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【特集 クライムノヴェルに耽る】
飴村 行/久坂部羊/小嶋陽太郎/長崎尚志
【特集 「いい仕事」してます!】
仙川 環/原田ひ香/本城雅人

小説新潮 2016年12月号

(毎月22日発売)

特別定価1,030円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2016/11/22

発売日 2016/11/22
JANコード 4910047011265
価格 特別定価1,030円(税込)
■まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
[お仕事小説ここにあり!]

■目次
【特集 クライムノヴェルに耽る】

現実世界では決して許されない犯罪も、小説の中ならば誰憚ることなく存分に堪能できる。 万引きから嘱託殺人、そして常人のモラルを超えた所業まで――。


◆飴村 行/マアメイド
――母親が連れてきた「センセイ」は、僕の生活を一変させた

久坂部羊/変心
――善悪に絶対などない――ある朝突然理解した久礼子は

◆小嶋陽太郎/(爆)
――いじめられても無表情の彼女を、僕は仰ぎ見ていたのだが

長崎尚志/白馬の王子
――深夜の交番で美女は「殺し屋に狙われている」と言うが

【新連載】
瀬尾まいこ/夏がぼくを走らせる
――軽い気持ちで引き受けたバイトが、こんなことになるなんて……。『あと少し、もう少し』の彼のその後とは

【特集 「いい仕事」してます!】
自分が望んだ仕事に就いて、毎日明るく働いてるヤツなんているのか? 上手くいかない世の中、それでも奮戦する「社会人」たちの肖像。

仙川環/使命
――研究生活を断念させられ、実家の内科部長となった智次。不満の溜まる彼に、病院経営立て直しの急先鋒・倭島が提案したのは……

原田ひ香/敗北の娘
――夫がかつて結婚を意識した女と出張に出かけた。仕事とはいえ落ち着かない香子。そんな中、娘から婚約者が浮気をしたと告げられて

本城雅人/敗者の行進
――新聞記者はスクープが全て。警視庁担当キャップの植島は、何度も特ダネを抜いてきた。だが今、ある記事を前に頭を抱えていた

【特選読み切り小説】
井上荒野/ペルー
――有夢を一人にしたくない。だから学校を休みたくない。でも家族旅行は日月火、になった。すべて母親の仕事の都合だ

◆雪舟えま/おやすみ僕の睡眠士
――様々な事情で良質な睡眠を得られない皆様、ご存知ですか? あなたのお悩みを一時的に解決する手段があるんです!

◆中澤日菜子/2分50秒
――元大学教授の比呂海は最近、チームの練習に参加できていない。ある「仕事」が忙しいのだ。それは誰にも言えない……

夏目漱石没後100周年記念対談】
椎名 誠×中脇初枝/青春文学の王道を突っ走れ
――「坊っちゃん文学賞」審査委員長と第二回受賞者が語る、想像力の飛躍する瞬間。書き始めた当時の熱情が、ここに甦る!

【連載第二回】
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
◆〈シリーズ対談〉中村うさぎ×池谷裕二/脳はこんなに悩ましい2 進化する人工知能篇

【バラエティコラム】
〈わたしの愛用品〉 稲垣えみ子
〈あのとき聞いた音楽〉 サッシャ
〈もういちど会いたい〉 ジョンソン祥子

【連載コラム】
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助/〈ホラー・ミステリ〉村上貴史/〈医療・介護〉東えりか
【好評連載小説】
相場英雄/不発弾 最終回
赤川次郎/7番街の殺人
乾 緑郎/杉山検校
奥田亜希子/リバース&リバース
奥田英朗/霧の向こう
小島慶子/陽だまりの宴
今野 敏/棲月 隠蔽捜査7
西條奈加/八人のゴメス
高杉 良/小説・めぐみ園の夏
高田崇史/鬼門の将軍 最終回
千早 茜/硝子のコルセット
西村京太郎/琴電殺人事件 最終回
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
葉室 麟/玄鳥さりて
山本一力/船旗を替えよ!
山本文緒/自転しながら公転する

【連載エッセイ・マンガ】
阿刀田高/漱石を知っていますか
Oka-Chang/へそのお
黒田龍之助/物語を忘れた外国語
佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱
椎名 誠/銀河系の針の穴
西きょうじ/そもそも
群ようこ/じじばばのるつぼ
矢部太郎/大家さんと僕

「日本ファンタジーノベル大賞2017」募集要項
第四回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告/編集後記

この号の誌面

編集長から

雑誌校了中に起きたこと

 本号の校了中に、アメリカの新大統領が決まった。当日は何の関係もないはずの編集部もザワついて、作業に身が入らない。そういえば以前の校了中にもこんなことがあったなと思い出していたら、それは二〇〇一年九月のことだった。おれはアメリカ史の定点観測者だったのか。
 そのこととあまり関係はないが、今月の二つの特集は「犯罪」と「仕事」。互いに密接に絡み合い、現代人にとって最もアクチュアルなテーマだろう。「クライムノヴェルに耽る」では飴村行、久坂部羊、小嶋陽太郎、長崎尚志の四氏、「『いい仕事』してます!」では仙川環原田ひ香本城雅人の三氏が、それぞれ熱量の高い作品を披露している。時を同じくして、犯罪と仕事の鬩ぎ合いを極限まで追求し続けた相場英雄氏の長編連載「不発弾」が、ついに本号で完結。来年二月には単行本となる。
 そして瀬尾まいこ氏の新連載「夏がぼくを走らせる」は、あの名編『あと少し、もう少し』に続く爽やかな青春小説だ。

小説新潮編集長 江木裕計

第9回 矢部太郎「大家さんと僕」

大家さんと二人で新宿へお出かけ。向かった先は大家さん行きつけの高級百貨店!

Image

■矢部太郎さんのひとこと

伊勢丹以外にも大家さんはご近所の魚屋さんや八百屋さんでお買い物されます。
共通しているのは昔から変わらないお店、人ということ。僕が「最近のスーパーにはセルフレジというのがあってすごいんですよ! 機械で自分でお会計出来るんですよ!」と言っても興味を持たず「何がしたいのですか?」と純粋に質問されてしまいました。確かに、僕たちは何がしたいのでしょうか。


■読者の声

二人のやりとりが最高ですね!
矢部さんのおっとりとした性格に癒されます。(40代・女性)

これって古き良き昭和の「下宿」ですよね? 
僕は50代半ばのオジサンだけど、こんな大家さんなら今からでも下宿して、一緒に「ほのぼの」してみたい! 矢部君が、ますます結婚から遠ざかりそうなのが唯一の心配事です。(50代・男性)

◎これまでの「大家さんと僕」はこちらからご覧いただけます。

次号予告

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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