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とんぼの本 メールマガジン 2014年3月31日号



[目次]

◇ 編集室より

◇ 新刊案内
 ■『いま教わりたい和食 銀座「馳走 ソッ啄」の仕事』

◇ 展覧会案内
 ■ 静岡県立美術館《佐伯祐三とパリ ポスターのある街角》
 ■ 横浜美術館 《魅惑のニッポン木版画》

◇ 森岡書店日記 2014.02.02-28


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◇ 編集室より

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こんにちは。とんぼの本のメールマガジン3月31日号をお届けします。今月の新
刊は平松洋子さんの『いま教わりたい和食 銀座「馳走 ソッ啄」の仕事』です
(詳しくは下記「担当編集者より」を御覧ください)。

このメルマガで日記を連載していただいている森岡書店の森岡督行さんの新刊
『荒野の古本屋』(晶文社)を読みました。そして先日、荻窪「6次元」でのト
ークイベントも聞きにゆきました。感じたのは、森岡さんが仕事や人生において
なにかをおこなうときの決断、選択の基準は「勘」なんだな、ということでし
た。それも、ふだんの森岡さんのおおどかな人柄の印象とはちがって、性急、と
形容したくなるくらいの「断行」。それによって何度も危機がおとずれるのです
が、そのたびに切りぬけ、またそのことで新たな見晴しの場所に立つことになり
ます。

輪島の塗師の赤木明登さんは、多くの人は動物としての自分の能力に気づいてい
ない、ぼくはそれを覚醒させるために海にもぐり、山に入る、と語っています。
漆の器の表面を顕微鏡で拡大してみると、無数の穴があいている。その穴の大き
さは水の分子とほぼおなじで、だから漆の器はつねに器表に水分を保持してい
て、それがぬりものを手にしたときの、あるいは盃などを唇につけたときの、あ
の漆ならではのしっとりとやわらかく、ゆたかな感触になる──もちろん人はそ
れを感知しているけれど、なにか先入観のようなもののせいで、感知しているこ
とじたいに気づかないことも多いのかもしれません。

お知らせがあります。毎月お送りしてきたこのメールマガジンですが、今後は不
定期配信になります。連載中の「森岡書店日記」はメルマガ以外の場所で続きま
す。4月まではとんぼの本のホームページ( http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/mm/morioka_diary_contents.pdf )
で、5月以降は5月からはじめる別のウェブサイト(あらためてお知らせいたします)
で続ける予定です。御面倒をおかけして恐縮ですが、ぜひ引続き、お読みいただ
けたら嬉しいです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

とんぼの本編集部/菅野康晴




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◇ 新刊案内

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■『いま教わりたい和食 銀座「馳走 ソッ啄」の仕事』
 平松洋子
 1,890円(定価)
 http://www.shinchosha.co.jp/book/602252/

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 2013年12月、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。和食
 ――それは懐石でも日本料理でもない、私たちの食の基本となる日常の料理で
 す。食エッセイの名手が、いまもっとも信頼する料理人とともに、未来にまで
 つたえたい「和食」に取り組んだのがこちらの本。
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 〈担当編集者より〉
 「器の上に季節そのものが佇んでいる料理」「舌のうえで季節と味覚が手を取
 り合う瞬間、自分が日本人である幸せを再確認した」――と平松洋子さんが惚
 れこむ、和食の名店があります。東京銀座6丁目、「馳走 卒啄(そったく。卒
 は口へんに卒)」。15年前の2000年にビルの2階に席数わずか16の質素な店を開
 いて以来、舌の肥えた大人たちに愛されてきた、知る人ぞ知る名店です。ミシ
 ュランの星も獲得した店ですが、主人・西塚茂光さんの仕事は贅を凝らすので
 はなく手を尽くし、素材そのものの味を引き出す丁寧さによって際立っていま
 す。

