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【特集】これからを生き抜くための民藝

芸術新潮 2021年10月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2021/09/25

発売日 2021/09/25
JANコード 4910033051015
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】これからを生き抜くための民藝

巻頭グラフ
家庭料理は民藝だ
――手仕事という土台
土井善晴

  • 10問10答
    「民藝」って何だろう?

    解説 高木崇雄
  • Q1 「民藝」という言葉
  • Q2 柳宗悦ってどんな人?
  • Q3 「友情」で広がった民藝運動
  • Q4 日本民藝館開館まで
  • Q5 朝鮮、沖縄、アイヌ
  • Q6 多士済々の仲間たち
  • Q7 「民藝作家」は矛盾してる?
  • Q8 「用の美」とは言ってない
  • Q9 「直観」とは?
  • Q10 現代の民藝ブーム

グラフ
85年の時を刻む方舟
日本民藝館


座談会
中の人が語る日本民藝館の日常

対談 小池一子×深澤直人
民藝、デザイン、無印良品

――違和感から生まれたもの

  • グラフ紀行
    山陰 民藝のこころを紡ぐ場所
  • 鳥取の名プロデューサー、吉田璋也の足跡
  • 鳥取の山里で育まれてきたほれぼれ陶器
  • 暮らしに寄り添う、島根の作り手たち
  • 鳥取・島根 民藝関連インフォメーション

MINGEI BOOK GUIDE
Published in the 21st century
いま、民藝を考えるための12冊
選書・文 鞍田 崇

展覧会案内



◆ Art News exhibition ◆

氾濫するイメージ
横尾忠則の600点を感じろ!

◆ Art News exhibition ◆

ようこそ、めくるめく「美男画」の世界へ

◆ Review ◆

  • 「バンクシーって誰?展」
  • 山城知佳子/「北斎づくし」展
  • テオドラ・アクセンテ

◆ Global News ◆

  • London「ボイスのどんぐり」展
  • Amsterdam「奴隷制 10の真実の物語」展
  • Paris「ジャコメッティと古代エジプト」展
  • New York「リン・ハーシュマン・リーソン:捩れ」展



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

国宝クラス仏をさがせ!〈10〉
深大寺
慈恵大師像(元三大師像)

Goods & Shop

時と光の美術館〈54〉
タサキ

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈87〉
文 堀江敏幸

国宝クラス仏をさがせ!
解説篇〈10〉
選・解説 瀨谷貴之

絵画と写真のあいだ
――アトリエを訪ねて〈4〉
柴田敏雄
写真・文 鈴木理策

原田マハ、美のパイオニアに会いに行く〈32〉最終回
中里 隆

海外アートStudy最前線〈69〉
文 前橋重二

画家・中園孔二を追って。〈2〉
穏やかなゴースト
取材・文 村岡俊也

大人のための印象派講座〈5〉
娼婦の栄光と悲惨I
高級娼婦メリー・ローランとマネ
文 三浦 篤

千住博の往復書簡〈39〉
宛先 中田範三 様

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈83〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎 歓
book 諏訪 敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈16〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

時と光の美術館
パテック フィリップSPECIAL〈2〉
木象嵌という絵画

歌舞伎座の快人〈1〉
八代目中村芝翫之巻

東京美術倶楽部から生まれた“美の大河ドラマ”

東京美術倶楽部が歩んできた道

東美特別展2021
見どころガイド
Special Triennial TOBI
ART FAIR 2021 SINCE 1964

秋のアートスポット in Tokyo

連載 唯一無二の美〈2〉
ブルー・アラバストロン

ART CAFÉ
Gallery's Plaza

「あの人と食器棚」はしばらく休載します。

最新号PICK UP

なぜ今? じゃない、今こそ「民藝」だ!

Image

 実家の食器棚に、濱田庄司の唐津風のお皿や湯呑があることに気づいたのは、「芸術新潮」の編集の仕事を始め、工藝や民藝への興味が高まってきてからのことでした。母に訊いてみると、もともとは祖父のものだったといいます。かつてビール会社に勤めていた祖父は、上司の山本爲三郎(ためさぶろう)さん(朝日麦酒初代社長)にかわいがられ、ヤマタメさんと一緒に「民藝」にハマっていたとか。「でも、濱田庄司のうつわって、見た目に重くて使いにくいのよね」と、祖父のコレクション(?)は、母やその姉妹たちから冷たい扱いを受け、いつしか食器棚の奥の方へ追いやられてしまったようです。
 柳宗悦が100年前に提唱した「民藝」という概念、そして民藝運動も、そんなふうに、もはや過去のもの、古くさくてあかぬけないものというイメージを持たれた一時期があったのかもしれません。でも、今あらためて、引っぱり出してきた濱田のお皿に漬物なんかを盛ってみると、けっこういいじゃありませんか!

 近頃、若い人たちの「民藝」への関心が高まってきていると言われますが、若い感性おそるべし。この特集号を編みながら、なるほど、柳の言動は、古くさいどころか、SDGsを先取りするような、斬新なものであったことがじわじわとわかってきました。しばしば誤解を招いたり、論争を引き起こしたりする柳の言葉について、本特集で解説をしてくださった高木崇雄さんは、〈なぜこんなに矛盾だらけなのか、そこに何らかの理路があるはずだと考えながら読むことが大切です〉と言っています。世界を諦めず、前を向いて健やかに生きていくために、今こそ「民藝」が必要であることを、本特集を読んで実感していただければ嬉しいです。

この号の誌面

編集長から

「民藝」再発見 原点から可能性へ

 民藝運動が“友情の運動”だったなんてご存じでしたか? 小誌では16年ぶりとなる民藝特集のタイトルは、「これからを生き抜くための民藝」。100年前、柳宗悦という稀代のインフルエンサーが提唱した民藝という理念の本質は、必ずしもいわゆる民藝調と呼ばれるような造形様式の宣揚にあったわけではありません。それは工芸の分野にとどまるものでさえなく、人がより良く生き抜くための智慧に溢れた、朗らかでしなやかなカウンターカルチャーとでも言うべき運動だったのです。しばしば矛盾して見える柳の言葉や行動を読み解き、その思想の原点へと案内してくれるのは、自身、工藝店を営みつつ研究者でもある高木崇雄さん。また、『一汁一菜でよいという提案』で知られる料理研究家の土井善晴さんには、“日常の料理を通して民藝を表現する”という難問に挑んでいただきました。たぶん、あなたの民藝観を変えずにはおかない(私は変わりましたよ)、そんな特集をお届けします。

芸術新潮編集長 高山れおな

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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