北陸の古都に芽ぐむ春のいたみを物語って、官能の香り高い初期の自伝的名作の表題作をはじめ、みずみずしい短編全七編を収録。

性に眼覚める頃(新潮文庫)
385円(希望小売価格)
配信開始日:2002/11/01
- 電子書籍
表題の「性に眼覚める頃」は大正八年作。北陸の古都に芽ぐむ春のいたみを物語って、官能の香り高い初期の自伝的名作である。「チンドン世界」は、場末の映画館に見る世俗の世界を、そして「ヒッポドロム」は、サーカス小屋の少女に寄せる作者の淡い思いを描き、また「ゴリ」には、野性の呼び声が悲しく漂っている。ほかに「音楽時計」「医王山」「生涯の垣根」の、全七篇を収録。
書誌情報
読み仮名 | セイニメザメルコロシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 385円 |
電子書籍 配信開始日 | 2002/11/01 |