【新連載】
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生活[第一回・一三〇枚]/
町屋良平
父は作家で母は駆け落ち、夢もなければ金もない二十歳のかれは今を生きる。書道をしてすきな服を着て――流れる時間を掴む挑戦作!
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いくらかの男たち/
黒川 創
互いに気持ちが通じる相手との性体験が道しるべだった。性愛と暴力をめぐる連作最終章。
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詩人ちゃん・キル・ミー(十五)[連載完結]/
最果タヒ
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プリニウス(八十一)/
ヤマザキマリ+とり・みき
第46回 川端康成文学賞発表
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旅のない/
上田岳弘
【選評】荒川洋治/角田光代/辻原 登/堀江敏幸/村田喜代子
■■ 連載小説 ■■
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TRY48(七)[第7章]アイドルおたくを罵倒せよ!/
中森明夫
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大使とその妻(十)/
水村美苗
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聖都創造(十九)/
天童荒太
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天使も踏むを畏れるところ(二十三)/
松家仁之
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漂流(三十四)/
町田 康
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チェロ湖(三十五)/
いしいしんじ
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荒れ野にて(七十)/
重松 清
第35回《三島由紀夫賞》候補作品発表
第55回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!]
上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹
【特別対談】
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自由だから書いている/
小泉今日子 エリイ
集団で創造したから分かる、一人きりの表現の特異性と喜び。それらを言葉で探り合う。
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ドナルド・キーン十七歳の「フローベール論」/
角地幸男
初公開論考に予見された日本文学の巨星誕生。
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それでもロシアはなぜ懐かしいのか/
四方田犬彦
忘却の「混血児作家」から辿る戦争の現在。
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青山真治をみだりに追悼せずにおくために/
蓮實重彦
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魂の呼応について――追悼・真木悠介/
今福龍太
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精神の考古学(六)/
中沢新一
第四部 ゾクチェンの扉が開く
【リレーコラム】
街の気分と思考(5)
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溶けてゆく淡雪のように/
川上弘美
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プラットホーム/
塩田千春
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小津安二郎(十八)/
平山周吉
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小林秀雄(八十五)/
大澤信亮
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地上に星座をつくる/
石川直樹
第百六回・遠征と遠征のあいだ
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見えない音、聴こえない絵(二〇五)/
大竹伸朗
■■ 新潮 ■■
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言葉と音楽/
石橋英子
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今とつながる神話――「君の名は。」を題材として/
沖田瑞穂
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異郷で演じるということ/
洞口依子
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『ドライブ・マイ・カー』についての覚え書き/
大澤信亮
【私の書棚の現在地】
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『「その他の外国文学」の翻訳者』/【書評委員】
滝口悠生
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ショクーフェ・アーザル『スモモの木の啓示』/【書評委員】
古谷田奈月
■■ 本 ■■
遠藤周作『善人たち』/古川真人