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次号から電子版に移行します。ありがとう!

yom yom vol.43

(隔月1、3、5、7、9、11月第三金曜日発行)

910円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/02/01

発売日 2017/02/01
JANコード 4910090190375
価格 910円(税込)
◆NEW SERIES
千早 茜×尾崎世界観「犬も食わない」
また間違えたかもしれない。でも後には引けない。だってもう、始まってる。千早茜×クリープハイプ・尾崎世界観が描く、不恰好でむき出しの愛。

成田名璃子「川越三姉妹の失恋」
優しい長女、花緒。中性的な次女、六花。内気な三女、若葉。蔵の街・川越の三姉妹が暮らす家に、父を亡くした十六歳の薫が居候することになって――。

吉野万理子「忘霊トランクルーム」
祖母が営むトランクルームの留守番をする十七歳の星哉は、不思議な女性に出会う。どうやら彼女は、預けられた物に憑りつく幽霊らしい。怖気づく星哉だったが――。

神田松之丞「“絶滅危惧職”講談師を生きる!」
聞き手・杉江松恋

扇子に張扇、汗だくで語る江戸の“お物語”。「講談師って何?」な人も絶対ハマる滅びかけの芸に人生を賭けたネクラ男子の革命的芸道論。

◆SPECIAL STORY
万城目 学「パーマネント神喜劇」[後編]
「地震を終わらせてください」。神社にやってきた小学生の美琴はそこで顔見知りの女の子と、黒縁メガネの男性に出会う――。

千早 茜「ゆきつり」
家と会社の往復で、気を抜けば「疲れた」と息を吐く日々。今日くらい俺は俺のために時間を使おう。……蟹、食いに行くか。旧友のいる、あの街に。

◆SERIES
谷 瑞恵「殻の祭壇」[第4回]
池畠は純の命を救ったのだという。なのに、どうして私の婚約者は見殺しにしたの。人の心の不可解さにふれて苦しむ夏樹へ、純はある特別な絵の額装を依頼する。

朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」[第3回]
終電でも帰らず、会社に住んで働く男・吾妻。でも貴方の仕事って、本当にそんなに大変? 皆を定時で帰したい結衣は、その実務内容に疑惑の目を向けた。

須賀しのぶ「夏の祈りは」[第3回]
女子マネの仕事は裏方の裏方。おにぎり作りやお茶出しもする。辛くてやめた子もいた。なのにこの苛酷な現場を手伝いに来るヤツがいる――。

蒼月海里「夜と会う。II」[第1回]
イザヨイの正体を知ってどこかぎこちない態度を取るようになった小野寺。彼が〈夜〉を憎み、〈夜刈り〉を始めた理由とは……。大人気シリーズ第二弾!

三川みり「もってけ屋敷の本の怪人」[第2回]
エロ本ならどうだ、中学生。もってけ! 大人びた同級生の翔矢は快く七曲の本を受け取った。しかし彼は、有季には思いもよらない出来事に巻き込まれていて……。

岡崎琢磨「春待ち雑貨店ぷらんたん」[第3回]
「この人が怒ったところを見たことがない」という巴瑠に、一誠の親友名倉友則は、彼が一度だけ本気で怒ったある出来事について語り始める。

梶尾真治「Aクライ・プリンセス」[第3回]
異界からの侵入者を撃退する“鎮め人”としての義務を果たすため、栄子は退社を決意するが……。スーパーヒロイン「Aクライ・プリンセス」がついに誕生!?

吉川トリコ「マリー・アントワネットの日記」[第4回]
デュ・バリー夫人が宮廷を去り、醜聞(ゴシップ)新聞の主役はあたし一人になったけど、でもあたしほらバカだから、あたし抵抗やめないから。

藤井太洋「ワン・モア・ヌーク」[第4回]
核による大規模虐殺を阻む者を次々排除するイブラヒム。政府、FBI、そして裏切り者のテロリスト・但馬。策謀が交錯する爆発時刻まであと四十八時間――。

◆COMIC
益田ミリ「マリコ、うまくいくよ」[第11回]
――“知っている私”のくり返しが望んだ未来だったのかな。

◆ESSAY&COLUMN
押見修造「表紙のBACK STORY」
トミヤマユキコ「雨宮まみのいない東京」

◆PRESENTATION
「中高生のための新潮文庫ワタシの一行大賞」受賞作発表[第4回]
選考委員:角田光代

エブリスタwith yomyom
「1万字小説を書いて『yomyom』編集長に読んでもらおう! コンテスト」
結果発表

◆FEATURE
宮部みゆきデビュー30周年特別企画
中谷美紀ロングインタビュー
新潮文庫収録全作品一挙紹介

執筆者紹介/編集後記

この号の誌面

編集長から

yom yom紙版は冬号が最後、5月から電子版に移行します

 本誌は次号から電子版に移行します。〈amazon〉〈honto〉〈紀伊國屋書店BOOK WEB〉といったオンライン書店で販売する、電子書籍の雑誌です。配信解禁日は5月19日の金曜日、以後、毎奇数月の第三金曜日が発売日。
 創刊から10年、たくさんの素晴らしい作品に出会うことができました。これも読者の皆様、作家の皆様、そして読者と作品の出会いの場を作り続けて下さった書店様のお陰と、心より感謝しております。
 紙で読むという慣れ親しんだ姿には愛惜の念もありますが、新しい試みと一緒に訪れるに違いない、新しい発見への楽しみも高まります。刊行ペースはこれまでの季刊から隔月刊にアップ。つまり、面白い作品をもっとたくさん載せられるのです。

