1979年7月、『風の歌を聴け』でデビューしてから半世紀近く、村上春樹さんは最新長編『夏帆─The Tale of KAHO─』(2026年7月刊)はもちろん、つねに新鮮な文体で想像力豊かな物語を紡ぎ出し、読者の心をつかんできました。
みなさんが初めて読んだ村上作品はどの小説でしたか?
読者はそれぞれに「村上春樹の物語」に出会い、主人公とともに悩み、試練をくぐり抜け、村上ワールドを旅してきたはずです。
長編小説16作品、約100編におよぶ短編小説、さらにはエッセイやメモワール……。その作品群は、時代や世代を越え、言語と国境を越え、世界中で読まれています。
この半世紀に及ぶ村上さんのほぼすべての小説を収める全集『村上春樹WORKS』(全16巻)が、新潮社創立130周年記念出版として2027年1月に始まります!

村上さんには、講談社版『村上春樹全作品』I期(1979年~1989年)・II期(1990年~2000年)がありますが、今回の全集はデビュー作から最新作まで(+自選のノンフィクションとエッセイ)を網羅する永久保存版です。
村上さんは刊行開始にあたって、「なにしろ歳月こそが」と題したメッセージを寄せていますが、そこには、デビュー以来の作家としての深い思いがこめられています。こんな風に──。
「……できるだけ長くこれらの作品が人々の手に実際に取られ、読み継がれていくといいなと思う。なにしろ歳月こそが、作品の値打ちを判定するものなのだから。」
詳しくは、最新撮り下ろしの著者ポートレイト(写真家・野村佐紀子さん撮影)や4人の推薦者の言葉、全16巻の装幀・巻立て・刊行順、予価などが分かる「村上春樹WORKS」特設サイトと9月10日以降に書店店頭に並ぶパンフレットをご覧ください。
なお、購入された方には、各種特典があります。
また、各巻には著者による自作解題と文芸評論家・三宅香帆さん執筆の月報連載「村上さんと走る」が入ります。どんな内容になるのか、とても楽しみですね。
『村上春樹WORKS』とともに、村上春樹の迷宮へ!
2026年9月1日
(『村上春樹WORKS』編集チーム)