超弩級作家の全小説作品をすべて新訳・訳し下ろし・改訳で刊行
濃密で広大、圧倒的な文学の冒険へ――。
現在の世界文学を代表する、突出した天才作家トマス・ピンチョンを一言で語る言葉はなかなか見つかりません。50年近いキャリアで長篇わずか7作という極端に寡作の超人気作家。無闇なギャグで読者を爆笑させる一方、無数の研究書が上梓される知の巨人。新潮社では、傑作『メイスン&ディクスン』(柴田元幸・訳)を皮切りに、この謎の作家の全小説作品を訳し下ろし、新訳、改訳にて刊行するプロジェクトを開始します。わくわくするような文学の沃野への大ジャンプ。皆様のその一歩をお待ちしております。
2010年12月
『スロー・ラーナー』佐藤良明 ほか・訳
[新訳]
作家の原点を示す名篇「エントロピー」と異色の「序」を含む全六篇を収録した入門編的初期短篇集。
●予頁288頁
2011年3月
『V.』(上・下)小山太一+佐藤良明・訳
[新訳]
世界を滅ぼしかねぬ謎の女V.とは? 二人の異端児の動線が交わるとき世界は――。必読の処女長篇。
●予頁各432頁
2011年6月
『競売ナンバー49の叫び』佐藤良明・訳
[新訳]
巨額の遺産執行に見え隠れする影の郵便組織、謎が謎を呼ぶラッパの刻印。熱狂的な喝采を浴びた中篇。
●予頁224頁
2011年9月
『重力の虹』(上・下)佐藤良明・訳
[新訳]
最重量級の二十世紀ポストモダン文学の最高傑作が新訳でそのヴェールを脱ぐ。哄笑に満ちた大長篇。
●予頁各512頁
2011年12月
『ヴァインランド』佐藤良明・訳
[改訳]
十七年の沈黙を破ってピンチョンが放った、疾走感溢れる〈時〉の物語。新たなる出発を告げる名作。
●予頁576頁
2012年3月
『インヒアレント・ヴァイス』栩木玲子+佐藤良明・訳
[訳し下ろし]
驚きを呼んだ初の探偵小説。〈カリフォルニア三部作〉の掉尾を飾るとも言える最新傑作長篇。
●予頁528頁
※予価2730円~5040円(税込)。書名は変更になることがあります。