百鬼の号令・炎ゆ花の楔
登場人物
龍の住む国、
日織の遠縁にあたり、二年前に日織の妻となる。まだ幼さを残し、無邪気に日織を慕う。
日織の二人目の妻。美しく利発で、頼れる存在。実は日織と共に大きな秘密を抱えている。
有間の異母弟の一人。身分の低い母から生まれたため、軽んじられてきたが、分け隔てのない有間を慕う。
遊子の媛。祈社に預けられ暮らすなか、悠花を慕って度々遊びに訪れる。
不津王の娘で、遊子。伴有間に預けられる。
不津王の父であり、日織の叔父にあたる。皇尊の継承権を競う一人。
反封洲国主であり、有馬の父。独占欲が強く粗暴だが小心者。有間に行った仕打ちに対する報復を怖れている。
有間の異母弟の一人。助け出された有間に全てを奪われたと感じている。
透谷と同母の弟。粗野で腕自慢。兄の言いつけに追従するが、浅慮な性格。
有間の従妹。美しく華やぐ存在だが、有間に好意を抱いていることを隠さない。