上馬キリスト教会Twitter部 presents 【特集】絵で見る、愉快な 新約聖書キャラ列伝
 
芸術新潮
2021年1月号(定価1,500円)12月25日発売
芸術新潮メールマガジン[2020/12/25] うまく表示されない場合はブラウザでご覧ください
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編集長から
人物から解く聖書早わかり

 人気の場面はだいたい決まっていて、登場人物もだいたい同じ。だからイエスとマリアのほか、十二使徒やイエスの父ヨセフといった主要人物のエピソードをゆる~く覚えておくだけで、キリスト教美術がグンと理解できるようになる。たとえば、湖で溺れていたり、イエスに足を洗ってもらっている人物がいたら、それはおっちょこちょいペテロ。美しい女性のように描かれている若い男は、ナルシストな怒りん坊のヨハネだ。描写と人物のキャラクターがぴたっと結びついて、親近感をもって鑑賞を楽しめるに違いない。 個性派ぞろいの主要キャストをユーモアたっぷりに紹介してくれるのは、上馬かみうまキリスト教会ツイッター部のMAROさんだ。さらに、表現をめぐる驚きの事実を研究者たちが解説。イエスといえば長髪で髭をたくわえた壮年男性、という定番スタイルにたどりついた意外な背景。医学的・天文学的見地もふまえて磔刑図の謎を読み解く、ちょっと怖いレポートも必読です。
芸術新潮編集長 吉田晃子
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最新号PICK UP
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ヴァチカンのサン・ピエトロ広場に立つ聖ペテロ像。背後に見えるのは大聖堂。そのファサードの上には、他の11人の使徒とイエス様、洗礼者ヨハネが勢ぞろい。撮影:松藤庄平(新潮社)
「受胎告知」のような超メジャーなテーマならともかく、宗教画って、わちゃわちゃ人がいて何やってるのかわからない……なんてこと、よくありますよね。
 そこで、今月号では、史上最大級にわかりやすい「新約聖書のキャラ紹介」を特集しました。この人たちは誰? これはどういう場面なの? といった素朴な疑問に関する基礎知識が少しでも頭に入っていると、きっと絵を観る楽しみも拡がるはず。[→]全文を読む
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●目 次

上馬キリスト教会Twitter部 presents
【特集】絵で見る、愉快な 
新約聖書キャラ列伝


第1部

ごあいさつ
聖書の世界から愛をこめて
文 MARO

グラフ
イエス様の生涯ハイライト

素朴な疑問にお答えしましょう。
そもそもイエス様って何者だ?
文 MARO

だいたいこんな感じ!
イエス様のライフ・ストーリー

十二使徒キャラ名鑑
文 MARO
ペテロ/大ヤコブ/ヨハネ/マタイ/トマス/アンデレ/タダイ/シモン/バルトロマイ/小ヤコブ/ピリポ/ユダ/パウロ

イエス様をめぐる
男たち、女たち

文 MARO
洗礼者ヨハネ/ヨセフ/ヘロデ/東方の博士/イエスの母マリア/マグダラのマリア/ザカリヤとエリサベツ/サマリアの女/マルタとマリア

COLUMN
文 MARO
1 イエス様の奇跡★パターン分析
2 キリスト教に食のタブーはありますか?
3 パンデミックがもたらすもの
4 「偶像礼拝」を誤解しないで
5 それぞれの道を往く! キリスト教分派ヒストリー
6 大切なのはクリスマスだけではありません~キリスト教暦

上馬キリスト教会Twitter部のお役立ちBOOKガイド

第2部

キリストはどのように描かれてきたのか?
文 加藤磨珠枝

磔刑図をめぐる5つの謎
文 前橋重二



◆ Art News book ◆

画集『Pastel』刊行インタヴュー
坂口恭平
世界を見ること、生きること

◆ Art News book & exhibition ◆

馬、ヌード、シュルレアリスム――
よみがえる今井壽惠の写真世界
文 戸田昌子

◆ Review ◆

高畠依子/土門大士
藤井孝次朗・和田幸三
米谷健+ジュリア/クレア・タブレ

◆ Global News ◆

  • Berlin「男らしさ:写真による解放」展
  • Paris「ティナ・モドッティ 自由と革命の写真」展
  • New York「時間を刻む:大量収監時代のアート」展
  • London「ダミアン・ハースト ある世紀の終わり」展



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

新連載
国宝クラス仏をさがせ!〈1〉

Goods & Shop

時と光の美術館〈45〉
ジャガー・ルクルト

◇ 連載 ◇

海外アートStudy最前線〈61〉
文 前橋重二

国宝クラス仏をさがせ! 解説篇〈1〉
選・解説 瀬谷貴之

図書館を建てる、図書館で暮らす〈8〉
人はなぜ本を集めてしまうのか
文 山本貴光

定形外郵便〈78〉
文 堀江敏幸

あの人と食器棚〈12〉
伊藤まさこ
編集者 一田憲子

千住博の往復書簡〈30〉
新春特別編
千住博、明、真理子
兄弟それぞれの試練の日々

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈75〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記 小田原のどか〈7〉
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

連載 美に魅せられて/
アジア文化芸術協会〈40〉
唐招提寺《千手観音菩薩立像》

ART CAFE
Gallery's Plaza

「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝」は今月休載します。
「芸術新潮」最新号 立ち読みへ
芸術新潮 プレゼント
明治、大正、昭和にかけて、主に山や自然の風景を題材にした絵や木版画を発表し、「山の画家」とも呼ばれた吉田博(1876~1950)。没後70年を機にした回顧展が、今冬東京で開催されます。旧久留米藩士の家に生まれ、尋常中学校の図画教師の養子となり、京都、東京の画塾に入門。太平洋画会の中心メンバーとして、明治期の洋画壇で活躍しました。[→]全文を読む
本展では、約30年にわたる活動から50以上のプロジェクトを取り上げ多角的に紹介。会場空間から展示物の見せ方、ショップに並ぶグッズまで、全てを本人がディレクションし、シンボルマークを手がけた国立新美術館を舞台に、この展覧会そのものがまるごと佐藤可士和の「作品」となります。[→]全文を読む
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とんぼの本のご案内
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『遠藤周作で読む イエスと十二人の弟子』
遠藤周作、遠藤順子/著、芸術新潮編集部/編
《名著と名画で綴ったキリスト教誕生史》
裏切り者はユダだけじゃなかった!
遠藤周作が名著『イエスの生涯』『キリストの誕生』で読み解いた、知ってるようで知らない師弟の魂のドラマ、弟子たちの壮絶な生き方が、ジオット、ミケランジェロ、レンブラントらの名画で甦る。
『かくれキリシタン―長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅―
後藤真樹/著
世界文化遺産をめぐる必携の書
受難の歴史をのりこえて400年、貴重な証言とともに、その聖地や史跡を丹念にたどる。
『ヴァチカン物語』
塩野七生、石鍋真澄/著、他
その歴史と芸術
「キリスト教とは何か」を厳しく問う塩野七生氏の語りを皮切りに、二千年に及ぶ聖地の歴史ドラマを辿る。
〈とんぼの本〉は、1983年に創刊したビジュアルブックのシリーズです。
 美術、工芸、建築、写真、文学、暮らし、旅……あなたがそのとき知りたい・見たい・読みたいものを、気軽に手にとってみてください。
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