 長年通い続けた平松さんの、味わうだけでなくこの料理人に話を聞きたい、誰
 もが目指して叶えられない料理をなぜ作り出せるのか? 和食の真髄を教わり
 たい――という思いをきっかけに、季刊誌『考える人』のまる3年にわたる連
 載がスタートしました。季節ごとに海と山の素材をひとつ選び出し、ひとつの
 素材について5品の料理をつくっていただきました。24にのぼる素材は、和食
 の王道の鯛や筍、蟹も取り上げられていますが、茗荷、トマト、里芋、葱など、
 ふだん脇役であるようなありふれたものまでいろいろ。それが、堂々の主役を
 張り、旬の時期にはここまで美味しいものか! と驚きさえ覚えるほど見事に料
 理されていきます。

 「季節のものだけにしかない味というものがあります」「手をかけすぎず、素
 材の味だけで満足がいく料理を」、と西塚さんは折にふれて言っています。素
 材に対する深い知識と、料理についての経験が豊富であるからこそなお、料理
 人の腕自慢、自己主張をきびしくいましめ、季節ごとの素材に寄り添うよう、
 説くのです。

 本書には「料理を撮らせたら右に出るものなし」のフォトグラファー日置武晴
 さんによる24の素材と、118品の鮮やかな料理が掲載されています。そのひとつ
 ひとつに付された100字あまりの説明は、おいしさを伝えると同時に、平松さん
 が「この料理に何を教わったか」をも示しています。

 巻末のインタビュー「和食にレシピはいりません。」は、この3年間の和食のレ
 ッスンを通じて平松さんが学んだこと、西塚さんが得たものについて語りあっ
 ていただきました。「和食とは何なのか」という問いへの、ひとつの答えが
 「レシピはいらない」です。レシピを覚えこんだり技術を知る前に、もっと大
 事なことが、和食にはある。——和食がもっている豊かさ、日本人が自然の風
 土に寄り添ってつくりあげた知恵と工夫を、シンプルなかたちに凝縮して、そ
 っとあなたに、そして次の世代の人たちにも手わたしたい。そんな本が出来上
 がりました。

 料理の腕に覚えある方はもちろん、独立したり結婚したりの台所一年生にもお
 薦めです。

 「馳走 卒啄」(卒は口へんに卒)
 電話 03-3289-8010
 住所 東京都中央区銀座6-7-7 浦野ビル2F
 営業 12:00~14:30(13:30までに入店)/
    夜 18:00~22:30(20:00までに入店)
 定休 日曜日・祝日
 http://www.ginza-sottaku.com/




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◇ 展覧会案内

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日本全国で開催中の展覧会とそれに関連するとんぼの本のラインナップをご紹介
します。

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■ 静岡県立美術館《佐伯祐三とパリ ポスターのある街角》
 4月4日(金)-5月25日(日)
 http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
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大阪で生まれ東京美術学校で学び、パリに渡った佐伯祐三(1898-1928)。わず
か30歳でパリの街でその生涯を終えますが、その絵画作品は、近代日本洋画にお
いて際立った輝きを見せます。その佐伯の才能にいち早く気づき収集をつづけた
実業家・山本發次郎のコレクションを基盤に、作品58点を一堂に展示し、夭折の
画家の波乱に満ちた画業をたどります。

 ○『佐伯祐三のパリ』
  朝日晃 野見山暁治
  http://www.shinchosha.co.jp/book/602066/

パリ時代の佐伯祐三を追いかけたのが本書です。名作の舞台となった原風景を作
品とともに紹介します。パリのうらぶれた裏街を憑かれたように描き続けた佐伯、
彼が命を燃やして追いかけたものはいったいなんだったのか。本展のおともにぜ
ひお求めください。

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■ 横浜美術館 《魅惑のニッポン木版画》
 3月1日(土)-5月25日(日)
 http://www.yaf.or.jp/yma/index.php
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江戸時代に浮世絵版画が一世を風靡して以来、木版画は日本人にとってもっとも
親しみの深い芸術表現のひとつになったといえます。横浜美術館が所蔵する、幕
末から現代までの約1600点におよぶ木版画コレクションから主要な作品をセレク
トし、現代作家による新作も加えたおよそ220点の作品が並ぶ、大規模な展覧会
となっています。

