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魂の専門家のもとへ脳科学の申し子が訪れた。夢と無意識、心理療法と科学、そして箱庭――「人間の不思議」を真摯に語り合った3日間。解説・河合俊雄(臨床心理学者)。

こころと脳の対話

河合隼雄/著、茂木健一郎/著

464円(税込)

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発売日:2011/07/01

読み仮名 ココロトノウノタイワ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-125230-8
C-CODE 0195
整理番号 か-27-10
ジャンル 科学読み物
定価 464円

人間の不思議を、「心」と「脳」で考える──魂の専門家である碩学と脳科学の申し子が心を開いて語り合った3日間。京都の河合オフィスで茂木氏は自ら箱庭を作り、臨床心理学者はその意味を読む……箱庭を囲みながら、夢と無意識、シンクロニシティとは何かなどをめぐって、話は深く科学と人生の問題に及んでいった。「河合隼雄」という存在の面白さが縦横に展開する貴重な対話集。

著者プロフィール

河合隼雄 カワイ・ハヤオ

(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本におけるユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。

茂木健一郎 モギ・ケンイチロウ

1962(昭和37)年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院物理学専攻課程を修了、理学博士。〈クオリア〉をキーワードとして、脳と心の関係を探究している。著書に『脳と仮想』『ひらめき脳』『生命と偶有性』など。

目次

第一回 こころと脳の不思議
ユングは人間の何を見ようとしたか
学生時代の箱庭体験
安易に「言語化」することの怖さ
夢の意味を自分で考えてみる
心の盲点が夢に現れる
「気づき」の感覚を忘れた科学
「関係性」とは心のつながり
「愛は盲目」は脳科学的に正しい
「中心統合」の欧米、「中空均衡」の日本
「三年に一人、本物が出ればいい」
無用な決まりごとが多すぎる
「診断を下す」ことが患者を苦しめる
「私」とは「関係の総和」
変化という「可能性」に注目する
脳科学では心の一部分しか見えない
近代科学が排除してきたもの
ひとつの事例は普遍に通ずる
話を聞くだけで疲れてしまう人
人は極限で同じ心の動きをする
第二回 箱庭と夢と無意識
箱庭のなかの「生」と「死」
「わからない」ことを大事にする
ニワトリが牛耳る不思議な世界
箱庭をして帰って行ったゴリラ
世界全体を見ている「誰か」
そのアイテムを選ばせる「無意識」
東洋人の箱庭には自然が多い
無意識をつかみ出すとっかかり
「シンクロ」はどうして起こるか
非因果的連関をおもしろがる
因果のしがらみを解きほぐす
箱庭で体験するシンクロニシティ
世の中を縦糸と横糸で見てみる
関係性でのみ成り立つ確実性
科学主義との果てしない戦い
箱庭をしているときの脳活動
科学と「人生」との乖離
身の上話に夢中になる運転手
「運命の人」も文脈のせい?
第三回 「魂」を救う対話
脳治療の倫理的課題
脳科学に限界はあるか
夢のなかで「意味」がつながるとき
自己矛盾を解決するための装置
言語に依存しすぎの現代人
相手の苦しみを正面から受け止める
「中心をはずさずに」
相づちの達人
相手の「魂」だけを見つめる
治療が必要かどうかの見きわめ
「偶然」というものを大事にする
何年も経って意味がわかる夢
全体に、平等に注意力を向ける
数学から心理学の世界へ
脳科学の「科学的真実」への疑問
現代人の不安の根本原因
「関係性」を扱う科学は生まれるか
答えを与えるより、悩みを共有する
「わかった気になる」落とし穴
解説 河合俊雄

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