お知らせ
芸術新潮プレゼント【2】
「挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展『はにわ』」
(東京)のチケット
芸術新潮 2024年9月号
今月のプレゼント【2】
「挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展『はにわ』」(東京)のチケットを3組6名様にプレゼント!
埴輪とは、古代の王や豪族の古墳(墓)を飾るやきもののこと。3世紀半ばから7世紀初頭の古墳時代に大量につくられ、畿内地域を中心に、南は鹿児島から北は岩手までさまざまな造形が出土する。1400年あまりの時を経て、お墓の飾りとしての役割を終えた埴輪たちは、いまやカワイイ存在としてすっかり定着。東京国立博物館の公式キャラクター「トーハクくん」もそのひとつだが、そのトーハクで、全国約50の所蔵・保管先から埴輪のスターたちが集う特別展が開催される。これだけの埴輪の名品が一堂に揃うのはおよそ50年ぶりのことだという。
注目の1点は、同館所蔵の《国宝 埴輪 挂甲の武人》。ゆるキャラ化されるまでもなく、素朴で簡略化された造形が多い埴輪にあって、埴輪の国宝第1号として知られるこの武人埴輪は、頭からつま先まで異例の完全武装、かつ細部まで凝った表現が際立つ。2017年から3年がかりでおこなわれた解体修理では欠けていた弓を復元。色素の分析もおこなわれ、新たに制作した実物大の彩色復元作品もお披露目される。甲はなんと白とグレーで塗り分けられており、一見してこれが埴輪!? と驚く。
さらに、この国宝埴輪の「兄弟埴輪」とでもいうべきそっくりさん4体も揃い踏み。これが今展の最大の見どころで、というのも、4体のうち1体はシアトル美術館が所蔵するため、5兄弟が一堂に会するのは史上初めてなのだ。
ちなみにトーハクくんのモデルとなった《埴輪 踊る人々》も2022年から解体修理に入っており、今年3月末に完了したばかり。じつはこの埴輪、近年、踊る人ではなく、馬曳きではとも取り沙汰される。馬曳きは埴輪の定番なのでさもありなん? にしてはユルすぎる? 会場で他の馬曳き埴輪と見比べられたし。
以下の応募フォームにてご応募下さい。
チケットの発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。
プレゼント番号【2】
挂甲の武人 国宝指定50周年記念
特別展 はにわ
[会場]東京国立博物館 平成館
[会期]10月16日~12月8日
巡回⇒2025年1月21日~5月11日 福岡・九州国立博物館
[休館日]月曜日(ただし11月4日は開館)*11月5日は本展のみ観覧可能
[開館時間]9:30~17:00(金土~20:00)※入館は閉館の30分前まで
[問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)
[詳細] https://haniwa820.exhibit.jp/
[応募締切]9月24日(火)
※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。