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潮騒

三島由紀夫/著

506円(税込)

発売日:1955/12/27

書誌情報

読み仮名 シオサイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-105007-2
C-CODE 0193
整理番号 み-3-7
ジャンル 文芸作品
定価 506円

世界の「MISHIMA」、この時29歳。純潔無垢でパーフェクトな恋物語。

文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。

  • 受賞
    第1回 新潮社文学賞

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どういう本?

タイトロジー(タイトルを読む)

 あくる晩、青年会へ出た新治は、なにげなく戸をあけて入ってゆくと、明るい裸電燈の下に、机をかこんで何か熱心に話していた連中は、新治の顔を見て、一瞬沈黙に陥った。潮騒だけが、その殺風景な部屋いっぱいに漂い、まるで部屋には人っ子一人いないように思われた。(本書108ぺージ)

著者プロフィール

三島由紀夫

ミシマ・ユキオ

(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

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