっぱり捨て難い気がするのです。その分、この公式サイトでは、各作品のあらすじや登場人物の紹介に頑張ります。
それでは見知らぬ物語の世界へ、ようこそ――。

「yom yom」編集長 西村博一

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