「核発射ボタン」を広島に伴った「オバマ大統領」の自己矛盾
週刊新潮 2016年6月9日号
(木曜日発売)
発売日 | 2016/06/02 |
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JANコード | 4010203120664 |
定価 | 407円(税込) |
「核発射ボタン」を広島に伴った「オバマ大統領」の自己矛盾
▼式典の片隅に広島型2万2000発分の作動カバン
▼アメリカは今後30年で1兆ドルの核兵器近代化
▼唯一の被爆国が「核の傘」から抜けられない理由
▼75周年だから米紙は「安倍総理も真珠湾に来い」
▼何を言っても本国でレームダックの「オバマ政権」
清原和博の復讐
――いつしか豪放磊落な番長の面影は失われた。判決の最中、脳裏をよぎったのは自責の念と、周囲から裏切られ続けたという被害感情ではなかったか。結婚は破綻し、親友も悪友たちも彼の元を去った。今から始まる清原の復讐……。
世界禁煙デー!
路線対立が激化してきた「禁煙運動」先鋭化の果て
財務省は蚊帳の外!
「安倍総理」の口先「リーマン・ショック前夜」の奇妙な指数
【ワイド】言ってはいけない
(1)犬猿の仲なのに「舛添都知事」続投を認めた「都議会自民党のドン」
(2)90歳で再婚していた元公明党委員長「竹入義勝」老いらくの恋
(3)酒もタバコもやらない「関根勤」がなぜ心筋梗塞秒読みの動脈硬化か
(4)「姫井由美子」が5000万円大損した『コンビニ夢物語』出版と映画化
(5)新婚ホヤホヤ「元水戸泉」の錦戸部屋で力士6人が本場所休場の怪
(6)象の「はな子」69歳大往生に影を落とした2度の「殺人事故」
(7)「大韓航空」エンジン出火以前から乗ってはいけない航空業界の常識
(8)「朴槿恵」大統領はサミットご招待に応じずアフリカ感傷旅行
かつては教育再生担当の首相補佐官! 昨年10月までの国家公安委員長!
「強制わいせつ」東大生は「山谷えり子」参院議員のご親戚
――保守派の論客、山谷えり子議員(65)は、この7月、改選で参院選を迎える。そんな折も折、身内が起こした破廉恥スキャンダル……。かつて過激な性教育を厳しく批判し、教育に一家言お持ちの山谷センセイはさてどうしたか?
短期集中連載 医学の勝利が国家を亡ぼす 第5回
人類が初めて遭遇する「寝たきり100歳社会」の悪夢 後編
哲学者 適菜 収
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
TVふうーん録/吉田 潮
もう一度ゼロからサイエンス/竹内 薫
世界史を創ったビジネスモデル/野口悠紀雄
十字路が見える/北方謙三
この連載はミスリードです/中川淳一郎
逆張りの思考/成毛 眞
生き抜くヒント!/五木寛之
だんだん蜜味/壇蜜
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
古都再見 幕が下りる、その前に/葉室 麟
国際問題 鳥の目 虫の目 魚の目/宮家邦彦
「佳く生きる」ための処方箋/天野 篤
おっぱいがほしい! 「男」の子育て日記2016/樋口毅宏
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
私の週間食卓日記/KONISHIKI
管見妄語/藤原正彦
週刊鳥頭ニュース/佐藤 優・西原理恵子
■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/先輩議員に“嘘つき”と指弾されて「猪口邦子」立往生 ▼オーバーシーズ/英国「賭け屋」も燃える「EU離脱」最終局面 ▼ビジネス/「最高財務責任者」を取締役にしない「武田薬品」の事情 ▼テレビジョン/木戸銭650円が必要な小林薫「深夜食堂」 ▼マイオンリー/高野人母美「塩」 ▼スポーツ/手術で球速アップ「ダルビッシュ」が日本に戻る日 ▼エンターテインメント/有働サンにも売り込む「ジョディ・フォスター」渾身サスペンス ▼スクリーン/北川れい子『FAKE』 ▼グルメ/フレンチなのに“和”も顔をだす西麻布「Cot」 ▼タウン/政府は呑まない「安田純平さん」身代金1000万ドルの舞台ウラ Bookwormの読書万巻 石井千湖
★リオ五輪に行くカンボジア人「猫ひろし」のカネ集め
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
▼結婚 ▼墓碑銘 ▼ガイド
▼文殊のストレッチ ▼東京情報
▼オリンピック・トリビア!(吹浦忠正) ▼掲示板
■■■ 小 説 ■■■
この世の春/宮部みゆき
ヒトごろし/京極夏彦
染着/貴志祐介
黒い報告書/岩井志麻子
■■■ グラビア ■■■
・続・蒼穹から名建築
・優越感具現化カタログ
・ほとけを旅する
・コウケンテツの健康ごはん塾
この号の中吊り
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?
〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。