
バカ論
792円(税込)
発売日:2017/10/14
読み仮名 | バカロン |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 190ページ |
ISBN | 978-4-10-610737-5 |
C-CODE | 0236 |
整理番号 | 737 |
ジャンル | タレント本 |
定価 | 792円 |
電子書籍 価格 | 792円 |
電子書籍 配信開始日 | 2017/10/20 |
しょうがねえなあ。あらゆるバカを肴に、芸や人生を語り尽くす!
相変わらずバカがのさばる世の中だけど、これ以上、黙って見ているのはゴメンだね――。「男女の関係はあったのか?」なんて間抜けなことを聞く芸能レポーター、「この責任をどう取るつもりか」と偉そうに語るコメンテイター、「やりたい仕事が見つからない」と口先で嘆くだけの若者……。迷惑なバカから笑えるバカ、愛すべきバカまで、バカを肴に芸論や人生論を語り尽くす。原点回帰の毒舌全開、ビートたけしの「バカ論」!
薀蓄倉庫
鶴瓶の危機を救ったたけし
ビートたけしさんがあらゆるバカをメッタ斬りにする新刊『バカ論』には、「こんなバカが好きなんだ」と題した、たけしさんによる人物評があります。そこでは、タモリ、さんま、所ジョージなどが挙げられていますが、興味深いのが、笑福亭鶴瓶師匠。
笑福亭鶴瓶師匠が、大阪で人気を博し、「いざ東京へ!」と勢い込んで上京したものの、出演番組の視聴率は軒並み低迷し、失意のまま大阪に戻ろうとしたそうです。
それを見たたけしさん、かねてより鶴瓶師匠の人柄と芸人としての魅力を見抜いていたため、テレビの制作会社に「あいつを大阪に戻したら恥をかくぞ」と、裏番組をやっていたにもかかわらず助け舟を出したそうです。
その後の鶴瓶師匠の活躍はご存知の通り。今でも鶴瓶師匠はその時のことに恩義を感じているようで、たけしさんには頭が上がらないようです。
掲載:2017年10月25日
著者プロフィール
ビートたけし
ビート・タケシ
1947(昭和22)年、東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡。その後、テレビやラジオのほか、映画や出版の世界でも活躍。1997年「HANA-BI」がベネチア国際映画祭グランプリを受賞。著書に『間抜けの構造』『テレビじゃ言えない』『アナログ』など。