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生きづらい私のための人工知能

yom yom vol.52 2018年10月号

(隔月1、3、5、7、9、11月第三金曜日発行)

756円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/09/21

発売日 2018/09/21
JANコード F80318
価格 756円(税込)
◆SPECIAL ARTICLES
[連続特集第1回]
生きづらい私のための人工知能
▼「生きにくさのブレイクスルー ~人工知能による未来のアプローチ~」[文/三宅陽一郎]
▼「ロボットと漫才する男」金子 竣[インタビュー]


新潮文庫nex四周年 キャラクターとミステリの交差点
▼「ホームズ/クイーン」から「天久鷹尾/輪堂鴉夜」へ[特別対談/知念実希人×青崎有吾]
▼新本格三十年、その歴史と生存戦略[文/千街晶之]
▼小説を演じることは、キャラクターを想像すること[インタビュー/飯豊まりえ]

◆NEW SERIES
九螺ささら「きえもの」 写真:餅井アンナ
短歌と散文が共鳴して、日常の中に非日常への扉を開く。

恒川光太郎「多摩川異聞録」
ムエンサマを鎮める供養塚、記録に残る夏の施餓鬼……。多摩川流域の異界を辿る民俗紀行、第1回は河口の神々との邂逅。

◆CLOSE UP
[連続企画第4回]
そして、僕たちは舞台に立っている。 写真:坪田充晃
俳優・米原幸佑インタビュー

◆SERIES
辻村深月「想い人の心得 ツナグ2」[最終回]画:椋本サトコ
彼の依頼はきまって、桜のつぼみが膨らむ頃。けれど今回は、いつもと少し違って――。決意と旅立ちのクライマックス!

乾 緑郎「機巧のイヴ3 如洲望郷篇」[新章スタート]画:獅子猿
美しき機巧人形・伊武の姿は、浪漫の花咲く1918年の天府にあった――。大好評SF伝奇小説、新章開幕!

青柳碧人「猫河原家の人びと2」[第2回]画:MITO(監修:uki)
♫セミナー、講演会、啓発本、タスクはいつでも分刻み。ああ、意識、高い系~♫ 歌どおりに人が死ぬ?!

垣谷美雨「良縁お祈り申し上げます」[最終回]画:かんのひろみ
親婚活砂漠をかき分けて、一粒の良縁は見つかるか――? 千賀子一家、最後の決断!

中山七里「死にゆく者の祈り」[第9回]画:にしざかひろみ
あと少しで関根を助けられる。やっと希望を抱いた矢先、死刑執行間近との噂が、顕真を襲う――。

門井慶喜「地中の星」[第5回]画:山田ケンジ
いよいよ掘削の難工事が始まる。大倉土木の総監督道賀竹五郎は、超人的な職人を呼び寄せた。

武田綾乃「君と漕ぐ」[第6回]画:おとないちあき
希衣と恵梨香の新ペアにとって初めての大会が近づく。しかし直前練習で二人の息が合わず――。

宮木あや子「手のひらの楽園」[第4回]画:大宮いお
島を出てから連絡のなかった母は、死んだと聞かされていた父と一緒にいた。微笑む母を前に友麻は――。

最果タヒ「暗闇くん/暗闇くん 別邸」[第9回]
雪の陰の下で読むための詩/21歳/ピアニカみたいな欲望/築20年1LDK/天国手前

◆COMIC
ふみふみこ「愛と呪い」[第8回]
誰にも言わないつもりだった秘密を、愛子は――。

◆CULTURE&COLUMN
新井久幸「読みたい人、書きたい人のための、ミステリ超入門」[第9回]
現実世界は、本当に「リアル」なのか? ――人間が書けているとはどういうことか?

小林エリコ「境界線に置くことば」
普通に働いて、普通に生きたい

新納 翔「東京デストロイ・マッピング」[第5回:板橋]写真/テキスト
圧倒的な力が東京を概念化された秩序で塗り潰す。2020年に向けた再開発で消えてゆく、様々な街の「核」を捉える写真都市論。

カレー沢 薫「モテる技術(仮)」[第9回]
セックスが上手い男はモテるのか。身も蓋もない大疑問にカレー沢薫が挑む!

