
カルパ カリテフルリエ
時、分、センターセコンドの表示に加え、12時位置に配置した日付表示を特徴とする新しい自動巻キャリバーを搭載する。モダンに刷新したトノー型でも、カリテフルリエを取得し、信頼性とクラフツマンシップを両立。自動巻き。レッドゴールド、ケース縦42.3㎜×横32.1㎜、30m防水。税別250万円。
時計の公的検査機関の一つ「カリテフルリエ」は、最もリアル(=現実)に則した検査を課す。人の1日の動きをシミュレートした摩耗テストだ。ケース形状が異なる2つの3針モデルはこの試験に合格し、ほか4つの包括的基準も満たした高品質と優れた美観とが保証される。一方、ドリーム・ウォッチは、第2時間帯表示を分単位で調整でき、15分や30分単位の時差にも対応できる究極の2タイムゾーンだ。昼夜表示もダブルで備え、日付表示はレトログラード式。機構的魅力は、極めて高い。
時、分、センターセコンドの表示に加え、12時位置に配置した日付表示を特徴とする新しい自動巻キャリバーを搭載する。モダンに刷新したトノー型でも、カリテフルリエを取得し、信頼性とクラフツマンシップを両立。自動巻き。レッドゴールド、ケース縦42.3㎜×横32.1㎜、30m防水。税別250万円。
ケース素材には独自のローズゴールドではなく、より赤みの強いレッドゴールドを採用。強い色彩に負けないよう、ケースサイドを強く裁ち落とし、シャープな印象を高めている。ベゼルにレイヤードする特徴的なティアドロップ型ラグは黄金比を突き詰めたもの。高い装着感だけでなく、ケースの大切な要素となっている点にも注目したい。
現在、もっとも厳格な審査基準と言われる「カリテフルリエ」をパスするムーブメントは、直列式のツインバレル(2つの香箱)を採用し、パワーリザーブを約60時間まで増大させているのが特徴。各パーツには、技術的に可能な限り表面、側面、面取り部分が装飾され、カルテフルリエ認証の厳格さをうかがうことができる。
繊細な手彫りギヨシェを施したダイアルは、カリテフルリエ取得の特別仕様。ベゼルのローレット装飾と相まって、クラシックな外観に一層の気品を添える。自動巻きローターは、比重の高い22金製、回転能率にも優れる。自動巻き。ホワイトゴールド、ケース直径40.8㎜、30m防水。税別230万円。
卓越した職人の手作業のみが仕上げることができる「ライスグレイン模様」が刻まれたギヨシェ・ダイアルは、思わずため息が出る美しさ。複雑な光の反射を生み出すダイアルと、ベゼルの黄金比に基づく二重の円環状のゴドロン装飾、モルタージュ装飾が、トリック カリテフルリエの類まれな品格を表現している。
時計がカリテフルリエの認証を受けるには、大きく5つの基準を満たさねばならないことになっている。①100%スイス製であること。②ムーブメントはエクスクルーシブな審美的な仕上げの品質を満たすこと。③高精度時計の証しであるスイスクロノメーター検定(COSC)の認証済みであること。④信頼性を評価するクロノフィアルテストに合格していること。⑤世界唯一の着用シミュレーターであるフルリテストを経ていること。実はこの5番目にパスするのは並大抵ではないのだが、すべてを満たしてはじめてカリテフルリエ認証が与えられるのだ。
上側のリュウズで、12時位置の第2時間帯表示を調整する設計に。2組の時分針は色と形をまったく変え、視覚的に完全に切り分けられている。インダイアルの配置と大きさは黄金比に基づき、エレガントな印象を極めた。自動巻き。ローズゴールド、ケース直径42.8㎜、30m防水。税別275万円。
トリック エミスフェールのムーブメントは、2つの時間帯の時刻表示を分単位の精度で1つのムーブメントで制御するという極めて複雑なもの。2つのムーブメントを1つのケースに収めた古の懐中時計の修復を依頼された、稀代の時計師ミシェル・パルミジャーニ氏は、その時計にインスパイアされ、この旅する人のための高性能な時計を考案した。上質な和紙の表面のような、ダイアルの繊細な仕上げもすばらしい。
シースルーバックからは、ツインバレルを採用し約50時間のパワーリザーブを誇る自社製自動巻きムーブメント「PF317」を見ることができる。地板にはコート・ド・ジュネーブとペルラージュ装飾が、22Kローズゴールド製のローターにはパルミジャーニ・フルリエ独自のギヨシェ彫りが、それぞれ施されている。
問い合わせ
パルミジャーニ・フルリエ
03-5413-5745
パルミジャーニ・フルリエ 公式サイト