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かつて「小僧ども」だった、すべての「君」へ。息苦しい時代を悔いなく生きる極意を満載した決定版!

生きるための辞書―十字路が見える―

北方謙三/著

1,870円(税込)

本の仕様

発売日:2020/02/19

読み仮名 イキルタメノジショジュウジロガミエル
装幀 新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 348ページ
ISBN 978-4-10-356215-3
C-CODE 0095
定価 1,870円

数多の若者を勇気づけ、感動を与えた伝説の青春相談から二十年。歳月を経た今だからこそわかる、家族の情、友の痛み、旅の意味がある。そして、何時も色あせない映画と音楽があった。寿司屋での作法から、孫の育て方、そして友との別れ方まで……“ほんとうに生きる”ために必要なヒントを集約した「北方ダンディズム」の集大成。

著者プロフィール

北方謙三 キタカタ・ケンゾウ

1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、1970年に『明るい街へ』でデビュー。1981年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、1983年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。1984年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、1985年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。平成元年から歴史小説にも挑み、1991年『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。2006年、『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。2007年、『独り群せず』で舟橋聖一文学賞を受賞。2010年、日本ミステリー文学大賞受賞。2011年、『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。2016年、「大水滸伝」シリーズ全51巻で菊池寛賞を受賞する。2020年2月現在、壮大なスケールでチンギス・カンの生涯を描く『チンギス紀』を連載中。

目次

【旅】また行きたくても、行けない場所
・原野に祈りを見つけて歓喜したのだ
・北へむかえばきっといいことがある
・やつが唄えばどんな風が吹くのかな
・行けなくなった土地を思い浮かべる
・腹を鍛えれば行ける土地であってくれ
・街の底にこそ見えるものがある
・行く価値のある場所はいまもあるぞ
・街の底になにがあるのか見てみたい
・旅の音が聴こえてくる時もあるのだ
・思い出すのはいいことに違いないのだが
・旅の空と呟いてただ笑ってみようか
・眼でものを言う文化もあるのだよ
・水害の脇を通り抜けてしまった
・昔できたことが忘れられないのだ
・気がむいて北に流れてみたけれど
【食】うまさの秘訣は遊びと冒険
・八点鐘は心のなにを呼び覚すのだろう
・寿司屋でほざく客は人迷惑だというのか
・食べてみればわかるものは食べるのだ
・夜空を見て昔を思い出してしまった
・肉を食う前に命のことを考えるか
・気候も海もやはりちょっとおかしい
・甘ければいいだけの人生ではなかった
・待つだけでいい時だってあるのだ
・なんであろうと当たればいいと言うか
・いつか必ず新しいものを見つけてやる
【躰】老いと闘い、逃げて勝つ
・これが自分だと言えるものがあるか
・言われなくてもわかっていることだ
・虫と闘っている間はまだましさ
・頭頂は保護しなければならないのだ
・時には自分の姿を見つめてみよう
・積もるほど雪が降ると思考が停止する
・加齢が与える痛みは耐えるしかない
・たるんだ顔の肉を髭で隠す姑息
・六十五歳以上はきっと悲しいと思う
・どんな虫だって命は命と思うけれど
【観】心を保つために必要なもの
・新しきを知ることになるのかな
・ある日思い出した映画を観てみる
・映画館のある風景がなつかしいのだ
・音楽はまず音を楽しめばいいのだ
・台風熱だとやりすごしてしまった
・退屈な真実もあると教えられた
・人は人生に監禁されているようなものだ
・音楽もスポーツもやはりライブだな
・私の才能はかたちになっているか
・叫びより遠い日々がいつも蘇るのだ
・意表を衝く映画を教えてくれないか
・壮大で緻密な映画を求めているのだが
・言葉は聴き取るためにあるのだ
・感じた通りが正しいと思えばいい
・表現者はなにを観た時伸びていくのか
・悲しき男が背を曲げて消えていった
【想】ソープという言葉がひとり歩きしている
・流儀があるやつとは喧嘩しないことだ
・理想など刹那の幻影にすぎないのだ
・信じるのは自分だけで充分なのだ
・暴力だと自覚しただけまだましなのか
・いま書きつつある物語のために
・ひとり静かに唄っていたいものだ
・人生の黄昏になにを見ていればいい
・男は心の無人島を求めるのだ
・安全装置のある人生なんて蹴っ飛ばせ
・昔言った言葉が蘇えると心が疼くよ
・ここにいるのがちょっと違ったのか
・昔からこわいところがある
・日本人だから日本語を遣おう
【刻】甘く、どこかはかない思い出
・街を歩けば懐かしさが見えてくる
・横浜にあったものはどこに消えた
・心に張りついたセピア色が蘇える夜
・マリーがいた街の波止場の別れ
・どこかで友だちと懐かしさが呼んでいる
・恰好いい昭和の俳優とよく喋った
・懐しいものが消えているのも人生か
・大鵬がいて柏戸がいたなあ
・されど時計と思った日に買ったのだ
・観る方がいいのか出る方がいいのか
・自然と言っても人の手は必要なのかも
【家】歳をとるのも悪くない
・歩き続けていてなにが見えてくるのだ
・マギーが来たのでもう帰ろう
・家族の光景が遠くなりつつある
・自分の存在が絶対だとは思うまい
・歳をとっていいことがあったりする
・ある日うつむいている自分がいる
・涙でも嘆息でもない相棒がいるのだ
・路傍で声をあげていたかもしれない
・やがて人生の黄昏の友になってくれ
・時々思い出す愛しいやつらがいる
・トロ玉の消えて悲しきわが老年の日々
・法螺貝は大きい方がいいに決まっている
【友】人生のどこかには、こんな再会がある
・いつか彼が光になる日に
・いつか年刊になるという誓いのむなしさ
・忘れていたことを思い出す夜もある
・鏡の中の自分とどちらが早撃ちか考えた
・妖怪のような作家が何人もいたな
・嗤っているやつがいても仕方がないか
・いなくなってもそばにいるのが友だちだ
・懐かしき友の声が聴こえてきた
・会わないより会う方がいいと思った
・歳月は友情の中になにを作り出すのか

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