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没後二十年、ますます輝きをます私小説的美術評論の全貌!

気まぐれ美術館シリーズ(全六冊セット)

洲之内徹/著

21,600円(税込)

本の仕様

発売日:2007/10/25

読み仮名 キマグレビジュツカンシリーズ
発行形態 書籍
判型 A5判変型
ISBN 978-4-10-311000-2
C-CODE 0070
ジャンル 文芸作品
定価 21,600円

いい絵とは何か? 一言で答えなければならないとしたら、盗んでも自分のものにしたくなるような絵である! 絵を見ることの本質をかくも鮮やかに喝破した人間がかつていただろうか? 『絵のなかの散歩』から『さらば気まぐれ美術館』にいたる六冊は、型破りだが読む者の胸を突く“美”をめぐる言葉がつまっている。

著者プロフィール

洲之内徹 スノウチ・トオル

(1913-1987)松山市生れ。左翼運動に参加して東京美術学校建築科中退。郷里で運動を続けるも、検挙。1938(昭和13)年、中国へ赴き軍の諜報活動に関わる。戦後、田村泰次郎の尽力で小説を発表、芥川賞候補三回。1960年に田村の現代画廊を引継ぎ、1973年『絵のなかの散歩』を上梓。1974年より死の直前まで「芸術新潮」に「気まぐれ美術館」を連載、その鋭い作品理解と独特の文体で、多くの読者を獲得し続けた。

目次

【絵のなかの散歩】
原色板
写真版

目次

赤まんま忌
画廊のエレベーター
佐藤哲三「赤帽平山氏」
海老原喜之助「ポアソニエール」
津田正周「ダンフェルロッシュロの祭り」
木村荘八「お七 櫓にのぼる」
松本竣介「ニコライ堂」
野田英夫「メリー・ゴー・ラウンド」
倉敷の宿
山発さんの思い出
西田正秋先生
岩橋教章「榎本武揚之母堂肖像」
麻生村
青木 繁「咬菜窟」
前田寛治「病床一夜」
岸田劉生「西瓜喰ふ童女」
関根正二「魚」
古賀春江「ミルク」
応挙の幽霊
中村彝と林倭衛
柳瀬正夢「薄暮」
萬鉄五郎「春」
安井曾太郎「少女」
吉岡 憲「マルゴワ」
鳥海青児「うづら」
岡さんとの話
竜胆の花は冷たき
靉光「鳥」
古茂田守介「静物」
児島善三郎「ギャルソンヌ」
朝井閑右衛門「道化」
長谷川リン二郎「猫」
林 武「星女嬢」
海老原友忠「C57機関車」
森田英二「京都花見小路」
高良真木「樹」
曹 良奎「マンホール B」
ダットサン物語

あとがきに代えて
著者略歴
【気まぐれ美術館】
原色版口絵
 長谷川利行  酒祭り・花島喜世子
 吉岡 憲  笛吹き
 岸田劉生  野童女
 重松鶴之助  閑々亭肖像
 小野幸吉  自画像
 横手由男  与謝の海
 田畑あきら子  作品
 池田亀太郎  塩鮭

横雲橋の上の雲
エノケンさんにあげようと思った絵
雪の降る町
四畳半のみ仏たち
井上肇氏の「軍服」で考える
吉岡憲「笛吹き」の顛末
正体不明
まぼろしの名作二件
土井虎賀壽──素描と放浪と狂気と
杉本鷹の日記帖から
山荘記
続 山荘記
続 続 山荘記
絵を洗う
靉光の死を見届けた人
短い鉛筆
小田原と真鶴の間
ある青春伝説
蛇と鳩
大江山遠望
松本竣介の風景(一)
松本竣介の風景(二)
松本竣介の風景(三)
松本竣介の風景(四)
京都
美しきもの見し人は
コモちゃんの食卓
桜について
深川東大工町
続 深川東大工町
小野幸吉と高間筆子
もうひとりの鮭の画家
くるきち物語

