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最強秀吉軍をたった一人で打ち破った、朝鮮救国の将軍・李舜臣。「英雄、それは孤独を生き抜く者」――蓮池薫

孤将

金薫/著 、蓮池薫/訳

720円(税込)

本の仕様

発売日:2008/10/01

読み仮名 コショウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-216971-1
C-CODE 0197
整理番号 キ-13-1
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 720円

豊臣秀吉の軍勢が海から押し寄せてきた。二つの国の命運をかけた壬辰倭乱(文禄・慶長の役)が始まった。巧みな戦術と新兵器・亀甲船で戦国武将の前に立ちはだかる、李舜臣(イスンシン)。だが、彼の敵は眼前の日本軍だけではない。無能な同僚、浮世離れした王、傲慢で頼りにならぬ明軍。救国の英雄として語り継がれる将軍の孤独と苦悩を描き、韓国で五十万部を超えるベストセラーとなった、歴史長篇。

著者プロフィール

金薫 キム・フン

1948年、韓国ソウル生れ。記者として、長期間、新聞社に勤務した。『風景と傷』、『私が読んだ本と世の中』、『選択と擁護』、『文学紀行』(全2巻・共著)、『原形の島、珍島』、『自転車旅行』、『おまえはどっちの味方だと聞く言葉について』、『稼ぐことのつらさ』など、エッセイを多数手がける。小説には、『刀の詩』(日本語版『孤将』)、『弦の詩』、『犬:この貧しい足の裏の記録』、『南漢山城』、『江山無盡』(短編集)などがある。2001年、『刀の詩』で東仁文学賞、2004年、短編小説『化粧』で李箱文学賞、2005年には『姉の閉経』で黄順元文学賞を受賞している。彼自身は、小説家より自転車レーサーと呼ばれることを望んでいる。

蓮池薫 ハスイケ・カオル

1957年新潟県柏崎市生れ。新潟産業大学准教授。1978年中央大学法学部三年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、同大学に復学し卒業。訳書に『孤将』『私たちの幸せな時間』『トガニ―幼き瞳の告発―』など多数。著書に『半島へ、ふたたび』『蓮池流韓国語入門』『夢うばわれても』『拉致と決断』などがある。

目次

はしがき
刀の泣き声
霧中の杏の花
ふたたびこの世上へ
刀と月と身体
幽霊
身体は生きたまま
虱の卵
冷たい汗
敵の気配
一文字の陣
転換
夕焼けのなかの艦隊

風のなかの大根の芽
私のなかの死
乳臭さ
生魚、船、武器、道具
死地で
獣臭さと生臭さ
さざ波
おまえの刀
重い身体
血染め
切っても切れないもの

王の言葉と泣き声

何も起こらない海
夕焼けと硝煙
桜の花びら
生臭い霧の追憶
手探り

月の影
トウモロコシ畑の風と時間
白骨と白雪
喉元
敵の歳月
身体よ、露よ

ひんやりとした中心
手ぶら

聞こえない愛の詩

付録一 李舜臣の年譜
付録二 人物誌
付録三 李舜臣とは
付録四 朝鮮王朝時代の品階・官職名
訳者あとがき

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