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こんなに変わった歴史教科書

山本博文/著 、他

572円(税込)

発売日:2011/10/01

書誌情報

読み仮名 コンナニカワッタレキシキョウカショ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-116446-5
C-CODE 0121
整理番号 や-51-52
ジャンル 日本史
定価 572円

その歴史知識は、もう古い! あのお札の人は聖徳太子ではない? 鎌倉幕府は、イイクニには開かれない? 切支丹にさせたのは「踏絵」ではなく「絵踏」?

昔、お札で見慣れたあの絵の人物は聖徳太子ではなく、鎌倉幕府が開かれたのも1192年ではなかった? 昭和生れの歴史知識は、平成の世にあっては通用しない。歴史の基礎中の基礎、中学校教科書は、この三十年の間に、驚くほど多くの記述が書き改められている。それはなぜなのか? 昭和と平成、新旧二つの歴史教科書を比較しながら、その変化の理由=史学研究の成果を楽しく学ぶ。

目次
はじめに
第一章 古代
人類の出現――登場の年代はどんどんさかのぼる
三内丸山遺跡――発見、発掘で変わる時代像
稲作の始まり――米づくりはいつ日本に伝わったのか
大和朝廷――「大和政権」と表記するようになった理由
仁徳天皇陵――世界最大の古墳と習ったはずだが……
聖徳太子――旧一万円札の肖像は別人?
和同開珎――日本ではじめて鋳造された貨幣は何か
蝦夷――反乱者から抵抗の英雄へ
第二章 中世
鎌倉幕府――「イイクニつくろう」と覚えたが……
源頼朝の肖像画――別人なのか? 論争つづく
モンゴル襲来――2回とも暴風が吹いたのか
騎馬武者像――足利尊氏ではなかった
倭寇――日本人ばかりではなかった
武田信玄画像――あの鬚の武将は誰なのか
第三章 近世
長篠の戦い――「武田騎馬隊」は存在したのか
江戸時代の身分制度――「士農工商」はなかった
慶安のお触書――幕府が出したものではなかった
島原・天草一揆――「乱」から「一揆」へ
絵踏――「踏絵」を使って行われた「絵踏」
鎖国――幕府は国を閉じていなかった?
江戸時代の貨幣――「銀座」は京都にもあった
田沼意次――見直される「功」と「罪」
百姓一揆――原因は「苦しい生活」だけなのか
「鎖国」は祖法――外国との通商を断る方便だった
『南総里見八犬伝』――なぜ大ベストセラーになったのか?
第四章 近代
インド大反乱――イギリスの植民地支配への抵抗
日米和親条約――アメリカの目的は中国との貿易だった
大政奉還から倒幕へ――策謀でつくられた「倒幕の密勅」
戊辰戦争――なぜ「戊辰の役」とは呼ばなくなったのか
古い身分制度の廃止――なくなった「四民平等」という言葉
徴兵令――最初は抜け穴だらけだった
北海道開拓――従事させられたのは屯田兵だけではなかった
岩倉使節団――不平等条約改正をめざしたが……
西南戦争――「役」から「戦争」に変わった理由
日清戦争――きっかけは「甲午農民戦争」
日露戦争――日本の大国意識とアジア諸国独立に影響
おわりに
参考文献一覧
執筆者紹介

著者プロフィール

山本博文

ヤマモト・ヒロフミ

(1957-2020)1957(昭和三十二)年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒、同大学院修了。東京大学史料編纂所教授。専門は近世政治史。新しい江戸時代像を示した『江戸お留守居役の日記』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。『島津義弘の賭け』『「忠臣蔵」の決算書』など著書多数。

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