とんぼの本からは浮世絵について2冊の本が出ています。

 ○『浮世絵入門 恋する春画』
  橋本治 早川聞多 赤間亮 橋本麻里
  http://www.shinchosha.co.jp/book/602219/

『浮世絵入門 恋する春画』では江戸時代を生きた浮世絵の残した春画を、書き
入れの解説とともに紹介。木版画の技術向上において春画の果たした役割を説く
という、非常にユニークな内容になっています。

 ○『歌麿の謎 美人画と春画』
  リチャード・レイン 林美一 ほか
  http://www.shinchosha.co.jp/book/602137/

『歌麿の謎 美人画と春画』では、稀代の絵師・喜多川歌麿の傑作美人画と春画
を詳細に解説、歌麿作品のさまざまな謎に迫ります。

いまのところ日本の展覧会に春画が出品されたことはありませんが、木版画の発
展に春画が大きく貢献したことは事実です。本展を読み解く副読本としてはもち
ろん、独立した読み物としても外せない2冊です。




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◇ 今後の刊行予定

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とんぼの本から今後以下の書籍が刊行予定です。制作状況などはTwitterやFacebook
を通じて随時発信していきます。ご期待ください!


 ■ 5月刊
  若菜晃子『石井桃子の言葉』

  *タイトルはあくまで仮のものです。予定は変更になる場合があります。




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◇ ホームページ更新情報

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とんぼの本のホームページでは、日々コンテンツを更新しています。ぜひご覧く
ださい。

 ■「とんぼの本をよむ」(毎月更新)
  http://www.gruri.jp/index_search.php?tag=とんぼの本をよむ&blog_id=73&limit=9
  小説家から建築家、料理家、書店主人まで、ジャンルを限らず、いま注目の
  方々によるとんぼの本の書評。




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◇ 森岡書店日記
 古書店店主が綴る、本と人とをめぐる日々の記録
 2014.02.02-28 森岡督行

 PDFでも読めます。こちらからどうぞ
 http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/mm/morioka_11.pdf
 
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2月2日(日) 晴れ
 午後、朝吹真理子さんのご自宅で行われているフリーマーケットへ行く。引っ
越しにともなう家財品のセール。シーチキン缶や砂糖、コショウがあるかと思え
ば、掛軸や根来のお椀もある。伊万里と思しきお皿が目に入った。二匹の鯉が中
央に描かれていて、裏面には「A・S」の赤い文字。朝吹さんのお祖父様がお持ち
になられていたお皿だという。これはほしい、掘り出し物にちがいない。いくら
くらいか訊ねたところ、なんと投げ銭との返答。つまりいくらでもいい。思わぬ
答えに喜びがわき上がるが、瞬時に、日本橋の古美術店の前に立ち、換金しよう
とする自分の姿が思い浮かぶ。こういう時こそ涼しい顔をするのが古物商……な
どと考えを巡らすが、結局求めないことに決める。
 朝吹さんが奥から出してくださった1930年代の家族写真アルバムが素晴らし
い。誰が撮影したかは不明だが、ジャック=アンリ・ラルティーグのような写真
だった。


2月3日(月) 曇り
 午後。小店の隣には亀島川という運河が流れている。東京湾にほど近いため、
ときどきボラの泳ぐ姿を眺めることができるが、今日はすごい。川幅一杯にボラ
が群れている。どこもかしこもボラボラボラ。網を持っていたら簡単にすくえそ
う。こんな大群は、この場所に店を構えて8年間で初めて見た。大地震の前兆でな
ければよいが……。


2月4日(火) 雪
 朝のニュースが1998年以来の大雪と伝える。降り積もる雪を見て、石神井書林
の内堀弘さんが書いたエッセイを思い出す。「冬の寒い日は、お客さんは来ない、
夏の暑い日もお客さんは来ない、かといって春と秋の晴れた日もお客さんは来な
い、行楽に出かける」そんな内容だったろうか。
 吹雪のなか来てくれるお客さんにはサービスしたい。そう思って、キオスクで
甘栗を5袋求める。余ったら自分が食べればよい。夜、行きつけの中野のプールに
立ち寄る。泳いでいるのは私一人だけ。甘栗は、やはりあまった。


