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父は戦争孤児だった。戦争と人間の真実に迫り、ノンフィクション賞3冠に輝いた傑作!

  • 受賞第7回 黒田清JCJ新人賞
  • 受賞第30回 講談社ノンフィクション賞
  • 受賞第39回 大宅壮一ノンフィクション賞

あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅―

城戸久枝/著

961円(税込)

本の仕様

発売日:2018/08/01

読み仮名 アノセンソウカラトオクハナレテワタシニツナガルレキシヲタドルタビ
装幀 城戸久枝/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-121052-0
C-CODE 0195
整理番号 き-46-0
ジャンル ノンフィクション
定価 961円

父は戦争孤児だった。満州で家族と生き別れ、中国人として育てられた。文化大革命の嵐が吹き荒れるさなか、自力で祖国日本への帰国を果たすが、それは自分を守り、育ててくれた、優しい養母との長い別れも意味していた。父の半生を知りたい。21歳の秋、私は中国へ旅立った――。家族の歴史と運命を描き出し、戦争と人間の真実に迫る。圧倒的評価でノンフィクション賞3冠に輝いた不朽の傑作。

著者プロフィール

城戸久枝 キド・ヒサエ

1976(昭和51)年、愛媛県生れ。徳島大学総合科学部卒業。大学在学中の1997(平成9)年から二年間、中国吉林省長春市の吉林大学に国費留学。貿易会社、出版社勤務を経て、ノンフィクションライターに。国交回復前の中国から1970年に自力で日本に帰国した元戦争孤児の父の足跡を追った『あの戦争から遠く離れて』で、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞、黒田清JCJ新人賞を受賞。同書は、「遥かなる絆」のタイトルで2009年にNHKでテレビドラマ化された。他の著書に、『祖国の選択』『長春発ビエンチャン行 青春各駅停車』『黒島の女たち』がある。

目次

プロローグ――ロング・アンド・ワインディングロード
第一部――家族への道 [父の時代]
第一章 遠い記憶
祖国をめざす行進/命名「孫玉福」/家族の肖像/「小鬼子シャオグイズ」と呼ばれて/占い師との旅/突然の中学受験/風に揺れる小さな花
第二章 失意の底から
狂熱の時代――大躍進/悲しき交心ジャオシン運動/閉ざされた未来/海に落とした針を拾う/「日本民族」という呪縛/初めて出会った日本人/中国籍か、日本籍か/赤十字からの返信
第三章 心、震わせて
満軍関係者への手紙/確認された身元/母の逃避行/奇跡が舞い降りる/覚めない悪夢――文化大革命/国家の壁/胸いっぱいの愛を/長い旅路の果て
第四章 幾つもの絆
再会の時/日本語との格闘/残酷すぎる現実/独立と高校生活と/待ちに待った国交正常化/北京で果たした夢/写真のなかの家族/永遠の別れ
インターミッション
第二部――戦後の果て [私の時代]
第五章 父の生きたあかし
留学生活のはじまり/洗礼は「中国流」/牡丹江のジエジエ/国慶節の再会/終わらない歓迎会/祖母の墓参りへ/家族として迎えた春節/父の親友たち
第六章 傷だらけの世界
長春日本語学校/父からの依頼/消息不明の恩師を探す/生きている「日本鬼子リーベングイズ」/「反日」感情のリアル/善悪の彼岸/単純すぎる複雑な感情
第七章 歴史を生きる者たち
国家賠償訴訟/忘却という暴力/棒読みのシュプレヒコール/中国残留孤児を訪ねて/東京地裁一〇三号法廷/心が叫ぶ声/厚生労働省前の路上にて
第八章 満州国軍と祖父
満州国軍の歩んだ道/軍人としての祖父の姿/日系軍官の苦難/舞鶴港に立つ
第九章 運命の牡丹江
牡丹江再訪/あらかじめ記録された旅/父の育った村へ/父を知る頭道村の人々/「孫玉福」の娘/大河のほとりの真実/語り継がれる物語
エピローグ――精神のリレー
文庫版のためのあとがき
新潮文庫版あとがき
参考文献
解説 野村進

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