時に人々の目を曇らせ、時に判断を鈍らせる。
それこそが「常識」の落とし穴!

管見妄語 常識は凡人のもの
読み仮名 | カンケンモウゴジョウシキハボンジンノモノ |
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装幀 | 新潮社装幀室/装幀 |
雑誌から生まれた本 | 週刊新潮から生まれた本 |
発行形態 | 書籍、電子書籍 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 191ページ |
ISBN | 978-4-10-327414-8 |
C-CODE | 0095 |
ジャンル | エッセー・随筆 |
定価 | 1,430円 |
電子書籍 価格 | 1,430円 |
電子書籍 配信開始日 | 2018/01/26 |
小学低学年からの早期英語教育は当然? 経済ルールは公平のため? 日本が譲歩すればあの国は黙ってくれる? ――否。翻訳機の技術向上で英語学習は不要となり、欧米主導のルールには従うほど不利を強いられ、外交での謙虚さは弱みの裏返しとしか取られない……。一見、正しい定説を軽やかに覆す『週刊新潮』人気コラム最新刊!
著者プロフィール
藤原正彦 フジワラ・マサヒコ
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。1978年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『遥かなるケンブリッジ』『父の威厳 数学者の意地』『心は孤独な数学者』『国家の品格』『この国のけじめ』『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞)『ヒコベエ』『日本人の誇り』『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞)『日本人の矜持』『藤原正彦、美子のぶらり歴史散歩』『国家と教養』等。新田次郎と藤原ていの次男。
目次
はじめに
第一章 自分で決められない国
灰色の世界
イタリアの小さな村で
どうかしていない私
痛ましい光景
世界一幸せだった子供達
自分のことを自分で決められない国
心肺機能は鍛えたが
二つの快挙
企業ファースト
そばの食べ方
イタリアの小さな村で
どうかしていない私
痛ましい光景
世界一幸せだった子供達
自分のことを自分で決められない国
心肺機能は鍛えたが
二つの快挙
企業ファースト
そばの食べ方
第二章 グローバリズムの欺瞞
冬の攻防
半人前国家
三頭立て馬車
新年の誓い
常識は凡人のもの
一日でも離れていると
ユーモア大国
盗まれて当然
「ファースト」
いくつになっても
半人前国家
三頭立て馬車
新年の誓い
常識は凡人のもの
一日でも離れていると
ユーモア大国
盗まれて当然
「ファースト」
いくつになっても
第三章 人類の余りにもむなしい姿
私の奥の手
グローバル教育の行き着く先
夢か現か 幻か
哀しい常識
怖いのだけど
沖縄の光と影
篠笛の唇
思い出のメランコリー
忘却の世界史
ユーモアとバランス
グローバル教育の行き着く先
夢か
哀しい常識
怖いのだけど
沖縄の光と影
篠笛の唇
思い出のメランコリー
忘却の世界史
ユーモアとバランス
第四章 確固たる自信のない人
読書ほど得なことはない
蘇る昭和
巨人アマゾンとの戦い
忖度官僚の猛反撃
何用あって碁将棋ソフト
寛容のもたらした悲惨
優れているように見せたい人
不老不死の四股踏み
父と妻と私の上高地
打落水狗
蘇る昭和
巨人アマゾンとの戦い
忖度官僚の猛反撃
何用あって碁将棋ソフト
寛容のもたらした悲惨
優れているように見せたい人
不老不死の四股踏み
父と妻と私の上高地
打落水狗
第五章 祖国のためにありがとう
頑張って下さい、ありがとう
巨人の国
フランダースの唄
狂乱の探偵ごっこ
「べサメ・ムーチョ」
戦いはルール作りから
へえ秋だでな
「ワァー、ショック」
会話の流儀
この国の行方
巨人の国
フランダースの唄
狂乱の探偵ごっこ
「べサメ・ムーチョ」
戦いはルール作りから
へえ秋だでな
「ワァー、ショック」
会話の流儀
この国の行方