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【特集】没後50年 
21世紀のための三島由紀夫入門

芸術新潮 2020年12月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2020/11/25

発売日 2020/11/25
JANコード 4910033051206
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】没後50年
21世紀のための三島由紀夫入門


巻頭グラフ
MISHIMA 生き急ぐリアルと耽美

インタヴュー
私たちの三島由紀夫
美輪明宏/横尾忠則/高橋睦郎

よみもの年譜
昭和と格闘した男 三島由紀夫
解説 井上隆史

15作品ナビゲート
平野啓一郎と三島文学の森を歩く
プロローグ/1 仮面の告白/2 禁色/3 海と夕焼/4 金閣寺/5 鏡子の家/6 裸体と衣裳/7 午後の曳航/8 サド侯爵夫人/9 英霊の声/10 太陽と鉄/11 命売ります/ 12 対談 二十世紀の文学/13 小説とは何か/14 豊饒の海/15 インタヴュー 三島由紀夫 最後の言葉

スクリーンの上でいつも
彼は血を流して死んだ

俳優・三島由紀夫考
文 四方田犬彦

三島由紀夫氏への手紙 5人の美術家より
杉本博司/森村泰昌/柳 幸典/会田 誠/小田原のどか


インフォメーション三島を読もう、三島を知ろう

おやすみミニアンソロジー



◆ Art News design ◆

テクノロジーとアートが織りなす
いま、着る歓び

横尾忠則とイッセイミヤケの最新化学反応

◆ Art News exhibition ◆

舟越桂
ものがたりの佇まい


◆ Art News movie ◆

ロイ・アンダーソン監督の
スタジオ至上主義!


◆ Review ◆

西太志/ミロコマチコ
海老塚耕一/安喜万佐子

◆ Global News ◆

  • Paris「ジョセフ・クーデルカ 廃墟」展
  • Basel「リアル・フィーリングス エモーションとテクノロジー」展
  • London「パスカル・センダー」展
  • New York「フォトヴィル・フェスティヴァル」



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

御贔屓 御馳走帖〈12〉最終回
選・文 森川裕之

Goods & Shop

時と光の美術館〈44〉
ミキモト

◇ 連載 ◇

海外アートStudy最前線〈60〉
文 前橋重二

定形外郵便〈77〉
文 堀江敏幸

原田マハ、美のパイオニアに会いに行く〈30〉
原 俊夫

図書館を建てる、図書館で暮らす〈7〉
雨に泣き、本棚と格闘し、とうとう竣工
文 三井 嶺

あの人と食器棚〈11〉
伊藤まさこ
だいどこ道具ツチキリオーナー
土切敬子

千住博の往復書簡〈29〉
宛先 澄川喜一様

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈74〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記 小田原のどか〈6〉
exhibition 全国展覧会情報

2020年芸術新潮総目次

次号予告

▼芸術新潮特別企画

アーティゾン美術館で体感!
琳派と印象派 都市が育んだその革新
対談 小林忠×原田マハ

日欧絵画の往還は、多彩な模倣とズレに注目

伊豆は知られざる仏像の宝庫!
上原美術館で体感する仏教美術の精華

16人の画家が描く
元タカラジェンヌ 美弥るりか

カメラを絵筆に持ちかえた美術家、朝左拉の新たなる世界

彫刻家、大森暁生
幻の大日如来像を蘇らせる

Gallery's Plaza
ART CAFÉ

最新号PICK UP

命がけの文学者

Image
富士山麓にある山中湖文学の森・三島由紀夫文学館。初版本、生原稿、写真他、貴重な関連資料が多く収蔵されている。

 大学時代に留学していたアメリカの片田舎のカレッジで、忘れられない体験をしました。「Introduction to Fiction」という授業で、様々な短編を取り上げましたが、キリスト教やシェイクスピアをきちんと学んでこなかった身にとって、英文学を分析するのは至難の業。どれだけ予習していっても、ついていくのが大変でした。ところが、三島由紀夫の「憂国」を取り上げた回だけは違ったのです。2.26事件の際に仲間に加わることが適わなかった新婚の青年将校が、妻と愛を交わし、切腹し、妻もその後を追う――そんな物語に、クラスメイトの多くが「この小説は狂ってる」「病的だ」とネガティヴな反応を示し、私はいつになく饒舌に語りました(タイトルの英訳は「Patriotism」ですが、「国を愛する」と「国を憂う」は別のことである、などなど)。授業の最後に教授が言いました。「このクラスでこの小説の神髄が理解できているのはおそらく彼女だけだろう。けれど、私にも、この小説の圧倒的な力を感じることはできる」と。

 三島由紀夫はとにかくいつも真剣で、命がけです。たとえそれをユーモアのオブラートでくるむことはあっても。そして、命がけの言葉はやはり、時代を超えて、国を超えて、伝わるのでしょう。平野啓一郎さん他すぐれた多くの筆者のご協力を得て編んだ三島由紀夫特集で、そんな言葉の力に触れてください。

この号の誌面

編集長から

没後50年を機に 三島由紀夫ガイド

 昭和45年11月25日、三島由紀夫が自決した。享年45。昭和と併走したこの作家が遺した作品は、令和の時代、どう読まれ得るのか――。今年45歳になり、「三島との出会いがなければ小説家になっていなかった」という平野啓一郎が、そのガイド役を担う。多面的な活動をした三島の全体像が見渡せるよう、小説、戯曲、日記など幅広いジャンルから選び抜いた15篇の案内を読んでいくと、多感な10代を戦時下で送り、20歳で終戦を迎えた三島が、戦後日本の変容ぶりに戸惑い、受け入れて生きようと努力し、やがて死を意識し始める姿もが浮き彫りになる。その理解を深めてくれるのは、三島の素顔と美学が垣間見える巻頭グラビアと、彼と親交のあった美輪明宏、横尾忠則高橋睦郎の証言。さらに森村泰昌、会田誠ら現代の美術家たちによるエッセイが、三島文学が後世に与えた影響の大きさを伝える。没後50年を機に三島由紀夫の作品と生涯を見つめ直すための、新たな入門書となるだろう。

芸術新潮編集長 吉田晃子

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