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【特集】これだけは見ておきたい
 2021年美術展 ベスト25
[付録]25展年間早見表つき芸新手帳2021

芸術新潮 2021年4月号

(毎月25日発売)

特別定価1,620円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2021/03/25

発売日 2021/03/25
JANコード 4910033050414
定価 特別定価1,620円(税込)
●目 次

【特集】これだけは見ておきたい
2021年美術展 ベスト25


ご鑑賞は計画的に♪ 展覧会早見表

巻頭グラフ



PART 1 Now Showing 
もうやってるよ!


EXHIBITION 01
平成、平成、応答せよ!

EXHIBITION 02
これがイギリスだ!
コンスタブルが描いた 理想の田舎


EXHIBITION 03
インタヴュー
佐藤可士和
僕の仕事は「現実の美術」




PART 2 Now Showing――Ancient Egypt 
もうやってるよ! 古代エジプト大お蔵出し


EXHIBITION 04,05
古代エジプト文明の最新知見と神々のものがたり
選・文 河江肖剰



PART 3 Spring 
美術展も春爛漫


EXHIBITION 06
マーク・マンダースの虚実の空間へ

EXHIBITION 07
狂気、妖艶、グロテスク……
あやしい美の沼にはまる


EXHIBITION 08
知ってるつもり?!のモンドリアン

EXHIBITION 09
花鳥画名人・渡辺省亭の栄光と忘却と復活

EXHIBITION 10
仏教の理想を追ったカリスマたちの遺産



PART 4 Golden Week 
ゴールデンウイークには何を?


EXHIBITION 11
モーゼスおばあさんのハッピー絵画ライフ

EXHIBITION 12
美人画だけじゃないぞ!
「キャバレー太郎」のお宝拝見


EXHIBITION 13
ここがスゴイよ
元祖イケおじイサム・ノグチの必勝5か条




PART 5 Prince Shotoku 
“パーソン・オブ・ザ・イヤー”は聖徳太子


EXHIBITION 14,15
古代史最大のスーパースター
聖徳太子の1400年




PART 6 Olympic Period 
オリンピックはそれとして


EXHIBITION 16
日本初となる大規模個展
×印の目で世界を沸かせるKAWSの軌跡


EXHIBITION 17
異色の日本画家
小早川秋聲の戦争と平和




PART 7 Autumn 
芸術の秋、注目はこちら


EXHIBITION 18
マティス 究極の「装飾」

EXHIBITION 19
ゴッホを後世に伝えたい――
蒐集家ヘレーネの情熱


EXHIBITION 20
蕭白、奇想とその先にある境地

EXHIBITION 21
外光から、内なる光へ
印象派がつないだ道

EXHIBITION 22
美は天台宗にあり



PART 8 Winter 
2021年の掉尾を飾るのは


EXHIBITION 23
毎度おさわがせします
Chim↑Pom“世界初”の大回顧展


EXHIBITION 24
なぜいま注目されるのか?
「民藝」の軌跡を徹底検証


EXHIBITION 25
メトロポリタン美術館から最強の西洋絵画展がやって来る!



新会期決定!
帰ってきた2020的Exhibition
国宝 鳥獣戯画のすべて/アナザーエナジー展/ファッション イン ジャパン 1945-2020/揚州八怪/国宝 聖林寺十一面観音/三菱の至宝展/京(みやこ)の国宝/バンクシーって誰?展/クロード・モネ

COLUMN
ここ1年の美術展回顧
アフター・コロナを見据えて

2021年、これだけは見ておきたい美術展 番外編
[1]
東日本大震災から10年 “災い”を見つめるアート
[2]
伝説の60年代からコロナ禍の現在まで 今年は貴重な海外現代作家展
[3]
物語に引き込まれ、愛らしさに癒される イラスト、絵本、マンガ展続々!

もっと見たい!2021年展覧会50
日本美術/浮世絵・版画/歴史・考古/西洋美術ほか/洋画/現代アート(日本)/写真/建築・デザイン



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

国宝クラス仏をさがせ!〈4〉

Goods & Shop

時と光の美術館〈48〉
ウブロ

◇ 連載 番外編 ◇

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗
内田鋼一×千 宗屋
白熱対談!
白い茶碗が好きすぎて

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈81〉
文 堀江敏幸

国宝クラス仏をさがせ!〈4〉
解説篇 石山寺 維摩居士坐像
選・解説 瀨谷貴之

図書館を建てる、図書館で暮らす〈11〉
旅人のための図書館をつくる
文 橋本麻里 山本貴光

あの人と食器棚〈15〉
伊藤まさこ
CHECK&STRIPE代表
在田佳代子

イヴ・マチューかく語りき
エコール・ド・パリの誕生を見つめた
「ラパン・アジル物語」〈2〉
フレデ爺さんの時代
文 さかもと未明

千住博の往復書簡〈33〉
宛先 コシノヒロコ様

海外アートStudy最前線〈64〉
文 前橋重二

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈10〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

新潟「ミティラー美術館」の傑作コレクションで知る
インド伝統のフォークアート

藤田嗣治 イデオロギーを超える旅

銀座・至峰堂画廊が上海のギャラリーと共同企画
中国人画家「鄭金岩」「張越」の日本初個展を開催

ART CAFÉ
Gallery's Plaza

最新号PICK UP

ここ数年、12月号で「これだけは見ておきたい××××年美術展ベスト25」と題する特集を組むのが恒例になっていた。2019年12月号でも、2020年に開催される美術展をどーんと紹介。ところが、大きく取り上げたベスト25展のうち、予定どおり開催できたのはわずか1展で、ほかは会期変更や短縮を余儀なくされ、うち4展は中止という前代未聞の事態になった。新型コロナウイルスの影響である。

小誌も、2020年後半に予定していた特集をすべて差し替える羽目に。展覧会を機にした企画は諦め、あちらこちらに取材に出向く必要のある企画も断念。2021年もどうなることやら……な状況で、12月号の恒例特集を見送ることにした。

年が明け、「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」の中止が発表された際には、この災禍がいつまで続くのかと悲しい気持ちになったものだが、なんと一方で、メトロポリタン美術館からオールドマスターの名品がこぞって来日するとの朗報が舞い込んだ。取材を重ねてみると、初来日、本邦初の大規模個展など、今年は「初モノ」が多数待ち受けていることも判明。よし、いけるゾ!

編集部員の士気も一気に上がったところで、遅ればせながら恒例の特集をお届け。全104展の情報を盛り込んだ、最新版にして決定版の美術展ガイドです。

この号の誌面

編集長から

最新版にして決定版 全104展を一挙掲載

 昨年はコロナ禍で多くの展覧会が延期や中止となった。毎年12月号で翌年の必見美術展を大特集するのがここ数年の恒例になっていたが、昨年12月号での掲載を断念したのは、2021年の展望が見えなかったためである。今年に入ってからもカラヴァッジョ展の中止が発表され、まだ予断を許さない状況ではあるが、ようやく見通しが立ってきた。そこで4月号で、最新情報を盛り込んだ決定版として恒例特集をお届けすることにした。ご紹介するのは全104展。アニバーサリーイヤーならではの企画は、1400年遠忌を記念した二つの聖徳太子展や、柳宗悦没後60年を機にした「民藝の100年」展。イスラエル博物館所蔵作品からなる印象派展や、オールドマスターづくしのメトロポリタン美術館展など、出品作の大半が初来日という展覧会もある。充実のラインナップを楽しんでほしい。しりあがり寿さんのキュートなイラスト入りで人気の「芸新手帳2021」も付いてくる。

芸術新潮編集長 吉田晃子

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。