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愛慾・その妹

武者小路実篤/著

2,640円(税込)

発売日:2003/02/07

  • オンデマンドブックス

三角関係での愛欲の葛藤や(「愛欲」)、盲目の兄のために世間と戦う妹の姿(「その妹」)を通して、人間生活の截断面を描く。

「その妹」は大正四年作、作者初期の代表的な脚本で、盲目の兄を立派な小説家にしようと欲して世間と戦う美しい妹の至純なその情熱、また大正十五年作の「愛慾」の、せむしの画家とその妻と、彼の兄との三角関係にあって恐ろしいまでに高調した愛欲のその葛藤は、ともに人間生活の截断面を見事に描き出したもので、近代日本文学における最もユニークな存在たる二大戯曲であろう。

書誌情報

読み仮名 アイヨクソノイモウト
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 234ページ
ISBN 978-4-10-865253-8
定価 2,640円

著者プロフィール

武者小路実篤

ムシャノコウジ・サネアツ

(1885-1976)東京・麹町生れ。子爵家の末子。1910(明治43)年、志賀直哉らと「白樺」を創刊、「文壇の天窓」を開け放ったと称された。1918(大正7)年、宮崎県で「新しき村」のユートピア運動を実践、『幸福者』『友情』『人間万歳』等を著す。昭和初期には『井原西鶴』はじめ伝記を多作、欧米歴遊を機に美術論を執筆、自らも画を描きはじめる。戦後、一時公職追放となるが、『真理先生』で復帰後は、悠々たる脱俗の境地を貫いた。1951(昭和26)年、文化勲章受章。

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