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美徳のよろめき

三島由紀夫/著

539円(税込)

発売日:1960/11/08

書誌情報

読み仮名 ビトクノヨロメキ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 Andreas Kuehn/カバー写真、Getty Images/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-105009-6
C-CODE 0193
整理番号 み-3-9
ジャンル 文芸作品
定価 539円

こういう婦人に愛された男こそ仕合せである――。

「私、浮気をしてもよくって?」上流階級の躾(しつけ)の良い家庭に育った二十八歳の節子は、親の決めた男と結婚し子どももいたが、婚前に夫以外の男と唯(ただ)一度交わした接吻を忘れられずにいた……。官能の目覚め、旅行先の裸の朝食、二度の妊娠、狂おしい嫉妬、鮮やかな性と生。姦通という背徳を犯しても、汚れることを知らない聖女・節子の不倫の辿り着く先は――。

どういう本?

タイトロジー(タイトルを読む)

倉越夫人はまだ二十八歳でありながら、まことに官能の天賦にめぐまれていた。非常に躾のきびしい、門地の高い家に育って、節子は探究心や理論や洒脱な会話や文学や、そういう官能の代りになるものと一切無縁であったので、ゆくゆくはただ素直にきまじめに、官能の海に漂うように宿命づけられていた、と云ったほうがよい。(本書5ページ)

著者プロフィール

三島由紀夫

ミシマ・ユキオ

(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

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