
昭和の風景
2,200円(税込)
発売日:2007/04/25
読み仮名 | ショウワノフウケイ |
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シリーズ名 | とんぼの本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判 |
頁数 | 207ページ |
ISBN | 978-4-10-602156-5 |
C-CODE | 0072 |
ジャンル | 歴史・地理、写真集・写真家、画家・写真家・建築家 |
定価 | 2,200円 |
貧しくとも、希望と躍動に満ちていたあの時代――。「昭和」の原風景がここにある!
占領下のどん底から這い上がり、高度成長を遂げた、日本が元気だったあの時代を、木村伊兵衛、林忠彦から、奈良原一高、篠山紀信、荒木経惟まで、東京都写真美術館所蔵の名写真でたどる、ビジュアル昭和史。

《銀座4丁目 P.X.》
笹本恒子
昭和21(1946)年頃


《丘ひろみ》
「MAXFACTOR」より
藤井秀樹
昭和38(1963)年


《5時のサラリーマン》
「ドリームエイジ」より
長野重一
昭和34(1959)年


《文京区 後楽園 1982》
「IN TOKYO」より
伊奈英次
昭和57(1982)年
「昭和」をとらえた写真家たち
オキュパイド・ジャパン(占領下の日本)
昭和20年代
ヒーロー・ヒロインの時代
昭和30・40年代パート1
高度成長期
昭和30・40年代パート2
オイルショックからバブルへ
昭和50年代以降
関連写真集リスト
担当編集者のひとこと
昭和の風景
「昭和」と聞いて、あなたはどんな「風景」を思い浮かべますか? 敗戦直後の焼け野原から高度成長を遂げ、オイルショックを経てバブルまで――今年、東京都写真美術館で開催される「昭和―写真の1945-1989―」展では、そんな昭和の断面を、日本を代表する写真家たちの作品で、4期に分けて展観します。本書には、そのなかから厳選した名作中の名作168点を、担当の学芸員の丁寧な解説とともに掲載しました。登場する写真家は、土門拳、木村伊兵衛、林忠彦から秋山庄太郎、早田雄二、立木義浩、石元泰博、細江英公、奈良原一高、篠山紀信、荒木経惟……と、70余名の写真家たちの代表作を網羅。まさに日本写真史の黄金時代を一気に通観する趣があります。単にその「風景」が懐かしいというのではなく、1枚1枚の写真がもつ「作品」としての力に圧倒される思いがしました。今回はモノクロームの写真を中心に構成しましたが、印刷はダブルトーンにより、オリジナルの持ち味を充分に引き出せたと思います。いつもより厚い(208ページ)ので、値段もちょっと高めですが、非常に中身の濃い写真集として、お楽しみ頂けると思います。
東京都写真美術館
「昭和―写真の1945-1989―」展
【第1部】「オキュパイド ジャパン(占領下の日本)」昭和20年代
会期:2007年5月12日(土)-6月24日(日)
【第2部】「ヒーロー・ヒロインの時代」昭和30~40年代Part.1
会期:2007年6月30日(土)-8月19日(日)
【第3部】「高度成長期」昭和30~40年代Part.2
会期:2007年8月25日(土)-10月14日(日)
【第4部】「オイルショックからバブルへ」昭和50年代以降
会期:2007年10月20日(土)-12月9日(日)
http://www.syabi.com/
2016/04/27
まとめテーマでくくる 本選びのヒント
著者プロフィール
東京都写真美術館
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