毎回ひとつのテーマを決めて、おすすめの〈とんぼの本〉をご紹介。今回のテーマは「不滅のマンガ家 永久保存版!」
心わしづかみ! 原画やインタビューで知る、天才マンガ家のすべて。

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とんぼの本は、1983年の創刊。
美術、工芸、建築、写真、文学、歴史、旅、暮らしをテーマにしたビジュアルブック・シリーズです。
繊細な画と豊かな文学性でマンガ界に新たな地平を拓いた天才マンガ家のすべて
そこにはたしかな技術や経験があるはずなのに、圧倒されるのはその奥にある「世界の確信」とも言えるような、運命的なものだった。
[最果タヒ/人間を更新する 「波」2020年5月号より →全文へ]
少女マンガを変革する“カウンター”でありつづけた巨匠の万華鏡のごときアートワーク
70年代の少女マンガという場で、
[本書『特別対談 竹宮惠子・原田マハ 「風と木の詩」は竹宮惠子の「ゲルニカ」である』より →立ち読みへ]
26歳の女性が「風と木の詩」を表現しようとした。
21世紀に生きる私たちには想像できないような圧力や
越えがたい茨の道があったと思います。
戦場で左腕を失った青年は、やがて右腕一本で、あらゆる“異界”をまざまざと描きだす
梅原さんは1971年の水木論で、水木さんを世阿弥に
[本書「水木しげるvs.梅原猛“妖怪”大放談」より →立ち読みへ]
たとえた。古今東西のあらゆる怨霊に興味を持ち、
それらを作品において自由自在に活躍させた点が
似ていると。
マンガの常識を打ち破った「ねじ式」など4作を、描かれたままの姿=原画で堪能
この、史上初めて夢をダイレクトにマンガに
[本書「夢」より →立ち読みへ]
反映し、しかも周到な脚色を加えた作品に対する
反響は凄まじかった。