あとがき、ということではなく
【帰りたい風景】
カラー口絵
 柳瀬正夢  邯鄲夢枕
 小野隆生  記憶
 木下 晋  赤い帽子の麗子
 曾宮一念  裾野と月
 野見山暁治  そらの空
 山口 薫  かすみ草
 松田正平  薔薇
 五姓田芳柳  森氏像

三浦さんと小野クン 小野隆生・三浦逸雄・川俣豊子
帰りたい風景 佐伯和子
オートバイに乗った画家 佐藤泰治
山路越えて 司馬江漢
鶴のいる診察室 小林朝治
三年目の車 池田一憲
脱線の画家 横井弘三
同行二人 宮 忠子
海辺の墓 小野幸吉
続 海辺の墓 小野幸吉
凝視と放心 木下 晋
明治座あたり 曾宮一念
草上の空腹 萬鉄五郎・原 精一
眼と耳と 曾宮一念・松本竣介
千六百万分の一 吉永邦治
貧乏眼鏡 松原亜也
悪について 平沢貞通
ゴルキという魚 松田正平
大正幻想 柳瀬正夢
続けて柳瀬正夢のこと 柳瀬正夢
中野坂上のこおろぎ 山口 薫・藤牧義夫
銃について 加藤太郎
うずくまる 鳥海青児・喜多村 知
一枚の絵 草光信成
共通入浴券 児島凡平・村山槐多
オールド パア 松田正平・松本竣介・御物十六羅漢図
手のことと下駄のことと詩のこと 松本竣介・藤田嗣治・御物十六羅漢図
チンピラの思想 柳瀬正夢
羊について 松本竣介・靉光・桜田晴義
自転車について 松田正平
墓を見に行く 五姓田芳柳
虫のいろいろ 立石鐵臣
青い、小さな、スーッとするような絵 海老原喜之助・野見山暁治

再びあとがきということではなく
【セザンヌの塗り残し】
カラー口絵
 岡 鹿之助  鐘楼
 青山二郎  アルチュール・ランボー『詩集』の装幀
 白髪一雄  徳明
 長谷川二郎  貝
 三代広重  東京築地波止場ホテル館之景
 売薬版画「生け花の図」
 長谷川利行  街景
 村山槐多  片貝風景
 奥田達朗  椀

江戸京子さんに訊きたかったこと 岡 鹿之助
風が見える 奥田達朗
いっぽんのあきビンの 四谷十三雄
山下町百番 兵藤和男
めいめいの椅子 坂下広吉
前線停滞 加藤芳偲
セザンヌの塗り残し 青山二郎
失われた手紙 今西中通
雪やこんこ みよし
佐渡 喜多村 知
佐渡の忘れもの 成川雄一
無学のすすめ 長谷川リン二郎
禁煙記 立石鐵臣
栗ノ木川に風船が浮んだ 峰村リツ子
フィレンツェの石 中島千剛
手甲をする裸婦 加藤丈策
絵紙と呼ばれた絵
盗まれた独裁者 アリヨス・イェルチチ
尼崎 白髪一雄
甘酒横町の夕日 水上民平・岸田劉生
ついで涙 田中 岑・森 堯茂・浜田知明
スノウィッチ・トオルスキー氏の憂愁 四方田草炎
迂曲限りなく
齧られた電柱 武田幸作
おいらん丸追跡 木村荘八・重清・国輝・三代広重
続 おいらん丸追跡 浅井 忠・井上安次・関根正二
「続 おいらん丸追跡」の続 関根正二・木村荘八
村山槐多ノート(一) 村山槐多
村山槐多ノート(二) 村山槐多
猫は昨日の猫ならず 小泉 清
湯布院秋景 佐藤 渓
如是而生如是死 幸徳幸衛
眼の中の河 寺田政明
洲之内徹の心情美術史
 油絵で描く日本的心情──長谷川利行の「今」
 藤田嗣治の魅力について──「コモちゃんの食卓」補遺
 通説は信用できない──大きな傘に小さな躰
 萬鉄五郎の日本回帰──土沢町の雪
 大正期の画家の青春──村山槐多と柳瀬正夢
 上野山清貢演歌論──酔いの効用
 現代エキゾティシズム考──旅へ

