村上RADIOと舞台「ねじまき鳥クロニクル」の耳より情報

村上春樹新潮社メールマガジン［2020/2/05］うまく表示されない場合はブラウザでご覧ください。

村上RADIOと舞台「ねじまき鳥クロニクル」情報

昨年末には川上未映子さんと『みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く／村上春樹語る―』文庫化記念の「冬のみみずく朗読会」を開くなど、今年も旺盛な活動が期待される村上春樹さん。
東京の新宿・紀伊國屋サザンシアターでの朗読会には、抽選で当たった皆さんが全国から集まってくださいました。寒い中、誠にありがとうございました。
朗読会では、村上さんが新作短編「品川猿の告白」を猿の声音も使って読むなど、満員の会場は和やかな雰囲気に包まれました。（『東京奇譚集』収録の「品川猿」の続編です）
舞台袖にいたスタッフのわれわれは、「品川猿」を朗読する村上さんの表情を見ることができず、とても残念でした（笑）。
川上未映子さんの朗読も素敵で、聴衆からはお二人に温かい拍手が送られました。
またいつか、朗読＆トークの会を開いてくださるといいですね。

さて村上RADIOも、2月の放送で何と11回目を迎えます。
2018年夏の第1回以来、ほぼ2ヶ月の一度のペースでオンエアされて来ましたが、村上DJは絶好調です。考え抜かれた選曲とトークで多くの音楽ファンを唸らせていますが、今月2月は春樹さんが人生でもっとも聴き込んできたJAZZの特集です。《第11回（2/16）TOKYO FM　第12回（2/23）38局ネット》
和田誠さんの絵が素敵な名著『ポートレイト・イン・ジャズ』を思い出します。
村上RADIOのHPには、今回も村上DJから「だまされたと思って聴いてみてください」というメッセージもありますが、楽しみなプログラムですね。

楽しみと言えば、村上文学の90年代の代表作『ねじまき鳥クロニクル』の舞台がいよいよ始まります。いったいどんな演劇となるのか。
奇才インバル・ピントの演出、藤田貴大さんが脚本で加わり、生演奏の音楽が大友良英さん、俳優陣は成河さん、渡辺大知さん、そして今年のNHK大河ドラマで好演する門脇麦さんが笠原メイ役で出演するなど、独創的な舞台になりそうです。
稽古場に一度伺いましたが、美術もダンスも素晴らしく、早く観たい気持ちになりました。
岡田トオル、妻クミコ、加納クレタ・マルタ姉妹、綿谷ノボル、本田老人、間宮中尉・・・・・・そして井戸。原作も読み直すと、さらに楽しめそうです！

☆今回、この舞台観劇を希望のメルマガ会員には小説の中に出てくるアイテム、公演オリジナルの「レモンドロップ」が特典として付きます。パッケージはインバル・ピントが描いた猫のワタヤノボル（サワラ）のイラスト付です。

舞台「ねじまき鳥クロニクル」の詳細はこちらで。
・会員ID：shinchosha
・パスワード：nejimaki

（「村上さんのところ」縁の下チーム）

＊

公演概要
舞台「ねじまき鳥クロニクル」
公演期間：2020年2月11日（火・祝）～3月1日（日）
会場：東京芸術劇場プレイハウス（池袋）
料金：S席　11,000円、サイドシート　8,500円
大阪・愛知公演あり

チケットお申し込み方法
【PC＆携帯から】
（1）ホリプロステージ　https://horipro-stage.jp へアクセス
（2）チケット購入バナーをクリック
（3）チケット予約フォームで　会員ID: shinchosha　パスワード：nejimakiを入力
（4）チケット予約・購入サイトにてご希望の公演、日時、枚数を入力
ガイダンスに従ってご購入いただけます。

【お電話の場合】
（1）ホリプロチケットセンター　03-3490-4949　へお電話ください。
（平日10：00～18：00　土曜10：00～13：00　日祝休）
（2）オペレーターに会員ID：「新潮社（しんちょうしゃ）」とお伝えください。
（3）ご希望の公演、日時をお伝えいただきチケットご予約いただけます。

【ご注意】
○取り扱い席種：S席11,000円（税込）
○チケットはいずれもセブンイレブンでのお引取りとなります。
WEBお申し込みの場合は手数料が1枚あたり110円（税込）が発生いたします。
電話お申し込みの場合、手数料はかかりません。
○ネットお申し込みは座席選択可　電話お申し込みの場合は座席選択不可となります。
　予めご了承くださいませ。
○予定枚数終了の場合はご案内ができない場合がございます。ご容赦くださいませ。
○特典は、ご観劇当日の休憩時間および終演後に、会場ロビー「特典引換所」にてお渡しいたします。

チケットのお申し込みはこちら

世界のねじを巻くのは誰か？　謎と探索の年代記。
『ねじまき鳥クロニクル―第1部泥棒かささぎ編―』村上春樹／著

現代日本を物語の建物につめこんだ、最も野心的な試み。魅力的だ。（Washington Post Book World）
『ねじまき鳥クロニクル―第2部　予言する鳥編―』村上春樹／著

村上作品のめざましい進歩だ。大胆かつ寛容さに満ちた作品。（The New York Times Book Review）
『ねじまき鳥クロニクル―第3部　鳥刺し男編―』村上春樹／著

「村上RADIO」第11、12回放送決定！

村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz

村上春樹の本｜新潮社

川上未映子が「村上春樹」の最深部に鋭く迫る。13時間超の比類なきロングインタビュー！
『みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く／村上春樹語る―』川上未映子／著、村上春樹／著

フィッツジェラルドこそが小説であり、スタン・ゲッツこそがジャズであった。
『スタン・ゲッツ―音楽を生きる―』ドナルド・L・マギン／著、村上春樹／訳

迷宮のような試練をくぐり抜け、主人公と少女は、ふたたび出会えるのか――孤独な魂をあたためる今を生きる「私たち」の物語。
『騎士団長殺し―第2部　遷ろうメタファー編〔下〕―』村上春樹／著

村上春樹の本一覧へ

村上春樹　Haruki Murakami　新潮社公式サイト