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第三十回 新潮新人賞発表
(記念品及び副賞五十万円)
(選考委員・李恢成 別役実 福田和也)
《受賞作》
 底ぬけ         青垣進

(受賞者紹介)
あおかき・すすむ。本名高橋進。昭和三十五年埼玉県新座市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。現在、埼玉県立川越南高等学校教諭。三十七歳。

〔選考経過〕
第三十回新潮新人賞は、去る三月末日に締切り、応募作品(小説・評論・ノンフィクション)一〇〇二篇が寄せられた。下記の応募作品五篇について、三氏の選考の結果、表記のように受賞作を決定した。

〈最終候補作品〉
「Pであるということ」池田政之
「歴史の地平へ
 ――本多秋五と戦後文学の出発点」
樋口拓哉
「死後結婚の旅」池田野猿
「底ぬけ」青垣進
「さらばえる」椿一生