お知らせ
芸術新潮プレゼント【1】
「ヒルマ・アフ・クリント展」(東京)のチケット
芸術新潮 2025年3月号
今月のプレゼント【1】
「ヒルマ・アフ・クリント展」(東京)のチケットを5組10名様にプレゼント!



By courtesy of The Hilma af Klint Foundation

By courtesy of The Hilma af Klint Foundation

By courtesy of The Hilma af Klint Foundation


1902年頃 ヒルマ・アフ・クリント財団
By courtesy of The Hilma af Klint Foundation
2010年代にヨーロッパ各地を巡回した回顧展でじわじわと注目を集め、2018~19年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で開かれた展覧会で同館史上初の60万人を超える来場者を記録し、大きな話題を呼んだ女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)。没後80余年にして、いまもっとも熱い女性アーティストのひとりといえるこの画家の、アジアで初となる大回顧展が3月4日から東京国立近代美術館で開催される。
アフ・クリントは1862年、ストックホルム生まれ。スウェーデンの王立芸術アカデミーで教育を受けた正統派だが、やがてアカデミズムの枠を飛び出して、独自の絵画世界を築き上げることになる。代表作とされるのは、1906年から10年あまりをかけて制作された「神殿のための絵画」。これは複数の連作を組み合わせた計193点からなる作品群で、連作のうち中核となる〈10の最大物〉は、各画面サイズが3メートルを超え、やわらかなパステルカラーの多用、幾何学図形や渦巻きといった文様が浮遊する抽象画めいた表現など、同時代の他の画家にはないオリジナリティをそなえる。
とくに抽象表現に関しては、その嚆矢とされるカンディンスキーやモンドリアンらに先立つとの指摘もなされるが、アフ・クリントが彼らと決定的に異なるのは、その絵画にスピリチュアリズムが深く根を下ろしている点にある。彼女がめざしたのは、交霊術によって得られたメッセージのほか、当時研究が進みつつあった科学現象なども含め、目には見えない世界を知覚し、表現すること。その手探りのような営為の先にあらわれた壮大な宇宙に身を浸したい。
以下の応募フォームにてご応募下さい。
チケットの発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。
プレゼント番号【1】
ヒルマ・アフ・クリント展
[会場]東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
[会期]3月4日~6月15日
[休館日]月曜日(ただし3月31日、5月5日は開館)、5月7日
[開館時間]10:00~17:00(金土は~20:00)※入館は閉館の30分前まで
[問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)
[詳細] https://art.nikkei.com/hilmaafklint/
[応募締切]3月24日(月)
※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。