シセイヒミツ
刺青・秘密


谷崎潤一郎

究極の美女に土下座し、踏みにじられたい。【谷崎が描くエロティシズムの極み】

肌をさされてもだえる人の姿にいいしれぬ愉悦を感じる刺青師清吉が年来の宿願であった光輝ある美女の背に蜘蛛を彫りおえた時、今度は……。性的倒錯の世界を描き、美しいものに征服される喜び、美即ち強きものである作者独自の美の世界が顕わされた処女作「刺青」。作者唯一の告白書にして懺悔録である自伝小説「異端者の悲しみ」ほかに「少年」「秘密」など、初期の短編全七編を収める。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-100503-4
C-CODE : 0193
整理番号 : た-1-2
発売日 : 1969/08/05

映画化
「刺青―堕ちた女郎蜘蛛―」
2007年1月公開



546円(定価) 購入


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谷崎潤一郎
タニザキ・ジュンイチロウ

(1886-1965)東京・日本橋生れ。東大国文科中退。在学中より創作を始め、同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊。同誌に発表した「刺青」などの作品が高く評価され作家に。当初は西欧的なスタイルを好んだが、関東大震災を機に関西へ移り住んだこともあって、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的な日本語による美しい文体を確立するに至る。1949(昭和24)年、文化勲章受章。主な作品に『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『細雪』『陰翳礼讃』など。

刺青
少年
幇間
秘密
異端者の悲しみ
二人の稚児
母を恋うる記
注解 細江光
解説 河盛好蔵

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