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三島由紀夫没後40年。頽廃に彩られた鏡子の家に集まる四人の青年たち――。三島の分身のような若者らが描かれる群像劇。

鏡子の家

三島由紀夫/著

907円(税込)

本の仕様

発売日:1964/10/07

読み仮名 キョウコノイエ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-105006-5
C-CODE 0193
整理番号 み-3-6
ジャンル 文芸作品
定価 907円

世界の崩壊を信じる貿易会社のエリート社員杉本清一郎、私立大学の拳闘の選手深井峻吉、天分ゆたかな童貞の日本画家山形夏雄、美貌の無名俳優舟木収。彼らは美の追究者なるが故にそれぞれにストイシズムを自らに課し、他人の干渉を許さない。――名門の資産家の令嬢である鏡子の家に集まって来る四人の青年たちが描く生の軌跡を、朝鮮戦争後の頽廃した時代相の中に浮き彫りにする。

どういう本?

タイトロジー
(タイトルを読む)
 もし鏡子の父親が幽霊になってこの家へあらわれたら、来客名簿を見て肝を潰すことになったにちがいない。階級観念というものをまるきり持たない鏡子は魅力だけで人間を判断して、自分の家のお客からあらゆる階級の枠を外してしまった。どんな社会の人間も鏡子ほど、時代の打破したところのものに忠実であることはできなかった。ろくすっぽ新聞も読まないのに、鏡子は自分の家を時代思潮の容物(いれもの)にしてしまった。彼女はいくら待っても自分の心に、どんな種類の偏見も生じないのを、一種の病気のように思ってあきらめた。(本書20ページ)

著者プロフィール

三島由紀夫 ミシマ・ユキオ

(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

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