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Nシステム、防犯カメラ、画像解析、逆探知etc.「犯罪のビッグデータ」で犯人を炙り出せ!

警視庁科学捜査最前線

今井良/著

778円(税込)

本の仕様

発売日:2014/06/14

読み仮名 ケイシチョウカガクソウササイゼンセン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 207ページ
ISBN 978-4-10-610575-3
C-CODE 0236
整理番号 575
ジャンル 政治
定価 778円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2014/12/19

最新ツールを武器に犯人を追い詰める。防犯カメラ、Nシステム、データ解析ソフト――警視庁の捜査は、科学の力で急激な進化を続けている。「犯罪ビッグデータ」とは何か? 逆探知はどこまで可能か? 最新防犯カメラの驚異の性能は? 「パソコン遠隔操作ウイルス事件」「『黒子のバスケ』脅迫事件」等、最近のケースをもとに、一線で取材を続ける記者が舞台裏まで徹底解説。犯罪捜査の最前線が丸ごとわかる一冊!

著者プロフィール

今井良 イマイ・リョウ

1974(昭和49)年千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。NHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでニュース番組の制作に10年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍。著書に『警視庁科学捜査最前線』。

目次

プロローグ──「犯罪ビッグデータ」分析操作の時代
第一章 専門部隊SSBCとは何か
防犯カメラで追跡せよ/SSBCの概要/分析とプロファイリング/モバイルチーム/新しいタイプの刑事たち
第二章 分析捜査の最前線
目黒強盗殺人(事件簿一)/後足を追え/特別捜査本部設置/従来の捜査だけでは困難/立川六億円強奪事件(事件簿二)/捉えられていたナンバー/Nシステムの威力/解決へ/オウム真理教信者特別手配犯逮捕(事件簿三)/画像公開で追い詰めろ/板橋主婦殺害事件(事件簿四)/男の変身/DAISで鮮明化する画像/足跡はゲソ痕/漫画『黒子のバスケ』脅迫事件(事件簿五)
第三章 鑑識は何を見ているか
警視庁刑事部鑑識課/指紋の神様/二種類の指紋/日米のデータ共有/似顔絵と写真の違い/検視官の仕事/鑑識は捜査の要/警視庁科学捜査研究所/さまざまな体液/DNA鑑定/特命捜査対策室/DNA型情報検索システム/物理科/声紋/逆探知はどのくらいできるのか/機械係/文書鑑定料/心理係/化学科/薬物と劇薬
第四章 「ビッグデータ分析」捜査の威力
パソコン遠隔操作ウイルス事件/誤認逮捕はなぜ起きたか/浮かんだ犯人像/第二の犯行声明/捜査はアメリカに/新たな犯行声明/無罪を訴える男/ビッグデータ分析時代の到来/スノーデン事件の衝撃/ストックされ続けるデータ/Nシステムの進化
第五章 進化し続ける防犯カメラネットワーク
増え続ける防犯カメラ/防犯カメラの効果は/日本の事情/新しいシステム/六本木クラブ『フラワー』襲撃事件/移動防犯カメラ車/驚きの新機能/最新技術「顔照合」
第六章 ツールでパワーアップした従来型捜査
警察官の最新ツール/事件情報を一般配信/特殊詐欺の実態/CIS─CATS・情報分析支援システム
エピローグ──刑事の技

あとがき

主要参考文献

担当編集者のひとこと

リアルな捜査現場

 小説やドラマに出てくる「出版社」とか「編集部」というのは、実際にそこにいる者としては、かなり違和感をおぼえるものであるケースが多くあります。
 血気盛んな部員が「編集長!」と大きな声で詰め寄ってくる、というような場面はありがちですが、こういうのもあまりありません。幸いなことに少なくとも私は詰め寄られた経験がありません。
 でもフィクションというのはそういうものですし、それでいいのだろうと思います。
『警視庁科学捜査最前線』では、捜査の最前線がひたすらリアルに伝えられています。
 たとえば冒頭で紹介される東京メトロ副都心線渋谷駅で発生した刃物による切りつけ事件。五〇代の男性が急に切りつけられたというこの事件のケースは、次のように描かれています。
 駅員らの通報を受け警視庁の捜査員らが駆けつけた。
 強盗事件を担当する刑事部捜査一課の捜査員や刑事部第二機動捜査隊員、渋谷署員などの一群の中に『SSBC』と印字された帽子をかぶった男性捜査員の姿があった。資機材が入っているとおぼしき60センチ四方のジュラルミンケースを肩から下げている。
 この捜査員こそ警視庁が誇る分析捜査の専門部隊『捜査支援分析センター』の捜査員だった。SSBCとは『Sousa Sien Bunseki Center』、すなわち『捜査支援分析』センターをローマ字読みにした頭文字である。
 SSBCの捜査員は現場となったホームを見渡し『防犯カメラ』の位置を確認した。その後、足早に駅長室に向かう。大型モニターに映し出された駅構内の数十台の防犯カメラ映像を発生時刻に遡って一つ一つチェックしていく。男の姿は構内の複数のカメラに捉えられていた

 本書の著者は某民放テレビ局記者。SSBCの他にも鑑識、科捜研といった小説やドラマでお馴染みのセクションが何をしているか、どのような能力を持っているのかを実際の事件を例にとりながら、深く、丁寧に解説しています。
 警察小説やドラマが100倍深読みできる1冊です。

2014/06/25

蘊蓄倉庫

最新型防犯カメラの凄さ

『警視庁科学捜査最前線』には、タイトル通り、捜査の最新情報が詰まっています。たとえば、最近、事件解決の決め手となることが多い防犯カメラ。テレビなどではボンヤリした映像が流れることも多いのですが、最近、捜査機関にとって強い武器となっているのが、「顔照合技術」です。
 防犯カメラに映った人物を特定する際に、別の顔写真などと「三次元顔形状データベース自動照合システム」を使うと、一発で同一人物かどうかが識別できるというのです。
 さらに最近では、「動き」から同一人物かどうかを鑑定するシステムも開発中とのこと。犯人が顔を隠してもムダ、という時代も近づいているようです。
掲載:2014年6月25日

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