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ジャックポット/
筒井康隆
ウィズ・コロナで人類絶滅? 最強のツツイウイルスが小説に感染。復活の日は来るのか。
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聖都創造[新連載]/
天童荒太
人類の滅亡を目前にして、何のために生きるのか。ポスト・コロナを予見する近未来小説。
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海がふくれて[一二〇枚]/
高橋弘希
九年前、父は海で消えた。大人になりゆく少女が、嵐の日の灯台で生命の淵に潜り込む。
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天使も踏むを畏れるところ[新連載第二回]/
松家仁之
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夢のなかで行った町[連作完結]/
松浦寿輝
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誰のものでもない幽霊たち/
藤野可織
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プリニウス(七十)/
ヤマザキマリ+とり・みき
【第八回】
河合隼雄物語賞・学芸賞発表
【物語賞授賞作】該当作なし
【学芸賞授賞作】
チョンキンマンションのボスは知っている/
小川さやか
――アングラ経済の人類学
【選評】
中沢新一(学芸賞)
■■ 連載小説 ■■
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曼陀羅華X 2004(六)/
古川日出男
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全然(十二)/
滝口悠生
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漂流(十五)/
町田 康
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チェロ湖(十七)/
いしいしんじ
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ヒロヒト(二十一)/
高橋源一郎
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ビッグ・スヌーズ(二十九)/
矢作俊彦
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荒れ野にて(五十三)/
重松 清
第53回《新潮新人賞》応募規定
【選考委員】大澤信亮/小山田浩子/鴻巣友季子/田中慎弥/又吉直樹
◆【新連載】
小津安二郎/
平山周吉
二十世紀を代表する世界的映画「東京物語」の監督は、戦中・戦後をどう生きたのか?
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往復書簡 読むたびにあふれてくる豊かさ/
黒田夏子 蓮實重彥
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重ね描かれる記憶の記憶/
山本貴光
――黒田夏子『組曲 わすれこうじ』を読む
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獅子文六の内なる日本 前篇/
福田和也
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ダークアンデパンダン/
卯城竜太
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木村伊兵衛のイマージュ/
日高 優
――文士たちの肖像写真
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コロナの認識論[新連載第二回]/
養老孟司
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あの頃何してた? [新連載第二回]/
綿矢りさ
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能十番 日英現代語訳[第三回・邯鄲]/
いとうせいこう ジェイ・ルービン
【リレーコラム】
Passage――街の気分と思考(13)
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デッドエンドの思い出/
吉本ばなな
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最後の遠出/
長島有里枝
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OH MY GOD/
エリイ(Chim↑Pom)
第十一回・暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。
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保田與重郎の文学(二十二)/
前田英樹
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水戸学の世界地図(五十二)[連載完結]/
片山杜秀
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小林秀雄(六十六)/
大澤信亮
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地上に星座をつくる/
石川直樹
第八十七回・渋谷の鼠
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見えない音、聴こえない絵(一八七)/
大竹伸朗
■■ 新潮 ■■
◆死者の断片/司 修
◆6月20日、アトリエにて。/片山真理
◆ある兼業者のステイホーム/かげはら史帆
◆死の淵で、パイプを造る/上出遼平
◆超新星/井手健介
◆大量死の季節に――2つの死と、君の生と/七尾旅人
■■ 本 ■■
◆伊藤比呂美『道行きや』/鈴木涼美
◆富岡幸一郎『天皇論』/酒井 信
◆多和田葉子『星に仄めかされて』/佐々木 敦
◆天童荒太『迷子のままで』/田中和生
◆津村記久子『サキの忘れ物』/都甲幸治