ハゴク
破獄


吉村昭

驚くべき手口に、大胆な実行力で、四回の「脱獄」成功。犯罪史上に残る無期刑囚を描いた吉村記録文学・畢生の大傑作。

昭和11年青森刑務所脱獄。昭和17年秋田刑務所脱獄。昭和19年網走刑務所脱獄。昭和22年札幌刑務所脱獄。犯罪史上未曽有の四度の脱獄を実行した無期刑囚佐久間清太郎。その緻密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦中・戦後の混乱した時代背景に重ねて入念に追跡し、獄房で厳重な監視を受ける彼と、彼を閉じこめた男たちの息詰る闘いを描破した力編。読売文学賞受賞作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-111721-8
C-CODE : 0193
整理番号 : よ-5-21
ジャンル : 文学
文学
発売日 : 1986/12/20

文学賞
第35回 芸術選奨文部大臣賞 文学

第36回 読売文学賞 小説賞


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吉村昭
ヨシムラ・アキラ

(1927-2006)昭和2年(1927年)5月1日、東京日暮里に生まれる。平成18年7月31日、膵臓癌により病没。死を覚悟したその最期が報じられ、多くの人々の共感を呼んだ。昭和41年、『星への旅』で太宰治賞を受賞。その後、ドキュメント作品に新境地を拓き、『戦艦武蔵』等で、菊池寛賞を受ける。更に歴史小説にも力を注ぎ、多彩な長篇小説を次々に発表。徹底した取材と緻密な構成には定評がある。私小説を軸に、短篇小説の秀作も多い。主な作品は、『破獄』(読売文学賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『桜田門外ノ変』、『天狗争乱』(大佛次郎賞)等。エッセイ集に『わたしの普段着』がある。


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