
新潮文庫 649円(税込)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディみかこ
いろいろあって当たり前。
ライフってそんなもんでしょ。
13歳になった「ぼく」の日常は、今日も騒がしい。フリーランスで働くための「ビジネス」の授業。摂食障害やドラッグについて発表する国語のテスト。男性でも女性でもない「ノンバイナリー」の教員たち。自分の歌声で人種の垣根を超えた“ソウル・クイーン”。母ちゃんの国で出会った太陽みたいな笑顔。そして大好きなじいちゃんからの手紙。心を動かされる出来事を経験するたび、「ぼく」は大人への階段をひとつひとつ昇っていく。そして、親離れの季節が――。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
目次
- うしろめたさのリサイクル学
- A Change is Gonna Come ―変化はやってくる―
- ノンバイナリーって何のこと?
- 授けられ、委ねられたもの
- ここだけじゃない世界
- 再び、母ちゃんの国にて
- グッド・ラックの季節
- 君たちは社会を信じられるか
- 「大選挙」の冬がやってきた
- ゆくディケイド、くるディケイド
- ネバーエンディング・ストーリー

著者プロフィール

ブレイディみかこブレイディ・ミカコ
1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、2019(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。他の著書に『花の命はノー・フューチャー』『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト』『ヨーロッパ・コーリング』『いまモリッシーを聴くということ』『労働者階級の反乱』『ブレグジット狂騒曲』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け』『ブロークン・ブリテンに聞け』『女たちのポリティクス』などがある。
著者プロフィール
ブレイディみかこブレイディ・ミカコ
1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、2019(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。他の著書に『花の命はノー・フューチャー』『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト』『ヨーロッパ・コーリング』『いまモリッシーを聴くということ』『労働者階級の反乱』『ブレグジット狂騒曲』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け』『ブロークン・ブリテンに聞け』『女たちのポリティクス』などがある。

- 単著
- 『花の命はノー・フューチャー』(碧天舎、2005年7月刊/増補してちくま文庫へ、2017年6月刊)
- 『アナキズム・イン・ザ・UK』(Pヴァイン、2013年10月刊)
- 『ザ・レフト──UK左翼セレブ列伝』(Pヴァイン、2014年12月刊)
- 『ヨーロッパ・コーリング──地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店、2016年6月刊)
- 『THIS IS JAPAN――英国保育士が見た日本』(太田出版、2016年8月刊)
- 『子どもたちの階級闘争──ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房、2017年4月刊)
- 『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン、2017年4月刊)
- 『労働者階級の反乱──地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書、2017年10月刊)
- 『ブレグジット狂騒曲──英国在住保育士が見た「EU離脱」』(弦書房、2018年6月刊)
- 『女たちのテロル』(岩波書店、2019年5月刊)
- 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社、2019年6月刊)
- 共著
- 『保育園を呼ぶ声が聞こえる』(國分功一郎氏、猪熊弘子氏との共著/太田出版、2017年6月刊)
- 『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(松尾匡氏、北田暁大氏との共著、亜紀書房、2018年4月刊)
- 『人口減少社会の未来学』(内田樹氏によるアンソロジーに寄稿、文藝春秋、2018年4月刊)
- 『平成遺産』(武田砂鉄氏によるアンソロジーに寄稿、淡交社、2019年2月刊)
- 『街場の平成論』(内田樹氏によるアンソロジーに寄稿、晶文社、2019年3月刊)