 思えば雑誌コーナーではなく文庫売り場で販売し、イメージキャラクターを積極的に活用したyom yomは、2006年12月の創刊時から「新しい文芸誌」そのものでした。こうしてまた変化するのも、とてもyom yomらしいあり方です。
 もちろん、これからも文芸のよき伴走者でありたいという我々の願いは変わりません。電子書籍の形になっても、どうぞ変わらぬご愛読をお願い申し上げます。

 さて紙版の最後とはいえ、冬号はまったくお休みモードではありません。なぜなら、新連載を4つも始めてしまうから、なのですよ。

【新連載(1)】千早茜×尾崎世界観「犬も食わない」
小説すばる新人賞、泉鏡花文学賞、島清恋愛文学賞と著名文学賞を次々に手にしている絶対目が離せない作家ナンバー1の千早さんと、初の小説『祐介』もベストセラーとなったロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観さんが小説を共作するという、これはもう大変に攻めてる作品です。共作といっても、お二人がひとつの文章を一緒に書くわけではありません。なんと申しますか、千早さんと尾崎さんのコール・アンド・レスポンス? 第一印象最悪で出会った一組の男女に流れる時間を、女性サイドから千早さんが、男性サイドから尾崎さんが、それぞれのパートで描き重ねる予定です。文中に挿入される写真も、尾崎さん撮影。

【新連載(2)】成田名璃子「川越三姉妹の失恋」
美しい蔵の街として親しまれ、「小江戸」とも呼ばれる埼玉県の川越。ここを舞台にした情感豊かな物語を、『東京すみっこごはん』の成田名璃子さんが綴ります。和カフェを切り盛りする三姉妹の家に、突然、同居することになった16歳の少年。父を亡くしたばかりの彼は根深い女性不信にとらわれていて……。優しい長女、少し口の悪い次女、引っ込み思案な三女と、「だから女は嫌なんだ」と内心で毒づく薫くんの手探りの共同生活が始まりました。

【新連載(3)】吉野万理子「忘霊トランクルーム」
祖母が営む湘南のトランクルームの留守番をすることになった星哉は、不思議な女性に出会います。どうやら彼女は、預けられた物に憑りつく幽霊らしい――。存在すら忘れ去られた品物に、かつて誰かが込めた強い気持ち。それに思いを馳せる17歳は、普段はきれいなお姉さんが大好きなもう超いまどきの少年なのですけれども、次第に自分以外の誰かに向かって心を開くことを知るようです。「チーム」シリーズなど児童書のジャンルでもヒット作が続く吉野万理子さんならではの、楽しくて繊細な筆致が光ります。

【新連載(4)】神田松之丞「“絶滅危惧職”講談師を生きる!」
神田松之丞さんは、演芸ファンならずとも、いま注目しておいて絶対に損のない人です。張扇で勢いをつけながら江戸(だけじゃないですけれども)の“お物語”を語る講談師。いまでは「滅びかけ」になってしまったこの生業に、なぜか人生を賭けた男の革命的芸道論が一気に語り下ろされます。短期集中連載第1回は「『ダメ前座』の烙印」。ネクラなのに反骨心に溢れた矛盾だらけの精神に聞き手として巧みに光を当ててみせるのは、自らも落語公演のプロデュースなどを手がける異色の書評家・杉江松恋さんです。

 新連載は以上ですが、ほかにも万城目学さんの短編「パーマネント神喜劇」(後編)や、宮部みゆきさんのデビュー30周年特別企画(ドラマ版「模倣犯」主演の中谷美紀さんインタビューなど)、あるいは小説投稿サイト「エブリスタ」とのコラボレーション企画「1万字小説を書いて『yom yom』編集長に読んでもらおう! コンテスト」の結果発表など読みどころ満載です。
 自信をもってお勧めできる充実の誌面をお楽しみください。

「yom yom」編集長 西村博一

次号予告

2017年6月号、つまり電子書籍化第1号は、5月19日金曜日の発売です。
三上延さん、カレー沢薫さんほか、新連載が盛りだくさん。
その後は毎奇数月第三金曜日に配信開始の隔月刊、各電子書店にてお買い求めください。
文芸誌の新時代にエンジン始動!

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

yom yomとは?

世界はこんなにも様々な可能性に満ちているから。

「yom yom」はそんな物語の囁きを、あなたがこっそり聞きに来る雑誌です。あなたと一緒に歩いてくれる、あなたのための物語が、見つかる場所になりたいのです。それでお気に入りを読み終えたら、「しょうがない。明日も生きていってやるさ」とでも思っていただければ幸せです。注目作家の小説も詩もコミックも……文芸の「イマココ」に必ず出会えるボリュームたっぷりの文芸誌です。

yom yom

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