トミヤマユキコ「世界のαに関するカルチャー時評」[第7回]
ロックTシャツを叩いて気持ちいい?

手塚マキ「午前一時のノスタルジア」
歌舞伎町生活綴方運動

◆BOOKS
柚木麻子×吉川トリコ
「往復書簡 トワネット先輩への手紙」
[吉川トリコ『マリー・アントワネットの日記 Rose/Bleu』]

はるな檸檬「『れもん、よむもん!』文庫になったもん!」
[はるな檸檬『れもん、よむもん!』]

執筆者紹介/編集後記

編集長から

生きづらい私のための人工知能

 人工知能って彼か彼女か、どっちだろうね? というようなことを編集会議で雑談しながら、今回の連続特集「生きづらい私のための人工知能」は始まりました。性とはつまり一種の枠組みで、枠組みからは主体が生まれ、それはどこかで私たち人間各自の「個」につながるのだろうと思うのですが、では人工知能はそうした「個」を有するものなのか? あるいはまったく別の姿をしているのか?

 人工知能に奪われるのはこの仕事、というようなアプローチも興味深くはあるものの、本誌では人の「心」の将来に、人工知能という新たな隣人がどのような変化をもたらすのかを考えていきます。

 第1回の今号は、スクウェア・エニックスでゲームAIの開発に取り組む三宅陽一郎氏が人工知能の「生きづらさ(生きにくさ)を低減する役割」について考えた「生きにくさのブレイクスルー ~人工知能による未来のアプローチ~」ほか、人型ロボットPepperくんを相方にした漫才師・金子竣さんへのインタビューをお届けします。

 第2特集は、「キャラクターとミステリの交差点」です。去る7月8日、新潮文庫nex四周年を記念して、講談社の小説レーベル「タイガ」との合同イベントが開催されました。東大、京大、慶應、早稲田の四大学ミステリー研究会ビブリオ対決が第1部、知念実希人さん×青崎有吾さんの公開対談を第2部として、白熱の議論が展開。今号に掲載したのは、その知念×青崎対談〈「ホームズ/クィーン」から「天久鷹央/輪堂鴉夜」へ〉に加え、審査員としてイベントにも参加してくださった評論家・千街晶之さんによる論考、女優・飯豊まりえさんへのインタビューです。“新本格”以降のミステリに宿る熱気を感じていただければと思います。

 新連載は、先頃『神様の住所』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した九螺ささらさんが「きえもの」を執筆開始。同作は、短歌とショートストーリーの融合が創り出す不思議な物語世界です。恒川光太郎さんが多摩川流域の民俗伝承を訪ね歩く「多摩川異聞録」も始まりました。両者ともに、日常の風景がふとしたきっかけから一変するダイナミズムを堪能できる内容です。乾緑郎さんの大好評「機巧のイヴ」シリーズは、第3章「如洲望郷篇」が始まりました。美しき機巧人形・イヴが姿を現したのは、浪漫の花咲く1918年の天府――。

 いまもっとも勢いのあるジャンル、「2.5次元」で活躍するキャストたちの素顔をお届けする連続企画「そして、僕たちは舞台に立っている。」。第4回の今回は米原幸佑さんインタビューです。「なんでやろ、俺やで」という戸惑いから始まった芸能界での生活の中から、米原さんが掴んだ、ある確信とは……。

 辻村深月さんの「ツナグ2」、垣谷美雨さんの「良縁お祈り申し上げます」が、最終回を迎えました。長期間のご愛読をありがとうございます。いずれも当社から単行本化されますので、楽しみにお待ち下さい。

「yom yom」編集長 西村博一

次号予告

バックナンバー

雑誌から生まれた本

yom yomとは?

世界はこんなにも様々な可能性に満ちているから。

「yom yom」はそんな物語の囁きを、あなたがこっそり聞きに来る雑誌です。あなたと一緒に歩いてくれる、あなたのための物語が、見つかる場所になりたいのです。それでお気に入りを読み終えたら、「しょうがない。明日も生きていってやるさ」とでも思っていただければ幸せです。注目作家の小説も詩もコミックも……文芸の「イマココ」に必ず出会えるボリュームたっぷりの文芸誌です。

yom yom

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