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【新年特別企画】真珠湾攻撃から70年 悲劇の軍人「山本五十六」再発見

新潮45 2011年1月号

(毎月18日発売)

特別定価933円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2010/12/18

発売日 2010/12/18
JANコード 4910049370117
定価 特別定価933円(税込)

解散か、大再編か、2011政界展望
短期決戦で倒閣、

小沢一郎の「国盗り物語」最終章の深層/岩見隆夫

◆外務省に告ぐ【特別篇】一線を踏み越えた北朝鮮「狂気の戦略」を読み解く
金ファミリーを動かす「神の言葉」/佐藤優

◆作家の日常、私の仕事「テープ交換する」/曽野綾子
 私はなぜ「工作船ビデオ」を撮影、公開した海上保安官を表彰したか

◆「これからの日本」を生き延びる智恵/内田樹

◆反・幸福論 連載第二回*「国の義を守る」という幸福の条件/佐伯啓思

【収監直前特別対談】鈴木宗男vs.佐藤優 官僚たちの“犯罪”
「田中・ブレジネフ会談記録」「沖縄サミット選考経過」……極秘文書を一挙公開! 菅政権よ、外務省の機密情報漏洩はウィキリークスや「尖閣ビデオ」どころじゃないぞ

【この一年を漫然と過ごせば、領土は永遠に還ってこない!】
【新連載】過去と未来の対話 第一回*北方領土 民族の尊厳を取り戻す闘い/東郷和彦

【達人対談】数学教育の達人/芳沢光雄vs.ビートたけし

【特集】「仏教」で救われ上手になる

小池龍之介◆「こうすれば楽になるよ」という処方箋
アルボムッレ・スマナサーラ◆「怒らないこと」が全ての問題解決への最短距離
釈徹宗◆お遍路、パワースポット巡り、仏像鑑賞――現代人を癒す仏教の魅惑

【新年特別企画】
真珠湾攻撃から70年……

悲劇の軍人「山本五十六」再発見

【新春対談】なぜ日本人は山本五十六を忘れないのか/半藤一利vs.戸高一成

「山本五十六愚将論」が迫る「帝国海軍史」の見直し/保阪正康

〈お付の従兵長は見た!〉
旗艦「長門」「大和」で過ごした“長官との思い出”/近江兵治郎


唯一の肉声(軍縮会議予備交渉を控え、ロンドンからの挨拶)

■■永久保存版 特別付録DVD■■
決定版 山本五十六 「唯一の肉声」「最後の映像」
真珠湾奇襲、死の直前のラバウル基地視察、国葬……稀少映像網羅、「悲劇の海軍大将」の実像が現代に甦る!

◆〈敢えて言う!〉小澤征爾という「虚匠」の末路/八田利一

◆〈大胆提言!〉デノミでデフレ解消! 「日本のプライド回復」元年/菊池哲郎

◆天国と地獄の「線引き」/里見清一

【巻頭コラム】風が時間を *80歳のニューヨーク行き(7)/徳岡孝夫

◆日本は脱落! 世界のスーパー・エリート教育/河添恵子

◆第二の地球を探し出せ! 巨大電波望遠鏡「アルマ」のロマン/立松健一

【特別読物】挿絵画家・岩田専太郎、おんなに囲まれた生涯/鈴木義昭

【短期集中連載】仕事の達人 *第二回 富山の売薬さん/野地秩嘉

[連載]
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆人生の星の時間 三浦梧楼/福田和也
◆道聴途説/外山滋比古
◆プロ野球血風録/坂井保之 企画・構成/玉木正之
◆科学の興亡/竹内薫
◆閻魔堂の吹き流し 寛政時代の二の舞だ/山本一力

■書物の森

■シネマ・ブレイク

[グラビア]
◆日本再発見
◆【新連載】世界の学び舎 第一回*アフガニスタン/川畑嘉文
◆【連載】この盃を受けてくれ 第九回/小平尚典

歌代幸子氏「私と母」、上條昌史氏「シリーズ『昭和』の謎に挑む」、豊田正義氏「根性を忘れた日本人へ」、杉山隆男氏「昭和の特別な一日」は、今月休載します。

編集長から

真珠湾攻撃から70年
悲劇の軍人「山本五十六」再発見
 解散か、大連立か。新年1月号のトップは、岩見隆夫氏による2011年の政界展望「短期決戦で倒閣、小沢一郎の『国盗り物語』最終章の深層」です。またぞろ蠢き始め、本格再編、大連立を目論むゾンビ小沢。岩見氏がそのシナリオを読み解き、政局の行方を見透します。
 注目論説は、内田樹氏の「『これからの日本』を生き延びる智恵」。『日本辺境論』の著者が「贈与社会」という次代の社会像を予見し、そこで生きる智恵を伝授。読者への新年の“贈り物”となること請け合いです。
 さらなる目玉特集は、「『仏教』で救われ上手になる」。今最も注目されている僧侶、小池龍之介氏、スマナサーラ氏、釈徹宗氏のお三方が、どうすれば苦悩から解放されるか、その極意を教えてくれます。
 また真珠湾攻撃から70年目を迎えるにあたり、山本五十六の特集企画も用意しました。死の直前のラバウル基地視察など稀少映像を網羅した特別付録DVD「山本五十六『唯一の肉声』『最後の映像』」と併せてお楽しみ下さい。

新潮45編集長 宮本太一

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