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【特集】真夏の怪談/北海道文学

小説新潮 2022年8月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2022/07/22

発売日 2022/07/22
JANコード 4910047010824
定価 1,000円(税込)
■目次
【特集】真夏の怪談

小田雅久仁/灰色の獣たち
――精神的疲労で休職した彼の前に現れたのは、夢で見た女

矢樹 純/血腐れ
――覇気のない弟。キャンプ場に子供を残し、森の中で何を

◆芦花公園/あたえるひと
――息子を失い悲嘆に暮れる桜子。心療内科で紹介されたのは

◆新名 智/いてはいけない部屋
――祖父の家で見たあの部屋が、何度も目の前に現れて――

〈『怪談小説という名の小説怪談』刊行記念対談〉
◆吉田悠軌×澤村伊智/小説と怪談、その輪郭を探して
――小説として、怪談として、〈怖い話〉を紡ぐ。その行為に向き合う表現者たちの思いとは

〈特別企画〉
真梨幸子vs.宇津呂鹿太郎/怪談とは、誰かがそこにいた「証」
――百円で怪談を売り買いする男とミステリ作家が物語を取り交わす。その深淵には何が――
【特集】北海道文学

◆河崎秋子/ともぐい〈新連載〉
――森で生き、自然と人間の狭間で揺れた男の雄大な一代記

〈ルポ〉
◆「ともぐい」の舞台、白糠を巡って

◆まさきとしか/母の骨噛み
――死んでしまった蒼ちゃん。ただの甥以上の、存在だった

〈マンガ〉
◆ながらりょうこ/ふりむけば北海道
――本誌初登場! ベルリンで思い出す故郷・北海道の香り

〈インタビュー〉
桜木紫乃/しがらみから離れ、ひとりで立つ

〈STV「ブギウギ専務」コラボ座談会〉
◆ぼくらはずっと、北海道LOVE
――専務と係長が本誌に出張! 真夏のブギウギトーク炸裂

〈コラム〉
◆大きな土地の、大きな本屋さん

【新連載】
◆新川帆立/三行半のお手伝い 縁切り弁護士・松岡紬
――夫の浮気に気付いた聡美。幼い子どもを連れて逃げた先で、息をのむほど綺麗な女性に出会い

酒井順子/松本清張の女たち
――なぜ清張作品は愛され、読まれ続けているのか。没後三十年、その秘密を解き明かす鍵とは――

【傑作読み切り】
井上荒野/真木とマキ、あるいはきっと辿り着ける場所
――明日は娘の相手が家に来る。だから僕は蒸発するのか?

彩瀬まる/マグノリアの夫
――生まれに秘密を持つ、俳優の夫。彼がある日、花になった

【グラビア】
日本ファンタジーノベル大賞2021贈呈式

【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆いしいひさいち/剽窃新潮
岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
◆加納愛子/行儀は悪いが天気は良い
河合香織/4分の1の遺伝――神が曲げたもの――
佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
◆スズキナオ/家族が一番わからない
◆田中卓志/ちょっと不運なほうが生活は楽しい
◆友近/友近道中
益田ミリ/ツユクサナツコの一生
◆宮下洋一/デス・ペナルティー 生と死のあいだで 最終回
群ようこ/四十年、こんな感じで書いてます
◆山本さほ/てつおとよしえ
【新作映画紹介】
◆紙の上の映画館
【バラエティコラム】
〈うれしい買い物〉安壇美緒
〈わたしの東京〉山崎あおい
〈もういちど会いたい〉山口ミルコ
【好評連載小説】
赤川次郎/暗殺
乾 緑郎/おどろかし 戯場國の怪人 最終回
乙川優三郎/ロゴスの海のジプシー
桐野夏生/ダークネス
重松 清/十一番目の色 シリーズ「まなつ」
篠田節子/ドゥルガーの島
寺地はるな/雲に届く
中山七里絡新婦じょろうぐもいと 警視庁サイバー犯罪対策課
原田マハ/晴れの日の木馬たち
宮城谷昌光/公孫龍
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
〈ノンフィクション〉東えりか
第九回「新潮ミステリー大賞」最終候補作発表
第十回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告

この号の誌面

編集長から

怪談と北海道、W特集で涼しく

「北の人って、なんか小説好きな気がしない?」という、完全な思い込みから始まった今号の「北海道文学」特集。でも取材を重ねるうちに、ただの思い込みではない気がしてきました。河崎秋子さんの新連載「ともぐい」は、開拓がまだ続く明治の道東で、熊を獲って生きる男が主人公。厳しくも時に素晴らしい実りをもたらす自然、多様なルーツを持つ人間同士の相克……そんな物語のタネが、この土地にはまだまだいっぱい詰まっているようです。
 新連載は他に二作。新川帆立さんのミステリは、離婚専門の弁護士事務所が舞台で、この弁護士先生にもなにやら訳ありの匂いが。そして酒井順子さんは、没後三〇年を迎えた松本清張の作品を、女というキーワードから読みほぐしていきます。
 もうひとつの特集「真夏の怪談」は怪異を描く短編四作を掲載。吉田悠軌さんと澤村伊智さんの対談は、ホラーと怪談、そして小説の在りようを探る知的な面白さに満ちています。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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