2月5日(水) 晴れ
 お昼。貴重な写真集を譲ってくださったお客さんと日本橋「玉ゐ」へ行く。お
礼をかねて名物のあなご丼をご馳走させていただく。夕方、「森岡さん、生きて
いた?」と言いながら、ZEN FOTO GALLERYのマーク・ピアソンさんが入ってき
た。マークさんには、『Books on Japan 1931-1972』(ビー・エヌ・エヌ新
社)に掲載する対外宣伝誌を集める際、経済的に助けていただいた。ここ一年ほ
ど会っていないと思ったら、いまは香港に移住して、香港でも写真ギャラリーを
企画しているという。


2月8日(土) 雪
 昨晩からの雪がいっこうに止む気配がない。どんどん積もる。「かまくらをつ
くろう!」と娘二人と外に出ると、すでに隣の家族もかまくらをつくりはじめて
いた。周囲に3つのかまくらができる。お昼、荻窪へ行き、6次元のナカムラさん
と来月のトークショウの打ち合わせをする。午後から茅場町へ。今日は西村陽一
郎さんの写真展の最終日。今後の予定を調整すると、今夜中に作品を搬出する外
ないことが判明する。作品はおよそ30点。西村さんと助手の方と私。大雪のな
か、四谷三丁目の事務所までかついで運ぶ。地下鉄は意外と通常通りの運行。旧
四谷第四小学校わきの坂道を転ばないように気をつけて下る。2007年に閉校した
同小学校は、昭和初期に関東大震災後の復興事業の一環として建設された復興小
学校のひとつ。そのシルエットに雪が舞うのを見て、二・二六事件の日もこんな
雪模様だったのだろうかと思いを馳せる。


2月10日(月) 晴れ
 お昼。東西線のなか、私の隣に座った方が、鼻をつまみ続けていることに気づ
く。もしかしたら私は臭いのではないか……心配になる。


2月14日(金) 雪
 朝。平松洋子さんがマガジンハウス『& Premium』の取材を受けるためにご来
店。次号の誌面で平松さんの20代の頃の装いを紹介する企画。平松さんの学生時
代の写真を見て、思い出した。何の本かは忘れたが、寺山修司が平松さんに想い
を寄せていると思わせる文章を読んだことがあったと。そしていま、その寺山修
司の気持ちが良く理解できた。写真のなかの平松さんは、ただただ美しい。


2月15日(土) 曇りのち晴れ
 茅場町の店舗から徒歩6分、凍った雪を踏みしめて八丁堀のプラグマタへ行
く。プラグマタは、コム・デ・ギャルソンに勤務していたPetros Titonakisさんが
昨年はじめたギャラリーである。今週の展示は陶芸家の熊谷幸治さんと森田春菜
さんの二人展。春になったら同じビルの2階に書店がオープンすると教えてもら
う。近所にギャラリーと書店ができるのは相乗効果が期待できる。


2月16日(日) 晴れ
 夜、スターバックスコーヒーに入ったら、同じビルの空間デザイナー吉里謙一
さんがコーヒーが出来上がるのを待っていた。
吉里「最近どうですか。忙しい?」
森岡「まあまあです。明日からパリに行きます」
吉里「何の用?」
森岡「『Books on Japan 1931-1972』の洋書版を作れないかを探りに、版権の売買です」
吉里「版権の売買! 森岡さん、かっこいい。かっこいいなぁ~、森岡さん」
「いえいえ、ドブ板営業です」と、いかにも謙遜している風の答えをしながら、
私はパリの街並みを想像することを禁じえなかった。


