二〇二一年に五周年を迎えたゲーム「文豪とアルケミスト」。芥川や漱石、太宰といった文豪たちが美々しい姿で転生し、互いに協力しながら敵を倒す――というストーリーで、累計登録者一四〇万人を超える人気ぶりです。
 
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2022年6月号(定価1000円)5月20日発売
小説新潮メールマガジン[2022/05/20]
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編集長から
創刊75年、初めてのゲーム特集
 二〇二一年に五周年を迎えたゲーム「文豪とアルケミスト」。芥川漱石太宰といった文豪たちが美々しい姿で転生し、互いに協力しながら敵を倒す――というストーリーで、累計登録者一四〇万人を超える人気ぶりです。今号では小説誌ならではの視点でこのゲームの魅力をお伝えします。ビジュアルデザインの秘密に迫る開発チームインタビュー、ゲームの世界観で描かれたノベライズ短編(主人公は久米正雄)、一九四七年に本誌に掲載された太宰治のお宝トーク(「酒は私の生活を非常にゆすぶっている」など名言続出)、そして裏表紙には小誌のために描き下ろされたイラストが! 文豪たちが手にしているオレンジ色の冊子は、七五年前に出た本誌創刊号です。時空を超えたコラボレーションをお楽しみください。
 もう一つの特集は「2021年に生まれた作家たち」。昨年デビューした新人作家六人の競作です。いずれ劣らぬ力作揃い、小説界の未来を感じる一冊です。
小説新潮編集長 西麻沙子
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■目次
【特集】2021年に生まれた作家たち

◆君嶋彼方/ヴァンパイアの朝食
——ただ僕らは、互いに髭の生えた相手と恋をしているだけ

京橋史織/二億円のレシピノート
——犬に遺産? 家事代行の里穂が巻き込まれたトラブルは

◆佐原ひかり/一角獣の背に乗って
——叔母が死んだ。蹴り殺されたそうだ。葬式で出会うのは

◆波木 銅/ラッキーパンチ・ドランカー
——現役大学生にしてプロボクサー。でも僕には秘密がある

◆新名 智/まぎれ鬼
——架空の遊びを調査する動画配信者・トモが行きつくのは

藍銅ツバメ/春荒襖絡繰
——迷い込んだ世界にいた美しい若君と姫君。だけど私達は

〈座談会〉
新人作家、はじめまして
——デビューしたての6人の小説家たち。輝かしい夢のスタートラインから見える景色とは?

〈書評〉
吉田大助/二〇二一の新人と「新しさ」について
——どんな時代でも「新人」は誕生する。この一年で生まれた才能を一堂に集めたエンタメ指南

【特集】祝! 五周年
ゲーム「文豪とアルケミスト」の世界


人気オンラインゲーム「文豪とアルケミスト」とは

〈インタビュー〉
◆「文豪とアルケミスト」開発チーム/「内面」をビジュアルで魅せる 衣装デザイン5年間の軌跡

河端ジュン一/二度目の舟
——青春小説「競漕」を襲う侵蝕者に久米正雄が挑む!

〈インタビュー〉
◆河端ジュン一/「自分一人では書けないもの」を書く
——ノベライズ第一弾『顔のない天才 文豪とアルケミスト ノベライズ―case 芥川龍之介―』著者が創作秘話を語る

石井千湖/特務司書に就任しました 芥川と“推し”の「在リシ日ノ思イ出」
——『文豪たちの友情』著者が、ゲームをプレイしてみた

〈特別再録〉
◆文壇「話の泉」の會
太宰治/文學の曠野に
——75年前に本誌に掲載された豪華座談会と名(?)言続出の太宰治インタビューを特別公開

【新連載ノンフィクション】
河合香織/4分の1の遺伝――神が曲げたもの――
——どうして母は命を絶ったのか。今もなお運命の螺旋に向き合い続ける、とある家族の物語
【傑作読み切り】
井上荒野/偽物の暖炉の本物の炎
——駿介とは別れなければ。だって、私は彼の子どもを……

◆泉ゆたか/だんじりとオパール
——だんじりなんて嫌いや。岸和田の町でとし子が闘うのは

【特別インタビュー】
山内マリコ柚木麻子/「蚊帳の外」でも、できること
——性加害、性暴力を無くすため、私たちに何ができる? 作家十八人が声明に込めた思いとは

【グラビア】
第八回新潮ミステリー大賞贈呈式

【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
阿刀田高/ちょうど時間となりました―あるユニークな作家の回想― 最終回
◆いしいひさいち/剽窃新潮
岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
◆加納愛子/行儀は悪いが天気は良い
佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
◆スズキナオ/家族が一番わからない
◆田中卓志/ちょっと不運なほうが生活は楽しい
◆友近/友近道中
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
平松洋子/プロレスは何を食べる 最終回
益田ミリ/ツユクサナツコの一生
群ようこ/四十年、こんな感じで書いてます
◆山本さほ/てつおとよしえ
【バラエティコラム】
〈もういちど会いたい〉マキタスポーツ
〈そのとき(わたしの)歴史が動いた〉モモコグミカンパニー(BiSH)
〈わたしの東京〉室越龍之介
【好評連載小説】
赤川次郎/暗殺
乾 緑郎/おどろかし 戯場國の怪人
伊吹有喜/灯(あか)りの島
乙川優三郎/ロゴスの海のジプシー
桐野夏生/ダークネス
重松 清/十一番目の色 シリーズ「まなつ」
篠田節子/ドゥルガーの島
寺地はるな/雲に届く
馳 星周/眠らぬ王 極夜・第二部 最終回
原田マハ/晴れの日の木馬たち
宮城谷昌光/公孫龍
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
〈医療・介護〉杉江松恋
第四十一回「新田次郎文学賞」決定発表
「日本ファンタジーノベル大賞2023」募集要項
次号予告


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「小説新潮」から生まれた本
読む者を狂気の淵に叩き落とす、呪われし伝説の作家・堀永彩雲。次なる生け贄を求め、現代日本に降臨!
『空を切り裂いた』飴村行/著
芸能界の先駆者(パイオニア)にして伝説(レジェンド)。その孤高の闘いを描く怒濤(ノンストップ)の長篇小説。
『孤蝶の城』桜木紫乃/著
直木賞作家が熱い思いをこめて描ききった渾身の傑作! 新しい石田三成像がここにある。
『八本目の槍』今村翔吾/著
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