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この世はウソでできている

池田清彦/著

539円(税込)

発売日:2016/02/01

書誌情報

読み仮名 コノヨハウソデデキテイル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-103529-1
C-CODE 0195
整理番号 い-75-9
ジャンル 社会学、ノンフィクション
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2016/07/22

法律、健康、環境も、科学の目にはウソだらけ! 人気生物学者のホンマでっか!? な話。

ウソは巨大で組織的なほど見破ることが難しい。地球温暖化からがん検診、果てはレバ刺し禁止まで。「民主主義」というお題目の下、過剰な法規制を敷くことで利益誘導を狙う国家のやり口や、怪しい「科学」を世界の常識にすりかえ、金儲けを企む巨大利権の巧妙な手段を、人気生物学者が次々喝破! 世間の通説に踊らされ、自己家畜化の道を進む現代人に覚醒を促す挑発の社会時評。

目次
はじめに――「健康のため」「安全のため」「環境のため」というウソ
第1章 民主主義のウソ
「民主主義は人の自由を尊重する制度である」のウソ
「ダメ。ゼッタイ。」? 大麻取り締まりのウソ
「健康」を盾にした喫煙者いじめ
コンプライアンスのウソ
大学の数はなぜ減らないか
学校に通知表は要らない
自分で自分の首を絞めているクレーマーたち
学問の世界にまでどうでもいいコントロールの網がかかっている
他人をコントロールするために持ち出されるもっともらしい理由
法律が増えれば増えるほど税金も借金もどんどん増える
法秩序を守ろうとするコントロール欲が生み出した冤罪
「愛国」と天皇制
「愛国」のコスト
多大なコストをかけてまで無人島を守って得られるものは何?
「山河破れて国体あり」?
英語至上主義のウソ
青少年健全育成条例のウソ
第2章 ウソの道具としての科学
「人の役に立つことで金儲け」から「人を脅かして金儲け」へ
インチキな科学的言説で人をだました典型例「ダイオキシン法」
レバ刺し規制のウソ
「国民の健康のため」というキャンペーンのウソ
地球温暖化をめぐるウソをいまだに信じ続ける人々
自然エネルギーのウソ
「外来種が日本固有の在来種を滅ぼしている」というウソ
がん治療をめぐる言説のウソ
健康調査や健康診断という、おためごかし
煙草と肺がんの関係をめぐるウソ
煙草バッシングの背景にあるもの
iPS細胞をめぐるウソになぜ人々がだまされたのか?
地震予知のウソ
科学と金儲け
第3章 世界を動かすウソのからくり
ウソがホントを支配している貨幣経済
グローバル・キャピタリズムの源泉
鎖国が可能な国とは
国民国家の理念強化は何のため?
国民皆保険制度と国民皆年金制度のウソ
「少子化は困る」のウソ
社会保障の拡充よりベーシック・インカムのほうがマシ
第4章 現代人はどんな「ウソ」にだまされるのか
他人をコントロールしたいという欲望の始まり
自己家畜化が進む現代人
近代化とクレーマーの増加
自己家畜化した人間はコントロールされやすい
おわりに――絶望の先の希望、希望の先の絶望
エネルギーが枯渇した世界
すべてが「つくりもの」の世界

解説 松原隆一郎

著者プロフィール

池田清彦

イケダ・キヨヒコ

1947年、東京都生まれ。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程単位取得満期退学。理学博士。生物学者。早稲田大学名誉教授。山梨大学名誉教授。著書に『構造主義生物学とは何か』『構造主義科学論の冒険』『昆虫のパンセ』『だましだまし人生を生きよう』『新しい生物学の教科書』『他人と深く関わらずに生きるには』『生物にとって時間とは何か』『環境問題のウソ』『38億年 生物進化の旅』『「進化論」を書き換える』『この世はウソでできている』『生きているとはどういうことか』『世間のカラクリ』『ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか』等がある。

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