2月17日(月) 晴れ
 いよいよパリへ。ところが、成田空港でまさかの嘔吐と下痢に襲われる。熱は
なさそうだが、これはやばいのでないか。もしやインフルエンザでは。空港のト
イレから出ることが出来ない。搭乗の時間は迫っている。これでは機内の方々に
迷惑をかけてしまう。やや落ち着いたところで旅行代理店の緊急連絡先に電話。
「もし飛行機に乗れたとしても入国できない可能性が高い」「今回は中止してく
ださい」との返答に肩を落とす。
 しかし、いまはダメでも24時間以内に体調を回復すれば、明日の飛行機には乗
れるだろう。何としてもパリ行きは実現させたい。火事場のクソ力を見せるとき
が来たあ!!! と意気込むも、今度は熱が出てきた。コートに包まりひたすら
震えながら阿佐ヶ谷へ帰宅。自宅に戻ると、娘も同じような症状で寝込んでいた。


2月18日(火) 晴れ
 自宅静養。今週は飛松陶器の飛松弘隆さんの作品を販売することになっていた。
飛松さんに、パリに行くことができず自宅で休んでいる旨を連絡する。


2月19日(水) 晴れ
 自宅静養。


2月20日(木) 曇り
 自宅静養。


2月21日(金) 晴れ
 午後、ようやく体調が戻ってきたので阿佐ヶ谷駅北口の「ひねもすのたり」へ
食事に行く。「ひねもすのたり」は器・工芸のギャラリーも兼ねていて、作家の
器と箸でごはんをいただけるのが嬉しい。和食の味つけはやさしく、抹茶もおい
しい。食後に阿佐ヶ谷神明宮で参拝する。鳥の鳴き声が気持ち良く感じられる。
何の鳥かはわからない。


2月22日(土) 晴れ
 午後、青山のHADEN BOOKSで開催されている中川正子さんの写真展に行く。
さらに、TAMBOURIN GALLERYで開催されている在本弥生さんの写真展を見るた
め、神宮前2丁目まで歩く。途中、折方デザイン研究所とミナ ペルホネンに立ち
寄る。夕方、6日ぶりに茅場町の店舗へ行く。


2月24日(月) 晴れ
 午後の東西線。ふと見ると、私の正面の座席に腰を降ろしている5人のうち、3
人が本を読んでいる。1人はブックカバーをかけているが、2人はタイトルも確認
できる。司馬遼太郎『殉死』と東野圭吾『祈りの幕が下りる時』。『祈りの幕が
下りる時』を読んでいるのは30代くらいの女性。いかにも本の世界に入り込んで
いる表情。その姿を見て、私も読みたくなる。


2月26日(水) 晴れ
 夕方、若木信吾さんとアシスタントの清水チアキさんがご来店。清水さんに
は、一昨年、小店のアルバイトをしてもらったご縁がある。拙著『荒野の古本屋』
のトークイベントを、若木さんが運営する浜松のBOOKS AND PRINTSで行う相談。
どうやって書店を運営しているのか、おカネなど現実的な観点から話をすること
などを打ち合わせる。


2月28日(金) 晴れ
 午前、谷川俊太郎さんのご自宅へ伺う。1956年に出版した『絵本』の取材のた
め。『絵本』は谷川さんご自身が撮影した写真と詩で構成されている。『絵本』
の中に登場する「手」は、自分、妻、そして武満徹夫妻と編集者の手だと教えて
もらう。「この本の構想中にマックス・ピカートの『ゆるぎなき結婚』を読んで、
叙情的な文章に感銘を覚えた、結婚して間もなかったし」とのこと。また当時は
写真展の批評を書いたりしていて、奈良原一高さんや細江英公さんとご交流があ
ったそうだ。ちなみに現在『絵本』は目玉が飛び出るような価格で取引されてい
る。



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□ とんぼの本メールマガジン 2014年3月31日号
□ 発行日:2014年3月31日
□ 発行元:新潮社とんぼの本編集室
□ 編集人:菅野康晴
□ ウェブサイト:http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/
□ Twitter アカウント:@tonbo_shincho
□ Facebook ページ:http://www.facebook.com/tonbo-shincho

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