お知らせ
芸術新潮プレゼント【1】
「ハニワと土偶の近代」(東京)のチケット
芸術新潮 2024年10月号
今月のプレゼント【1】
「ハニワと土偶の近代」(東京)のチケットを3組6名様にプレゼント!
埴輪とは3世紀から6世紀末にかけてつくられた、古墳を飾る素焼きのやきもののこと。一方、土偶は縄文時代につくられた、おもに女性をかたどった土製品。埴輪と土偶といえばいまやカワイイの代表格としてひっぱりだこだが、近代に土の中での長い眠りから目覚めて以降、ここに至るまでの道のりはなかなか起伏に富んでいる。その道のりを、遺物そのものではなく、それらをモティーフにした美術作品でたどろうというのが、この「ハニワと土偶の近代」展である。
展覧会のタイトルが示すとおり、最初に注目されたのは埴輪だった。出品作をざっと概観するだけでも、時に歴史画のモデルになり、時に抽象絵画やキュビスムに擬態させられ、さらにはスポーツ大会のメダルのモティーフにも。1970年代以降はアニメやマンガのモデルとなり、ぐっと大衆に接近。現在はマスコットキャラクターとして広く人気を博す。「埴輪自体は何ひとつ変わっていないのに、語られ方は時代時代で大きく変化していきました」と言うのは、今展を担当する東京国立近代美術館の花井久穂研究員だ。
6世紀末の古墳時代の終焉とともに姿を消し、人知れず土の中に埋もれていった埴輪が、近代になってふたたび脚光を浴びるようになったのは、王政復古の過程で万世一系の歴史を象徴とする遺物とみなされたから。それが戦時においては戦意高揚に利用され、戦後の国際化社会においては日本人のアイデンティティ再生の道具となったのだった。そこへ岡本太郎による縄文の“発見”によって土偶が埴輪の対抗馬として華々しく登場する。古代の眠りから目覚め、はからずも近代日本の歴史の伴走者となった埴輪と土偶。その来し方から学ぶことは少なくない。
以下の応募フォームにてご応募下さい。
チケットの発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。
プレゼント番号【1】
ハニワと土偶の近代
[会場]東京国立近代美術館
[会期]10月1日~12月22日
[休館日]月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
[開館時間]10:00~17:00(金土~20:00)※入館は閉館の30分前まで
[問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)
[詳細] https://haniwadogu-kindai.jp/
[応募締切]10月23日(水)
※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。