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    2023.11.14

    文庫新刊『もういちど』の解説は斉藤壮馬さんが執筆!

    立冬を迎え、風もずいぶんと冷たくなってきました。文庫丁稚のしん吉です。みなさまおかわりございませんでしょうか。
    本日は、文庫新刊の『もういちど』の解説についてのご報告です。

    文庫の巻末には、作品の読みどころなどについて書かれた「解説」がつきもの。そして今回解説を執筆してくださったのは、なんと人気声優の斉藤壮馬さんです!

    斉藤壮馬さん

    斉藤さんは「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(緋村剣心)、「刀剣乱舞」シリーズ(鶴丸国永、鯰尾藤四郎)、「アイドリッシュセブン」(九条天)、「ピアノの森」(一ノ瀬海)などの作品で知られる声優ですが、読書家としても知られ、エッセイストとしても活躍しています。

    斉藤さんと『しゃばけ』の本格的な出会いは、2年ほど前。「しゃばけシリーズ」が20周年を迎えたさい、雑誌「小説新潮」に「かわたれの」というエッセイを寄稿いただき、さらに特別書き下ろし短編「長崎屋あれこれ」を朗読していただくというご縁を賜りました。
    「かわたれの」のなかで斉藤さんは、"ぼくは小さいころから空想に遊ぶのが好き"で、とくに"人ならざる存在"と"日常をゆるやかに共にしている"作品を好んで読んできた、と書いています。だから、病弱な若だんなと妖たちがお江戸の難事件を解決する『しゃばけ』は"まさにどんぴしゃ"だったそう。「しゃばけシリーズ」に欠かせない妖に、小鬼である鳴家(やなり)がいますが、幼いころに"階下から、なにやらかすかな物音が聞こえてきた"経験のある斉藤さんは、『しゃばけ』を読み終わったあと、あの音は"鳴家たちがこっそり遊ぶ音だったのだなあ、としみじみと腑に落ちた"といいます。

     本作の解説である「もういちど、もういちど」でも、斉藤さんは自身の幼少期のことを振り返りながら、作品を解説していきます。本作読後に斉藤さんが感じたことには、きっと多くの読者が共感するはず。そして本を閉じた後には、とてもあたたかな、優しい気持ちになっていることでしょう。いったいどんな解説だったのか、ぜひ本書を開き、お確かめください。

    もういちど書影

    『もういちど』は、11月29日(水)発売です。