満願寺のこたつ(あとがきに代えて)
【人魚を見た人】
カラー口絵
 村山槐多  カンナと少女
 松森胤保  「両羽博物図譜」「南郊意匠開物」より
 司馬江漢  三囲之景図
 渡辺隆次  「天使の胞子紋」より
 グァテマラの織物
 モーリス・ブロン  牛
 松田正平  ロク
 峰村リツ子  Y氏像
 川島 猛  N.Y.1982-J.T.48

シテ・ファルギェールのアトリエ スーチン/ミリヤーナ・マオドゥシュ
蓮根とルーベンス 田中 岑
ひたひたの水 井上員男
月ヶ丘軍人墓地(一) 入江光太郎
月ヶ丘軍人墓地(二) 入江光太郎
八月の街のまぼろし
人魚を見た人 松森胤保
今年の秋
ピンク色の月 渡辺 博
下を向いて歩こう 渡辺隆次
耳の鳴る音 松田正平
想像力について 木下 晋/栗田 宏
その日は四月六日だった
風の便り 水村喜一郎
どうしようもない モーリス・ブロン
夏の花 田島隆夫
男が階段を下るとき 坂下広吉
電話の混線について 村山槐多
万華鏡 小泉清/峰村リツ子
おそろしい散歩 山本松谷/井上安治/司馬江漢
ゆめまぼろしのごとくなり 野見山暁治
正平さんの犬 松田正平
シガ・ヴェルトフという名前 松田正平
足を濡らす 鬼頭鍋三郎
今年の桜 上原正三
東京地方に四ミリの雨 宮田武彦
夜の暗さ 猪熊弦一郎
荒天出航 手塚一夫
朱色幻想 小野元衞
高松二日 川島 猛
秋田義一ともう一人 秋田義一
薔薇の手紙 松田正平
それにしてもおかしなことが ペーター・トゥロイ

あとがき
【さらば気まぐれ美術館】
カラー口絵
 ゴッホ  ふたつの〈タンギー爺さん〉
 佐藤哲三  郵便脚夫 機関車
 吉岡 憲  オランダ坂あたり 春雪
 小泉 清  自画像
 原 精一  佛蘭西人形
 金子徳衛  コンポジション
 みよし  ギリシアの海 光と水のイメージ
 小野幸吉  妙法寺山門 駅頭

トドを殺すな 友川かずき
マドリードからの手紙 桜田晴義/ジョルジオ・モランディ
タンギー爺さんの朝顔 ゴッホ
続・タンギー爺さんの朝顔 ロジタ・ドゥベーズ/ゴッホ
一九八五年五月十五日 新宮 晋
朝顔は悲しからずや 小野木 学
女のいない部屋 緑川俊一
帰ってきた郵便屋 佐藤哲三
幸福を描いた絵 パブロ・ピカソ/アンリ・ル・シダネル/海老原喜之助/長谷川リン二郎/松田正平/チャールス・C・ホフマン
ゴッホの寝室の二つの枕 ゴッホ/みよし
モダン・ジャズと犬 佐藤 渓
守りは固し神山隊 中谷宇吉郎
絵が聞こえる 緑川俊一
予告編・軍艦島 雜賀雄二
第三者 吉岡 憲/杢田たけを
みんな行ってしまった 峰村リツ子/小泉 清
原さんも行ってしまった 原 精一
男は一代 朝井閑右衛門
「男は一代」補遺 金子徳衛
限定放浪 峰村リツ子/登坂一遊
大きな手 田中坦三
なんべん話を聞いてもおんなじや
糸杉、オリーヴ、そして海 みよし
倍賞千恵子だいすき 坂下広吉
暮れの雪 山本直文
雪の降り方 小野幸吉
京の夢 大阪の夢 ジャック・アクロイド
〈ほっかほっか弁当〉他 島村洋二郎
星の降る里 安井曾太郎
誤植の効用 モハメッド・M・アリ
夏も逝く 藤牧義夫
一之江・申孝園 藤牧義夫

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