今年120年目の文芸誌
◆
息吹[中篇]/
平野啓一郎
かき氷屋が満席かどうかで、生死が決まる人生とは。不確実な時代の精神を掴む重要作!
◆
聞こえたり聞こえなかったり[新連載]/
桐野夏生
女優の妹が植物状態に陥った。二卵性の双子の姉の胸に去来するのは――待望の新連載。
◆
心境螺旋[掌篇]/
筒井康隆
◆
羅列、羅列、羅列[特別原稿]/
池澤夏樹
◆
冥王の宴/
円城 塔
◆
えらびて/
小山田浩子
◆
モンゴルの蓋/
角田光代
◆
間違った世界で生きる、そしてそのことを書く[特別原稿]/
岸 政彦
◆
能舞台のジャコメッティ[特別原稿]/
杉本博司
◆
テレパシーの手/
滝口悠生
◆
自分を信じない男/
東山彰良
◆
悲嘆と慰藉[特別原稿]/
松浦寿輝
【発掘】
◆
三十男Q・Dの告白/小さな町/
井伏鱒二 解説・
大原祐治
単行本、全集未収録の忘れられた小説二篇を発掘。文豪の筆で描かれた一九三三年の日本。
◆
独りの椅子 石垣りんのために[新連載]/
梯 久美子
彼女は書くために生きた。家族を持たず家族をうたった詩人の
本当の顔に迫る決定的評伝。
◆
作家エトガル・ケレットは今イスラエルで何を考えているか/構成・インタビュー・訳
秋元孝文
◆
サーフィンと対話――触れるポートフォリオ(2)/
島本理生
【リレーコラム】
街の気分と思考(24)
◆
サンリオピューロランド/
青山七恵
◆
ニューヨーク、味の新世界/
平野紗季子
◆
都会の小人/
崔 実
【私の書棚の現在地】
◆
湯澤規子『焼き芋とドーナツ』、古田徹也『謝罪論』/【書評委員】
津村記久子
◆
エレーヌ・ボノー『言葉にとらわれた身体』/【書評委員】
町屋良平
■■ 本 ■■
◆津村記久子ほか『あなた』/岩城けい
◆中村文則『列』/亀山郁夫
◆大塚ひかり『嫉妬と階級の『源氏物語』』/小池昌代
◆山田詠美『肌馬の系譜』/佐藤厚志
◆コルヴォー男爵『教皇ハドリアヌス七世』/豊崎由美
◆岸 政彦『にがにが日記』/牟田都子
◆坂本龍一『坂本図書』/山本貴光
■■ 連載小説 ■■
◆
生活 第二部(四)/
町屋良平
◆
墳墓記(十三)/
高村 薫
◆
大使とその妻(二十八)/
水村美苗
◆
天使も踏むを畏れるところ(四十)/
松家仁之
第56回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!]
【選考委員】上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