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〈受賞作〉 カブキの日 (「群像」平成十年四月号) 小林恭二
「カブキの日」は、わたしにとって初めて書いた小説のような気がします。これまでは自分の身を小説という枠にもたれさせているだけで、意識的に作りきるということができなかったように思うのです。今回はどうやらこうやら最後まで書ききれたのではないかと、うぬぼれています。おそまきの再出発に餞をおくってくださった選考委員の方々に心から感謝をします。本当にありがとうございました。
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[三島由紀夫賞規定]
本賞は下記の規定により、文学の前途を拓く新鋭の作品一篇に授与する。 財団法人 新潮文芸振興会
飯嶋和一 『神無き月十番目の夜』
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