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池田大作vs.小沢一郎/西岡亘

新潮45 2011年2月号

(毎月18日発売)

特別定価827円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/01/18

発売日 2011/01/18
JANコード 4910049370216
定価 特別定価827円(税込)

池田大作vs.小沢一郎/西岡亘
怨念が生んだ創価学会員たちへの“遺言”

【特集】難病を治せ! 「認知症に克つ」最新研究

・7割は予防可能、手術で治せるものも
 むやみに怖れる必要はない「認知症」の実態
 /岩本俊彦(東京医科大学老年病科主任教授)

・医療はここまで来た! アルツハイマーを抑える「薬」「ワクチン」
 /森啓(大阪市立大学医学部教授/日本認知症学会理事長)

・認知症の「病院」「介護施設」のかかり方/十束支朗(山形大学名誉教授)

・家庭・職場でも簡単にできる「認知症チェック」

◆外務省に告ぐ【特別篇】
 ウィキリークスが日本に仕掛けたインテリジェンス戦争/佐藤優

◆増殖する中国「反日」の正体/加藤嘉一

◆反・幸福論 連載第三回*「無縁社会」で何が悪い/佐伯啓思

【新連載】「共死」を想え 第一回*死に支度の時代/山折哲雄

◆やっぱり数学だ! 「ゆとり教育」の亡霊たちを殲滅せよ/芳沢光雄

【達人対談】椅子作りの達人/宮本茂紀vs.ビートたけし

【新連載】名門と国家 徳川将軍家から岸信介のDNAまで
 第一回*二〇一一年の幕末/徳川家広

◆摘発皆無で日本人ビジネスマンも出没!
 中国、知られざる「売春の島」/佐藤英夫

【特別企画】江戸のおんなの“まぐはひ”指南書

・紀州徳川家秘巻「女訓抄〈閨の御慎みの事〉」全文掲載
・和合福寿 男女仕附方

【特別対談】養老孟司vs.内田樹
文化には、カネは出しても、口出すな

◆100年後にも生き残る「贈り物」とは何か/内田樹

【好評連載】過去と未来の対話/東郷和彦
 第二回*北方領土、解決への意思を取り戻せ

◆ヒトラーのピアノ弾き~総統を育てた金満家たち~/福田直子

【巻頭コラム】風が時間を *80歳のニューヨーク行き(8)/徳岡孝夫

【特別読物】“皇室史上最大のスキャンダル”「道鏡事件」再考/高澤秀次

◆留学しない若者たち/里見清一

◆「健康ファシスト」日野原重明の何が偉いのか/小谷野敦

【短期集中連載】仕事の達人 *第三回
 4万人の顔と名前を覚えた「ホテルのドアマン」/野地秩嘉

[連載]
◆作家の日常、私の仕事 「ベストセラーを作れない理由」/曽野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆人生の星の時間 林董/福田和也
◆昭和の特別な一日 *日本橋には空がない(その4)/杉山隆男
◆道聴途説/外山滋比古
◆プロ野球血風録/坂井保之
◆科学の興亡/竹内薫
◆[シリーズ]私と母 仲代達矢(俳優)/歌代幸子
◆閻魔堂の吹き流し 肥やしにしたければ/山本一力

■書物の森

■シネマ・ブレイク

[グラビア]
◆日本再発見
◆【連載】世界の学び舎 第二回*インド/川畑嘉文
◆【連載】この盃を受けてくれ 第十回/小平尚典

上條昌史氏「シリーズ『昭和』の謎に挑む」、豊田正義氏「根性を忘れた日本人へ」は、今月休載します。

編集長から

認知症に克つ!
 国民的難病も実態を正しく理解すれば、むやみに怖れる必要はない! 今月の一オシ特集は、「難病を治せ! 『認知症に克つ』最新研究」です。
 超高齢社会の到来で我が国の認知症患者は200万人に。一言に認知症といっても、その原因疾患は様々。手術で治るものもあれば、薬で劇的に快復するものもあります。この特集では、認知症に向き合う専門家にご登場願い、治療や施設の最新状況を解説していただきます。
 さらなる目玉は、「江戸のおんなの“まぐはひ”指南書」。紹介する江戸時代の“性講義”、紀州徳川家秘巻「女訓抄」には、大名家に輿入れする姫君に向け、閨での夜の営みと殿御に対する接し方等が描かれています。奥深い世界をご堪能下さい。
 また養老孟司氏と内田樹氏の対談「文化には、カネは出しても、口出すな」は、日本文化の強化策について語り合った必読の書。今月も盛り沢山の小誌をよろしくお願い致します。

新潮45編集長 宮本太一

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